大阪市の北区をグルグル巡るブログ | 大阪市の北区メインでいろいろ仕事をしてます。仕事場も住んでるところも大阪市北区なので、北区をグルグル巡って、目にしたもん耳にしたもん感じたもんを、つらつらと書いています。

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【TJWK】モチーフサーキット@北区社会福祉協議会を開催しました☆
久しぶりの、ニットで被災地を支援するThink Of JAPAN While Knittingです。
久しぶりと言っても、僕のブログにエントリーするのが久しぶりなだけで、活動は常時続いています〜。
イベントをやっていないだけで、全国でモチーフを編んでくれている人たちは今も定期的に送ってきてくれはりますし、主要メンバーは、モチーフのコーディネイト、繋ぎ等、日夜取り組んでくれてはります。
僕は、イベントや展示の仕込みをしたり。などなど。

さて、9月はイベント月間。
9月12日(水)、梅田にある大阪市北区社会福祉協議会にて、モチーフサーキットを開催しましたです☆
しかも今回は、めでたく、北区社協さんとの共催です。
そのおかげで、今回は、北区の広報紙にも告知を掲載していただきました。

北区社協さんは、TJWKを立ち上げた最初の段階でお声かけさせていただいたところです。
なんの資源も権限も持たないTJWKが活動を広めていくとき、活動の主旨を理解していただき、協力していただけるところがなければ、今のようなひろがりを持つことはできませんでした。
北区社協さんには、そうしたご理解とご協力を惜しみなく提供していただいていて、イベントの告知から集客、会場の提供からスタッフの提供、イベント製作の際のこまごまとした心配りまで、ほんとにね、もう、隅々まで協力してくれはります。TJWKの重要なパートナーです。

今回も、そんな北区社協さんのおかげで、素敵な素敵なイベントとなりました。

会場入口のところには、こんなふうに案内のポップが。こういう細やかなところって、TJWKだけじゃまわらないんですよね。ほんまにね、こういうことの積み重ねがすんごくありがたいです。


TJWKモチーフサーキット@北区社協


今年のモチーフサーキットは2年目だから完成作品がたくさんあって、参加される方にここで編んでいただくモチーフがどんな作品になっていくのかを実際に見てもらうことができます。

TJWKモチーフサーキット@北区社協


平日のお昼開催だったのにもかかわらず、約40人の方があっという間に集まってくれました。
若い人から年配の方まで。世代を超えて集まるのが、このプロジェクトのいいところです。
まだ主催者のあいさつもしてないのに、みなさん、席に着くなり編み針を手にしてモチーフを編みはじめてはります。

TJWKモチーフサーキット@北区社協


早速、おなじみの光景が繰り広げられました。
腕に覚えのある人が、初心者の方に教えてくれています。
こういう光景が自然に展開され、こういうことがきっかけで参加者同士で仲よくなってくれます。
わからない人すべてに教えてまわることは、主催者サイドだけでは不可能。こうやって、隣の人が教えてくれはるというのが、一番いい光景。

TJWKモチーフサーキット@北区社協


こうやってみなさんが黙々と編んではるというのはじつは珍しい光景で、ワイワイとお喋りしながらのほうが圧倒的に多いですね。
なかには、手が止まって口だけが動いている人も(笑) でも、それもまた楽しみのひとつで、このプロジェクトのいいところでもあるんです。
TJWKの被災地支援は、人と人とが繋がることで、小さなひとりひとりの力を大きくしようというものだから。

TJWKモチーフサーキット@北区社協


今回は、地元のケーブルテレビ「J COM」さん(ジェイコムチャンネル デジタル111)が取材に来てくれはりました。
来週、9/17(月)〜23(日)までの6日間、
月曜〜金曜 8:30〜、12:00〜、15:30〜、19:00〜、22:30〜
土・日 8:30〜、12:00〜、15:30〜
「週刊 情報スロット」
って番組で、毎回流してくれるそうです。平日なんて、1日になんと5回放映☆
大阪市の北区をはじめ、都島区、城東区、東成区、旭区、鶴見区、中央区、淀川区、東淀川区、阿倍野区、住吉区、天王寺区、東住吉区、平野区、生野区が放送エリアですと。ご都合つく方は、ぜひ☆

