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大阪維新の会主催の「区民会議」を覗いてきた。教育行政に競争原理を入れたいのだとか
大阪維新の会 区民会議

大阪維新の会 区民会議

大阪維新の会が、大阪市内の各区で「区民会議」っちゅーのをやってはりますな。
やってるってことは知っていたのだけれども、北区はいつやるのかな〜?なんて呑気に考えていたら、今日でした(笑) しかも、今日知りました(笑)

11月に市長選と府知事選があるから、それに向けての活動の一環なのでしょうね。
メディアからは橋下さんのやりたいことも維新の会の考えかたもキチンと伝わってこないので(スローガンっぽいものばっかりが連呼されて、中身がよくわかんないのですね。メディアも垂れ流すだけで検証しないし)、いい機会だと思って、行ってきましたです、はい。

場所は、北区役所に隣接する北区民ホール。大阪市をぶっ壊すと公言している人が、北区役所の隣でイベント打ち上げるって、戦闘モード全開!ってかんじがしますね。
誰でも聞きにいくことができます。誰でも入れるのだけれども、建物周辺にはウジャウジャとSPらしき人がいるし、入場の際には金属探知機に通されるし、なんか、すごく物々しいんですけど…。

今、大阪市では「区政会議」というものが行なわれていて、各区の有力者と公募で選ばれた人が集まって、まちづくりについての会議を重ねています。
維新の会の「区民会議」はそれの向こうを張ったもの、と位置づけることもできるのだろうけれども、大阪市の「区政会議」だって、橋下知事が言い出した区長公選制や区議会の構想に対抗するかたちでこしらえたようにも見えるので、平松市長と橋下知事って、いがみ合っているようで、対抗策を打ち出すことで少しずつ接近しているような印象が、あるようなないような…。うーん、わかりません。ただ、仲よくしてくれたほうが、府市民にとってははるかに有益だってことは言えますけどね。

で、維新の会主催の「区民会議」では、議題が3つ用意されていました。

1)義務教育・学校関係 - 区内小中学校のあり方について、クーラー設置・給食を実施した場合の財源の確保について
2)うめきたについて - 2期工事の内容について、2期工事と北区の商業活性化について
3)市営交通、赤バス、敬老パスについて

用事も入っていたので、(1)の議題しか見ることができなかったけれども、それでも、なんとなく雰囲気や考えを把握することはできました。

壇上には、3人掛けのテーブルが5脚並んでいて、真ん中のテーブルに橋下知事、というより維新の会代表か。それと、維新の会市議団団長、維新の会政調会長の3人が座ってはりました。
中央から左のテーブルには、北区選出の維新の会所属市議2人、府議1人が。
中央から右のテーブルには、他の区選出の維新の会所属市議が3人。
大外の両サイドのテーブルには、協議会(なんの?)の人と、今回の区民会議に公募で選ばれた人たち。

ステージを降りたフロアの最前列には、客席に向かい合うかたちで、地域の有力者さんたちが座るテーブルが用意されていました。維新の会が出席を呼びかけたのかな?

そういう構成で、議事が進んでいきます。

議事の進め方に少々工夫があって、「義務教育・学校関係」という政策について、壇上を、賛成派と反対派にわけて、議論を戦わせるのですね。でもこれ、ご本人たちの意見を述べるのではなく、賛成役と反対役に徹して、ディベートをしているふうに演じることになっています。
つまり、この段階では、壇上にいらっしゃる議員さんや公募の方たちは、政治家でも市民でもなくて、役者だということです。シナリオが用意されていたのかどうかは知らないけれども、ご自身の意見を述べているのではなくて、賛成派の意見、反対派の意見を述べているにすぎません。…ちょっとわかりにくいけど、そういうことになっているようです。

なんでこんなことをしているのかというと、ひとつの政策についての論点を浮き彫りにして、多面的にとらえていますよ、みなさんも多面的に考えてください、と、アピールしているということでしょうね、きっと。

「義務教育・学校関係」で、維新の会が提起していることは、住む地域によって決められた小学校や中学校に行くことしかできない現状を変えて、北区内(市内)のなかから行きたい学校を生徒(保護者)が選択できるようにしよう、ということです。入学する学校を選択できる自由を生徒(保護者)に与える、ということ。
隣接区域制やブロック制など、細かな制度設計は次の段階の話として、ともかく、選択の自由を、ということです。

まず、賛成役の人が、この制度導入のメリットを述べます。
・いじめ等に遭った場合、転校が容易になる。
・野球をやりたくても決められた学校に野球部がない場合、学校が選択できるのであれば、野球部のある、野球部の強い学校に行くことができる。
・すぐ隣に学校があっても、そこが校区外なら、その学校よりも遠いところにある校区内の決められた学校に行かなければならないような不合理性を解消できる。
などなど。

