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中之島のバラ園が一部オープンしてます☆(バラの画像90種付き)
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中崎町のおされカフェが束になっても「クイーン」には勝たれへんと思うの巻
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細野さんの特徴って、既視感だと思う。
細野さんといえば、ため息が出るほどたくさんのカードを持っていて、地球博覧会的アルバムをいくつも展開してきたし、新しい意匠を纏うのも常の人だけれども、芯にあるのは、やっぱり既視感とでもいうべき懐かしさで、でも、ベタベタしていない、フィルムのなかに映っているような既視感が、細野さんのすごさなのだと思う。
この、フィルムのなかに映っているような、というのは、僕にとっては大切なことで、要するに、フォーク的な意匠を纏っているときでも、そこにはきっちりと批評が含まれているから、無邪気に情緒に流れていかない。そこがね、僕は好きです。
これは、照れ、と言ってもいいと思うんだけど、都会育ちの洗練には、こうした照れがたっぷりと含まれているのだと思う。照れであり、根を持たないコンプレックスの表出でもあるのだろうけれども、都会で育ち、なにかを表現しようとするのなら、そのようにしかやりようがないと思う。
そう、都会の洗練で生きるのなら、照れやコンプレックスと向き合うしかない。
土地に根を張っているのなら、その土地から沸き上がるエネルギーをしっかりと受け止めるしかない。
最悪なのは、都会にいて地方への憧憬的な表現であったり、地方から都会への憧れを照れなく表現することだ。そんなものはテレビのなかにはアホみたいにあるけれども、やっぱり、そんなものは要らない。
細野さんは、そんな場所からは、一万年光年離れた場所で音楽をやりながらも、ときどきテレビやマスメディアに接近したりしているところが、とっても軽やかでいい。
照れつつ、根無し草の出自を生かして、ひょいと越境してしまう。
その、ひょい、の動きがね、細野さんはとってもスタイリッシュで、そのあたりは都会育ちならではの洗練だなあ、と思う。
この「恋は桃色」が入っている「HOSONO HOUSE」は、地球博覧会的アルバムを展開していく直前の、細野さんが無防備に裸を開陳した、とても私家版的なアルバム。
リズムはヨレヨレだし、音はかぶりまくってるし、結構、ムチャな演奏とレコーディングだけど、いろいろと照れが見えて、いい。とても、いい。
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