TJWKモチーフサーキット@北区社協


モチーフサーキットでは、毎回、ゲストスピーカーを招いて、震災や復興にかかるお話をしていただきます。
今回は、福島在住の方で、震災後、大阪に疎開しておられる森松明希子さんをお招きして、「被災者の今」と題して、被災直後の状況や現状をお話していただきました。

TJWKモチーフサーキット@北区社協


ごくごく一部だけど、要約してみます。

森松さんは、現在、ご主人と、4歳4ヶ月の息子さん、1歳8ヶ月の娘さんの4人家族です。
福島県郡山市在住で、被災され、昨年のGW明けにお子さんとともに大阪に避難してこられました。
ご主人は仕事のため、お一人で福島に残られています。

震災が起こったとき、森松さんのご主人は仙台へ出張中、息子さんは幼稚園へという状況で、森松さんと当時生後5ヶ月の娘さんだけがご自宅におられたそうです。
幸い、そこではケガはなく、右往左往したけれども、夜には家族4人が無事に再会を果たすことができたとのことです。
もちろんそれまでには大変な思いをされていて、ひとつだけ紹介すると…。
自宅マンションの給水タンクが地震で壊れ、天井からも床からも水が浸入してくる状態(全部屋で水深10〜15cm!)となり、また震度4クラスの余震も続き、家から脱出する決意をされたのですね。
でも、娘さんはまだ5ヶ月。おんぶヒモは、首が据わる生後6ヶ月頃から使用できるもので、首が据わっていることを祈りつつ、一か八かで娘さんを背負って、マンションの8階から階段を下りたのだそうです。

ご家族全員が無事だったとはいえ、そのような困難で悲惨な体験を数えきれないほど重ね、避難所生活も経験し、森松さん一家は、ご自宅と家財道具のすべてを失いました。
さらに、震災直後の原発事故による放射能汚染が深刻で、やむをえず、家族がバラバラになってしまう福島と大阪の二重生活の道を選ばれました。それが、昨年の5月のことです。

幼いお子さんたちの健康を考えて決意された二重生活だけれども、それは想像していた以上にしんどいものだと、森松さんはおっしゃいます。
まず、福島と大阪の二つの世帯の生活維持、ご主人が大阪の森松さん母子に会いにこられる交通費など、経済的な負担が家計を圧迫します。しかも、森松さん家族が住んでいた福島県郡山市のご自宅は、原発から60km離れていることで避難勧告や避難指示が出た地域ではありません。なので、避難したからといって、国や自治体からの援助は一切ありません。

それでも郡山市では、かなり除染した場所ですら、放射能測定器の示す値は目を覆いたくなるような数値なのだそうです。
いっそ、妊婦や乳幼児のいる家庭だけでも避難退去命令を出してくれたらいいのに、と、何度思ったかしれない、とのことです。
汚染地域から瓦礫を運び出すことも大切だけれども、将来のある子どもたちや人をこそ運び出すべきだと、森松さんは痛切に感じておられます。

ご主人は、月に一度、お子さんたちに会えればいいほうなのだそうです。それすらも叶わないときも、あります。
通常の単身赴任と決定的に違うのは、いつまで、という任期があるわけでなく、先がまったく見えないことです。
長期にわたってこの生活が続くことを考えると、お子さんの精神面が心配です。そして、口にこそされなかったけれども、お子さんたちだけでなく、森松さんやご主人の心の健康も。
生後5ヶ月だった娘さんは、ほぼお父さんを知らないままに育ってしまっています。
そのお父さんは、月に一度、700km以上離れた大阪まで一人で車を運転されて高速道路を飛ばしてやって来られ、束の間、ご家族の顔を見、24時間も滞在できずに再び車を走らせて戻っていかれます。

福島に残れば目に見えない放射能の恐怖に怯え、大阪に来れば、不安定な生活と家族バラバラの日常を強いられ…、震災以降、今もって、ご家族全員、心も身体も休まるところがない状態です。

