Think Of JAPAN While Knitting。
たくさんの人に呼びかけて小さなモチーフを編み、そのモチーフを100枚程度ずつコーディネイトしてブランケットに繋ぎ、販売し、売り上げの全額を「あしなが育英会」に寄付して被災地支援、特に震災遺児の支援に役立てていただこうという、プロジェクト。
サイトはこちらを。
↓
http://atricot.jp/tjwk/このブログでは経過を何度も報告しているけれども、ざっとおさらいすると、今年の春から夏にかけては、みんなで集まってもチーフを編むイベントを開催したり、それぞれの場所でモチーフを編んでもらって送ってもらったりと、モチーフをたくさんの方に編んでもらうことに専念してきました。
もちろん、モチーフは今もたくさんの現場で編まれていて、日々、全国から送られてきます。
一方で、現在はすでにたくさんのブランケットが完成し、そのブランケットの販売もはじまっています。
ブランケットのオンラインカタログも、HP内に開設しました。こちらでブランケットを買っていただくこともできます。もちろん、売り上げの全額は、「あしなが育英会」へ寄付します。
オンラインカタログは、こちら。
↓
http://atricot.jp/tjwk/catalog.htmlブランケットは初秋を迎えた今、まさに販売がはじまったばかりだけれども、嬉しいことに、すでに12枚が売れ、順調な滑り出しです。完売まではまだまだ長い道のりだけれども、少しずつでも息長く売れていってくれたらいいな、と思っています。
たくさん売れたら、それだけたくさん寄付できて、震災で親を亡くした震災遺児の支援に役立てていただけます。それが目標。
でも、このプロジェクトの実りは、じつはそこにあるのではなくて、TJWKというプロジェクトを通じて、さまざまな人が繋がっていく、繋がりがどんどん増えていく、そのことにあるのだと、僕は思っています。
いくら売れた、何枚のブランケットが完成した、何枚のモチーフが集まった、いくら寄付できた、何人の人が参加してくれた…、もちろんそういうこともとっても大切なのだけれども、そうした数字だけがプロジェクトの成否を計るのだとしたら、ちょっと淋しいじゃないの。
それよりもやっぱ、繋がりがたくさんできる、素敵な繋がりができる、そのことのほうが、僕は好きです。
そういう繋がりが、このプロジェクトの輪を広げていったり、新しい風を吹かせてくれたり、参加してくれた人たちの人生を少しでも豊かなものにしてくれるのだと思うから。
そういう繋がりのひとつから、
北区地域女性団体協議会(地域には、そういう団体があるのですね)が主催する北区女性学級のヒトコマで、TJWKのモチーフを編むワークショップが実現したのでした。
北区地域女性団体協議会とは、社会教育関係の団体で、環境問題や青少年問題、人権問題など、公的奉仕活動的な取り組みを女性が主体となって企画運営していく団体で、地域活動の中心的な役割を果たしている団体でもあります。
僕たちが、この夏、さまざまな場所でモチーフ・サーキットを行っていたときに、その活動が北区役所の方の知るところとなり、団体との橋渡しをしてくれたのでした。
年配の女性がたくさんいらっしゃる団体なので、みなさん、編みものは得意だし、ボランティア的な活動には積極的にかかわってこられた方たちばかりなので、僕たちのプロジェクトとすごくマッチしたのですね。
また、そのような学習機会やボランティア的な取り組みも、今年は、「防災」がトレンドなのでそれ一色になりがちなところ、編みもので支援できるという企画は、ちょっとしたアクセントにもなって、ものすごく前向きに取り組んでいただけました。
ワークショップは、10月5日(水)、北区役所にて開催されました。
団体に所属する人たち39人が集まってくれました。
これまでにも年配の方を中心に集まってもらったイベントを何度開催してきたけれども、今回もその例に漏れず、開始の30分以上もまえから、ゾロゾロと集まってくるのですよ〜。
とにかく、来られるのが早い! なんでこんなに早いの???ってくらいに、みなさん、集まりはじめます。とにかく、ある年齢以上になると、絶対に、僕らとは違う時計を持っているはずです(笑)
で、みんな大阪のおばちゃんなので、だいたいが、勝手に進めちゃうんですよね〜。
それぞれのテーブルには、モチーフのサンプルを置いていました。でも、編み図は最初は配ってなかったの。
ご挨拶するまえに編み図を配っちゃったら、挨拶なんて聞かずに勝手に編みはじめちゃうだろうから、そうはさせないために、編み図は最初は配っていなかったのですよ。
が、しかし、だ。
見本のモチーフを見て、勝手に編みはじめちゃう人、続出です(笑)
頼むから挨拶を聞いてくれよー(笑)
一応ね、プロジェクトの趣旨を説明させてもらわないと…、単なる編みもの教室をやってるんじゃないんだから(笑)

とまあ、大阪のおばちゃん特有の暴走は予定通りあったわけですが(笑)
でも、ありがたかったのか、今回は参加者を募る必要がなかったし、会場設営も手伝っていただけたし、なによりもほぼすべての人が、編みもの?んなもんできてあたりまえの世代やで!って方ばっかりだったので、すんごくラクでした。
みなさん、黙々と編まれていたし、わからないところがあればちゃんと隣の方が教えてはるし、atricotさんやスタッフとしてお手伝いにきてくれたアラレちゃんも、とってもラクに乗り切れたようです。





ブランケットの展示ももちろん、行いました☆

しかも、今回の方たちは、地域を代表してこられている方たちなので、今後、地域に持ち帰って、それぞれの地域で活動をひろげてくれるような方たちばかりなのですよ。
僕は、そういうふうにして繋がりがひろがっていくことはとても素敵なことだと思うし、このプロジェクトの一番の宝物は、やっぱ、そういうところにあるんだよな、と、改めて思った次第。
今年はモチーフがこちらのキャパを越えるくらいに集まってしまったので、モチーフ・サーキットを開く予定はないけれども(各自で編んでいただいて郵送していただける分は、これまで通り、受け付けています)、また来年以降、こんなふうにして繋がりをひろげていけたらいいなあ、と、思ったのでした。
北区地域女性団体協議会のみなさん、事務局のみなさん、ありがとうございました☆
いつも会場の風景の写真ばかりを載せているので、今回は、参加された方たちの笑顔を全部掲載☆
北区地域女性団体協議会http://www.geocities.jp/shijyoseikai/01_kita/kitaku.html