阪急三番街の西側、DD HOUSEがある周辺を芝田商店街というのですが、あのあたり、あまり人の口の端にはのぼらんですけれども、じつは、隠れた名店とでも呼びたくなるようなお店が、たーくさんあります。
場所柄、有名人が訪れるお店も多く、どのお店も、それこそプロ野球選手、歌舞伎役者、舞台役者、文化人、アナウンサー…、それも、食道楽で名が通ってる人たちのひとりやふたり、確実に常連さんを抱えてます。
うちの店は○○さんに贔屓にしてもらってます!なんて下品な自慢を声高にしないお店が多いので、そのあたりのことがあまり知られていないのは、そんなことをいわなくても、味と値段で勝負できるからですわ。
だからこそ、グルメ有名人も、ちょこちょこやって来る…、いい循環ができてますな。
さて、そのなかのひとつに、松阪和牛亭というお店があります。
阪急のガード下、DD HOUSEの向かいくらいに、あります。
サイトはこっち。
↓
芝田商店街 松阪和牛亭ここはですな、店名の通り、松阪牛をタンノーさせてくれるお店なのです。
国産黒毛和牛を厳選!ってお店はたくさんありますが、ここまでこだわり抜いたお店は、そんなになかろう!と、断言できるお店です。有名人もたくさん来てるみたいですが、ま、それについてはお店の人にでも聞いてみてください。
もちろん、それなりのお値段はするので、そうそう気軽に行ってはいられないのですが、今回、某お仕事で取材を申し込みまして、快くオッケーをいただいたのでした。
ただし、僕が食べて取材するんじゃなくて、モニターさんを連れていって、僕はその様子を取材するという…、ということは、僕はありつけんのか?(笑)
いいなあ、モニターさん。僕の知り合いだけど…。
さて、気を取り直して、レポートします。
お店は、阪急のガード下とは思えん、落ち着いた雰囲気です。場末の焼肉屋さんで松阪牛!とか、そういうシチュエーションが個人的にはかなり萌えるのですが、そういう特殊趣味の持ち主はもちろん相手にしていなくて、ここだとデートコースにドンピシャで組み込める雰囲気です。
嬉しいのは、メニューに、肉の部位がマトリックスになって表示されていて、肉の性質がひと目でわかるようになっている点ですな。最近の焼肉は、珍しい部位の肉が増えてきたので、こーゆーのがないとわかりません。でも、意外と、こーゆーのが用意されていないお店が多くて、それで知ったかぶりをせねばならんという…(笑)
「柔らかい←→歯ごたえ」が縦軸で、「脂が多く甘い←→あっさり」が横軸で、ふたつの軸を基準に、さまざまなお肉の部位が配置されてます。「いちぼ」や「ひうち」なんて珍しい部位も、柔らかくてあっさりのお肉なのね、と、一発でわかります。
タレとして出てきたのが、これ!
醤油と甘ダレと塩の3点セット。
もう、お肉そのものの味を堪能してもらうだけ!といわんばかりの、お店の自信がみなぎってます。醤油には静岡産本ワサビがついていて、自分でおろします。
ここまでこだわるか、普通。料亭並みのこだわりです☆
この、ワサビをおろしているあいだって、食欲がそそるというか、期待値が膨らんで、いい時間ですね。あ、僕は取材しているほうなので、見てるだけですが…。ところで、余ったワサビって、持って帰ってもいいんだろうか?(笑)
なんにせよ、こーゆーのがあると、演出もバッチリですな。
お店の説明だと、静岡県の提携農家から仕入れる本ワサビと、こだわり醤油、イタリアはシチリア島の岩塩などをブレンドした和牛亭オリジナルの塩、3日間寝かせてつくる、白ご飯がよく進む甘ダレの3種が用意されてます。
こだわりかたがハンパじゃありません!
で、肉登場。
肉はもちろん、浸けダレ肉じゃなくて、正味、肉質だけで勝負できる、そのまんまの肉。そりゃそうだ。霜降りのキメが超細かいです!
そして、それぞれのお皿に、お肉の種類が書かれた札が添えられています。これがまた、リッチなかんじを演出してます。
こんなかんじです。
↓
特上塩タン、分厚いです。6mm厚☆
タンは、分厚く切ったほうが美味いと思うのは僕だけ? や、タンは、絶対に分厚く切ったほうが美味いです☆ 歯ごたえが楽しめて、いいです。
網に乗せて、肉汁が表面にジワッとあがってきたら引っくり返すサインです、と、お店の方が丁寧に説明してくれます。引っくり返すのが早いと、網に引っついちゃうんですよね。
これ! タンなのにステーキみたいです!美味そう〜。
続いて登場したのが、クラシタ。
肩ロースですね。ステーキハウスだと、リブロース。一般的には特上肩ロースとして出すクオリティのものを、うちでは上肩ロースとして出している、と、お店の説明。
まじで、信じられん柔らかさです。こんなもん、塩かワサビ醤油で食べないと、もったいなさすぎます。タレとか、ありえん!
松阪牛のいいところは、肉の甘さ、柔らかさもさることながら、臭みがないことですな。
だから、和牛亭でユッケを注文すると、塩ドレッシングだけのユッケが出てきます。これ、松阪牛以外の肉では、臭みが鼻について、無理ですわ。
さて、ここでは備長炭ではなくて、ガスで焼きます。
網の重厚感がたまらん高級感を出してますが、なんでガスなのかというと、火力が調整できるからです。せっかくのこれだけの肉なので、焼きすぎると台無しになるので、やっぱ、火力が調整できるガスのほうがいいですね。
大体、備長炭は、炭の香りが肉について、僕はあんまり好きじゃないです。魚を焼くなら、炭がいいけどね。
こんだけの肉をタンノーして、客単価5、6000円ってところ。
松阪牛を食べさせるといっても、これより高い店はなんぼでもありますから、この値段だと、デートで普通に使えます。
で、騒がしくないのが、いいです。
焼肉屋は、ビールで乾杯してワーワーはしゃしでるグループが必ず一組や二組はいるもんですが、ここはそんなことありません。大体、ゆったり楽しんでほしいので、満席になるほど予約を入れない、と、お店の人も言ってますから。
というわけで、見るだけレポートだけだとシャクなので、偶然、ここで忘年会を企画しているグループが知り合いにいたので、混ぜてもらうことにしたのでした(笑)
こんなのをたらふく食ってやったわい!(笑)
自腹切ってないけど、この皿に加えて、ユッケ+生レバー+牛刺し+キムチ盛り+ご飯+モツ盛り合わせ+焼き野菜+ドリンクで10,000円也。
松阪和牛亭大阪市北区芝田1-6-9
TEL. 06-6372-0201
HP
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