福島では、夏でも朝晩は涼しいし、日中も風が通るので、エアコンを入れることは稀だったそうです。
それが大阪だと、夏でも冬でもエアコン+空気清浄機という生活に一変します。
こうした、当人にとってはあたりまえだった生活のちょっとしたことが一変し、ちょっとしたことでも積もれば、それはストレスになりますね。
しんどいことだと思います。

逆に、大阪に来られてよかったと思えることも、少しは持っていただいているようです。
ボランティアの方たちが、夏に、キャンプに連れていってくれたり。
引っ越しを手伝ってくださる方がいて、その間、赤ちゃんの面倒を見てくださる方がいて、また、被災者や避難者の方たちの交流会に参加する機会があったり…、少しでも大阪での生活がよいものになり、森松さんご家族全員の生活が再建できるよう、そのお手伝いをしている方たちと触れ合えている。その事実は、僕たちの心を少しは和ませてくれるものでもありますね。


僕たちがやっていることも、ほんの少しでもいいから、ホッとしていただけるものであったならいいな、と、少しだけ思いました。
なによりも、実際に被災された方の生の声は、関西で生活していると、なかなか耳にする機会はありません。僕たちが支援しようとしている人たちはこういう人なんだ!と、具体的に知ることができた、貴重な機会でした。




震災を奇貨として日本はひとつになった!なんて言論がいっとき流れたけど、あれは嘘だなあ、と、森松さんのような方のお話を聞いたり読んだりするたび、つくづく思います。
震災直後、日本は連帯を取り戻した、かもしません。
ネットは震災情報で一色になり、義援金はあっという間に記録的な金額へ駆け上がり、官房長官がなぜか英雄になり、多くの人は(僕も含め)、日本は、この未曾有の災害を奇貨として、公共の精神を取り戻し、新しい国に生まれ変わるのかもしれない、そうならければならない、と夢見ました。

でも、そんなのは、半年持たなかったですね。
放射能の問題は地域をバラバラにし、福島周辺で幼いお子らを抱える親たちは、聞き慣れない放射線専門用語に囲まれながらも、ひとりひとりが孤独な決断を強いられています。森松さんこそが、そうした母親です。
その福島に嫉妬まじりの視線を向ける被災地他県民や、ヒステリックの烙印を押された避難対象地域の母親たちと、彼女らに嘲笑を向ける自称・理系の研究者たち。終わりなき日常vs日本再生で互いに相手を折伏しようとするネット言論。。。
ひとつになどならず、「僕たち」は、バラバラに引き裂かれてしまったのではないか、との思いが、僕には、ずーっとあります。

ニットの針も糸も握ったことすらない僕がTJWKを続けているのは、この活動が、そんなバラバラに引き裂かれてしまった僕たちを、再び、成型し直す作業なのだと思っているからです。
TJWKの素敵なところのひとつは、「ニット好きが、大好きなニットをすることで震災支援に繋がる」という、楽しみや歓びがあることですが、このことを接着剤として、被災地への思いや、自身の喪失や、救いや、その他諸々の思いが繋がっているので、そのせいで、ヘビィな状況を回避できているように思います。
震災支援という観点からだけ見ると、僕らの心持ちは、ずいぶんと利己的かつ牧歌的かもしれません。でも、その軽やかさがなければ、僕自身、続けていくことがしんどいです。

でも、そんな心持ちのおかげで、ポジティブな言葉も、たくさん紡がれました。
この言葉たちが発せられた基点のひとつには、まぎれもなく、「楽しさ」や「歓び」があって、それゆえに、「共感」を得ることができるのではないかと、そんなふうに思うのです。
たとえ、その言葉たちは当事者の営みのなかから、かつがつ紡がれた不安定な言葉なのだとしても、僕は、「共感」を得るのではないかと、感じています。
僕たちは被災こそしていないけれども、バラバラにされてしまった当事者です。そのような当事者として、震災や復興支援にかかわっています。だからこそ、紡がれる言葉は臆病だし、不安定です。それでも、そのようにしてかつがつ絞り出された言葉というのは、「共感」を得るのではないかと、僕は、やっぱり思うんですね。

今年の春、最初のサイクルを終えたときに、やはり大きな力でこのプロジェクトにかかわってくださっている関大の与謝野先生が、図らずも、僕の思いを後押ししてくれるような言葉を紡いでくれました。
TJWKは、失われてしまった言葉や奪われてしまった言葉を取り戻す作業、編み直す作業、だと。T,J,W,Kという無機質なローマ字の羅列は、今やTJWKという大切な言葉になった。いつの日か、ボロボロになってしまった「絆」や「つながり」といった言葉を取り戻すだろう、と。


貴重なお話をしてくださった森松さんは、お話のあと、ひとつひとつのテーブルをまわって、参加された方たちと楽しくお話されていて、これだけでもやってよかったなって思いましたね。

TJWKモチーフサーキット@北区社協


かかわるすべての人が、喪失と再生の物語を紡ごうとする。TJWKは、そんなプロジェクトです。
今回のモチーフサーキットも、素敵な時間を過ごすことができました。
参加された方、かかわってくださった方、貴重なお話をしてくださった森松さん、ありがとうございました。

最後、モチーフサーキットに参加してくださった方々の、素敵な笑顔を。

TJWKモチーフサーキット@北区社協

TJWKモチーフサーキット@北区社協

TJWKモチーフサーキット@北区社協

TJWKモチーフサーキット@北区社協

TJWKモチーフサーキット@北区社協

TJWKモチーフサーキット@北区社協

TJWKモチーフサーキット@北区社協

TJWKモチーフサーキット@北区社協

TJWKモチーフサーキット@北区社協



【お知らせ】
次回、大人気のグラニーバッグの講習会を行います。

「グラニーバッグをつくろう!」
日時:9月29日(土)10:00〜12:00 13:00〜15:00(午前午後どちらでも、あるいは両方参加可)
場所:大阪市北区社会福祉協議会 在宅サービスセンター
材料費=講習費:1個5,000円(3,000円が被災地支援のために寄付されます)

申込等の詳細はHPを→http://atricot.jp/tjwk/motif_cercit.html

全国から集まったモチーフをコーディネートし編み図をパックしたキットをご購入いただき、グラニーバッグの講習を行います。
ご購入いただいたキットの代金は全額が被災地の支援のために寄付され、もちろん講習でつくったグラニーバッグは、世界でひとつだけのオリジナルとして、ご自身の生活に彩りを与えてくれます。
さらに、ニットの腕も上がる!
一粒で二度も三度も美味しいイベントです。
事前申込制なので、興味のある方は、ぜひご予約くださいませ☆







企業のCSRについて思うこと
今、CSR(企業の社会貢献)というのが大流行りで、僕んところにも、ときどき、企業さんから問い合わせがありますねん。
CSRしたいんだけど、なにがありますかね?と。
行政なりなんなり、しかるべき機関に問い合わせてメニュー提示してもらうのもひとつの方法だとは思うのだけど…、あれって、なんなんでしょうかね?
上から言われて、現場の人間はわけもわからずに、ってことなのかもしれないけれども、人から言われてやる社会貢献なんてのは、つまらん時間の使いかただと思いますけどね。

それだったら、とりあえず自社の周りの掃除でもしたら?って、一応、そんなふうに答えてます。

自分が働いている土地や生活している土地で、日々感じる不便や不幸があって、なんとかしたいなと思って、重い腰をちょっと上げてみる。それがビジネスに馴染むことなら商売にすればいいし、ビジネスに馴染まないことならボランティアとして取り組めばいいので
は、と、僕は思うのですよ。ビジネスもボランティアも、社会の某かの役に立っているのだとしたら、それは社会貢献だろうし。
なんにせよ、なにか感じることがあって、自分みたいな人間でもなにかできるんじゃないのか、というのがスタート地点だと、僕は思います。でないと、楽しくないし。

とりあえず自社の周りの掃除でもしたら?ってのは、いじわるで言っているのではなくて、なにをやったらいいのかわからんけどなにかやらないとダメなのですよ、って人にとっては、それが一番近道だと思うからです。
それやってると、きっとね、誰ぞが声を掛けてくれます。人と触れ合うキッカケが生まれます。そういうのを糸口にして、きっとね、いろんな話が舞い込んでくるんですよ。そのなかには、地域でこんな課題があるんだけど、お宅の会社はこんなことが得意そうだから協力してくれない?みたいな話があったりするんです。

CSRのキモは、じつは、企業が地域に根ざすことだと、僕は思っています。根ざし、地域の一員となることで、地域の課題に地域の人たちと一緒になって取り組んでいく。そうやって地域の信頼を得ていく。
そのようにCSRを進めることで、引いては企業価値を高めていく。CSRの理念って、そういうことでしょうに。

なにをやっていいかわからないけどなにかやらねばならないと思っている人たちは、地域のために汗をかく用意があります、と、デモンストレーションしてみせるために、まずは自社の周りの掃除から

これが一番手っ取り早いと、僕は思いますヨ。

子ども向け防災イベント「イザ!カエルキャラバン」を開催しました☆
本業が忙しすぎて、久しぶりの更新となってしまいました。

9月1日(土)は、防災の日。

僕は、地域の福祉団体、北区社会福祉協議会のなかに設けられている「北区地域福祉アクションプラン推進委員会」というところに参加していて、北区の防災について考えたり、防災意識を高める事業に取り組んだりしています。
防災への興味は、じつは人並み程度にしかないのだけれども、ニットで東北の被災地を支援するTJWKを運営していることもあって、いろんなご縁から、この活動に参加しています。
ほんとね、この活動に参加しているメンバーが素敵な方たちばかりで、それが一番大きいかな。その人が好きだから、というのは、本業であれボランティアであれ、仕事を選ぶ基準になってます。

まあ、そのあたりのことはともかくとして。
この委員会では、今年の春先から、9月1日の「防災の日」にターゲットを据えて、子どもたち向けの防災イベントを開催するために取り組んできました。

地域単位で、マンション単位で防災訓練を実施した場合、自治会長さんやとりまとめの方の尽力があれば、一定数の方が参加されます。
ご尽力次第で、一定の成果をあげることはできます。そうした事例も、実地に拝見することもできました。そこから先、たとえば、子どもたちに防災意識を持ってもらうことはできないだろうか、と、そんなことを課題に据えて、春先から取り組んできました。

「イザ!カエル・キャラバン」というのが、あるのですね。
これは、全国で展開されている、おもちゃの物々交換プログラム「かえっこバザール」のシステムをベースに、ゲーム感覚あふれる防災訓練を組み合わせることで、参加するお子たちに楽しみながら防災の知恵や技を学んでもらうというイベントなのですね。
NPO法人プラス・アーツと美術家の藤浩志さんが開発した新しいカタチの防災訓練プログラムで、日本全国だけでなく、世界にもひろがっているプログラムです。
これだと、これまでの防災訓練にあまり参加してこなかった若いファミリー世帯が、積極的に参加してくれるのです。

コンパクトにまとまった詳細はこちらを。
http://kaerulab.exblog.jp/

これをやろう!と。

イザ!カエルキャラバン

春先からこっち、このイベントを実現するべく、取り組んできました。いやー、充実した日々でしたね。

北区社協が中心となって、プラスアーツさんとの交渉、行政、消防署との連携、ボランティアスタッフの募集、小学校を通じての広報…、そうした組織づくりや組織としての動きのほか、べつの会場の様子をみんなで見学に行ったり、リハーサルをしたり…、なんせはじめてやるイベントなので、やろう!という意気込みと、やれるのかな?という不安とがないまぜになった、そんな時間のなかで、さまざま取り組んできたのでした。

7月に行ったリハーサルは、こんなかんじで。

イザ!カエルキャラバンin北区


テーマがど真ん中ということもあって、北消防署がガッツリ協力してくれはりました。
防災訓練のプログラムだけじゃなく、着ぐるみショーもやってくれて、そりゃ楽しかったですね。
北区社協を接着剤として、さまざまな人たちが集まりました。
カルビーさん、りそな銀行さん、中電工さん、ECCさん…、CSR(企業の地域貢献)に積極的に取り組んでくださっている企業さんたちや、大学で防災や安全について学ぶ学生さんたち、社協の職員さんたち、区役所の職員さんたち、ノウハウを提供してくださったNPO法人プラスアーツのみなさん、そしてもちろん、地域の方たち、ボランティアでおもちゃの修理をされているおもちゃ病院の方たち…。さまざまな方たちが、それぞれの思いを抱えて、このプロジェクトに取り組んでこられました。
僕も、クリエイターのひとりとして、できることを。
そうそう、TJWKも、震災繋がりで隅っこの方でちょこっと参加させていただきました。そこでまた、興味を持ってくださった方たちとも新たな繋がりが生まれたりもしました。

9月1日に開催したイベントで実際に行った防災プログラムは、こんなのです。

水消火器で的当てゲーム
起振車による地震体験
バッテリーカー
ジャッキアップ
毛布で担架をつくろう!
ロープ結束実習
紙食器づくり
防災指南の指人形芝居「おたま劇場」
北消防署のキャラクター、びんちゃんのステージ
大阪市消防局とタカラトミーがコラボして誕生したキャラクター、セイバーミライのステージ

以上の防災プログラムに、子どもたちに大人気の、ポイントを介したおもちゃの物々交換会「かえっこバザール」をリンクさせています。
さらには、壊れたおもちゃを無料で修理する「おもちゃ病院」
北区社協アクションプラン推進委員会の別組織から「あいさつポスター」と「ハンドマッサージ」を。

いろんなものを組み合わせて、やったんです。

お子たちには、北区内の全小学校に、学校を通じて児童全員に行きわたるように、チラシを配布していただきました。9月1日は、今年は土曜日だから、まだギリギリ夏休み。なので、1学期の終業式までにはチラシを用意せねばならず、早くから取り組んだ甲斐がありました。

関係各署との調整に奔走された方、
何度もプログラムのリハーサルをされた方、
練りに練った台本を書いてくださった方、
当日、たくさんの汗をかいてくださった方、
この取り組みをしていて、すごく素敵だな!と思ったのは、参加された方すべての人が、本気で取り組んではったことです。
付き合い上のイヤイヤだったり、しらけていたり、せっかくボランティアで時間を割いて参加していて、そんな空気に触れるのはつまらないじゃないですか。でも、そーゆーのが一切なく、誰もが本気で!ってところが、参加していて、とてもよかったんですよ。仕事でもなんでもそうだけど、やるんだったら本気でやらないとおもしろくないじゃないですか。そういう、いい時間を、このプロジェクトに参加しているあいだじゅう、過ごすことができたんです。それがね、個人的には最大の収穫。

当日は、お子たちが550人も来てくれて、たいそう賑わいました。
また来年、機会があればやりたいですね。


以下、当日の様子を。


家や家具の下敷きになった人を救い出すために、かぶさっている家や家具をジャッキで持ち上げ、下敷きになっている人を救い出す訓練。消防隊の方や地域の方がインストラクターとなって、お子たちを一緒になって救出ゲームをします。

イザ!カエルキャラバンin北区


毛布を使って担架をつくります。
担架がないときでも、毛布の端を丸めて持ち上げると、意外とカンタンに持ち上がるんですね。
この、毛布の端を丸めるというのがポイント。持ちやすくなるんです。

イザ!カエルキャラバンin北区


こちらは、ロープの結束方法を学ぶコーナー。
ロープ結束は、いろんな場面で役立つので、大人も子どもも覚えて損はない知識。
地域の方、消防士さんたちがインストラクターとなって、お子たちに教えます。

イザ!カエルキャラバンin北区


こちらは、紙食器づくりのコーナー。
新聞紙が1枚あれば、コップからお皿までなんでもできちゃいます。これも覚えておいて損はない、いろんな場面で使える技ですね。

イザ!カエルキャラバンin北区


屋外会場では、水消火器を使った的当てゲーム。
的は消防士さんたちの手づくりです☆

イザ!カエルキャラバンin北区


起振車による、地震体験。
震度7弱というのを、僕も体験してみました。
立つとか、普通に無理ですね。。。
これは疑似体験なので、シートベルトを締めて体験します。それでも、えげつない揺れ。

イザ!カエルキャラバンin北区


消防からバッテリーカーも登場。
ゴーカート気分で、お子たちも楽しそうに運転してました。

イザ!カエルキャラバンin北区


屋内会場は、えらいことになってました。
なんと、550人の人が来場してくれましたから。
写真に写っているTVカメラは、関西テレビさんが取材に来てくれたもの。
この日の夕方17:30〜のニュースで、約1分、結構詳しく紹介してくれました。

イザ!カエルキャラバンin北区


親御さん向け休憩コーナーでは、TJWKの被災地支援ニットカフェコーナーを開設。
最初から最後まで人が途切れることなく、たくさんの人が編んでくれ、興味を持ってくれはりました。

イザ!カエルキャラバンin北区



その隣では、ポテチのカルビーさんが取り組んでおられる「みちのく未来基金」のPRも。

イザ!カエルキャラバンin北区


ステージに目を転じると、防災意識を高め、防災指南をする指人形芝居「おたま劇場」が開催されてました。

イザ!カエルキャラバンin北区


裏では、慣れない指人形芝居に汗だく☆
この芝居を担当してくれた方は、ご自身が所属する学会に参加するためにスイスに行っておられ、この日の朝に帰国、その足で会場へ駆けつけてくれはりました。すごいっ!

イザ!カエルキャラバンin北区


このイベントは、おもちゃの物々交換「かえるキャラバン」とリンクさせたイベントなので、じつは、おもちゃの受付が一番忙しかったりします。
実習生の学生さん、いろんな企業からのボランティア参加の方たちが大奮闘してくれはりました。
受付を手伝ってポイントをもらいたいお子たちもいるので、そういうお子たちにも手伝ってもらって。

イザ!カエルキャラバンin北区


同時開催で、「あいさつポスター」のお絵かき会場も。
予め描いた「あいさつポスター」を持ってきてくれたり、この場所で絵を書いてくれたお子たちには、かえっこバザールで使える「かえるポイント」を気前よく進呈☆

イザ!カエルキャラバンin北区


ハンドマッサージのコーナーも同時開催☆
北区社協アクションプランの別のセクションでは、ハンドマッサージ運動に取り組んでおられます。

イザ!カエルキャラバンin北区


そして、ステージでは、北消防署のキャラクター、びんちゃんとめいちゃんがショーを。
中の人が消防士さんなので、動作がきびきびしていて、ゆるキャラとは真逆の魅力があって、なっかなかカッコいいですっ!

イザ!カエルキャラバンin北区


びんちゃん、すでにどこに行っても大人気☆

イザ!カエルキャラバンin北区


このあとは、やはり北消防署による、防災クイズをからめた「セイバーミライ・ショー」。
大阪市消防局とタカラトミーがコラボして、なんかカッコいいキャラがいるんですよ。

イザ!カエルキャラバンin北区

イザ!カエルキャラバンin北区                   


最後は、厳選されたおもちゃを集めて、おもちゃのオークション。
これ、めっちゃ白熱しますっ!結構、意地と意地のぶつかりあいみたいになってたな(笑)

イザ!カエルキャラバンin北区



というわけで、13時〜16時まで開催した「イザ!カエルキャラバン」も、無事に終了。
なんのトラブルもなく、大成功だったと思ってます!

あ、途中、ゲリラ豪雨に襲われたんだけど、その雨もイベント後半には止んで、屋外イベントも無事に開催することができました。

そして、イベント終了後、ほどなくして青に澄んだ空には、虹が。それも二重☆
最高のしめくくり。
やったね!

イザ!カエルキャラバンin北区



おまけ。

夕方の関西テレビのニュースで紹介されたニュース映像です。約1分のなかなか詳しい紹介をしていただきました。
オレもなにげに映ってます(笑)





その他、たくさんの画像をFacebookにアップしてあります。
Facebook アルバム「イザ!カエルキャラバン」


イザ!カエルキャラバン in 北区

日時:9月1日(土)13:00-16:00
場所:北区民ホール

主催・協力
大阪市北区社会福祉協議会
大阪市北消防署
NPO法人プラスアーツ
Think Of JAPAN While Knitting関西
みちのく未来基金
関西大学社会的信頼システム創生センター


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