で、次に、反対役の人が、この制度導入のデメリットを述べます。
・選択制にすると、人気校/不人気校が生まれ、学校間に序列が生まれてしまう。
・人気校になるため、ただでさえ負担の多い教員の負担が、さらに増す。
・学期直前まで入学生徒数がわからず、学校側の受け入れが大変。
・全学校の平等制が担保できない。
などなど。

ディベートなので、このあたりから応酬がはじまるのですね。

賛成派)
学校間格差をデメリットと考えるのではなく、メリットと考えるべき。
競争原理を導入したほうが、さまざまな面で向上していくのだから、メリットは大きい。

反対派)
デメリットは学校内だけに留まらず、これまで校区を基準にして地域のコミュニティがつくられてきたので、校区がなくなってしまうと、地域コミュニティが崩壊してしまうおそれがある。

賛成派)
たとえば、済美地区では学校が廃校になってしまい、それまでの校区はなくなってしまったけれども、地域のコミュニティはそのことに影響されず、しっかりと生きている。
すでに、地域は、校区問題に直面して対応している。

反対派)
人気校が希望者すべてを受け入れるはずもないし、不人気校であっても学校機能を維持していかねばならず、大きな変化に耐えられない。

賛成派)
現状を見ても、堀川小学校は校区内が児童が多いために飽和状態になっているけれども、対応している。
また不人気校は、その事実を改革のチャンスと捉え、校長を初めとして工夫に邁進する機会を得ることができる。これは、メリットと捉えるべき。

というようなやりとりがあったあと、公募で選ばれた方からの意見もありました。公募の人たちも、賛成/反対の陣営に分かれているのだけれども、彼らもご自分の意見ではなく、役を演じているだけなのかどうかは、ちと不明。
というのも、ご自身の体験をベースに語られることが多かったので、演じているのかご自身の意見なのか、微妙なのですね。見ている人たちには、そのあたりのことは、ちょっとわかりづらいです。

賛成派/公募)
学校にとっては、生徒はお客さんという側面もあるはず。商売人的な感覚なら、そのように捉えることもできる。だから、先生は、お客さんである生徒からの評価を受けるべき。先生や学校の評価基準をもっと多面的に捉えてもいいのではないか。そうすれば活性化する。学校にもサービス業の概念を導入すべき。

反対派/公募)
人気校/不人気校というふうに分けるのは、ナンセンスでは? そうした人気投票は子供ではなく保護者の意向であって、子供はそんなことは考えないだろう。そんなふうに二元論で捉えるのではなく、どの学校も特色を出して、どの学校も人気校になるようにするべき。
ただ、6年間1クラスしかなく、クラス替えはおろか席替えすらなかったような、都心のど真ん中の学校で過ごした経験から、せめて2クラスはあるような、隣接校区制は導入してもいいのかもしれない。

賛成派/公募)
小学校は、画一的な教育が必要なのは言うまでもない。
でも、学校別にもう少し特色があってもいいはず。校長発による学校の色があまりにもなさすぎる現状は問題。これは、教育委員会の問題かもしれない。

というような意見が出ていました。
微妙なのは、議員さんも公募の方も、役を演じているようでいて、ご自身の意見も混じっているようでいて、そのあたり、使い分けているような印象がするのですね。それはそれでべつにいいのかもしれないけれども、なーんか、すっきりしなくて、モヤモヤっとした不信感があるようなないような…。

まあ、でも、このディベートを見ることによって、この問題のメリットやデメリットが浮き彫りにはなってきました。要するに、両論併記を見せてもらった、ということです。
ただね、イチャモンをつけるわけではないけれども、これは、維新の会が用意した両論併記ですよ。
問題を提起し、政策として導入しようとしている人たちが出す両論併記、特に彼らが見せるデメリットというのは、そのまま受け取っていいのですかね。たとえば、もっと深刻なデメリットが考えられたとして、そういうものは巧妙に隠蔽されている可能性だってあるわけです。

このあたりのことは、維新の会を信用するかどうかで、わかれてくるでしょうね。
僕は、できるだけ色をつけずに話を聞こうと思っているけれども、橋下さんは、府の財政の赤字を巧妙に隠して、赤字を解消した!なんてことを言っている人だと僕は捉えているので、色をつけずに見るのも難しくはあるのですね。

さてさて、こうしたディベート劇による両論併記を見せてもらったあと、まとめというか、橋下さんの独演会がはじまりましたです。
橋下さんと維新の会の主張は、こうです。

今の教育行政を、根本から変えていきたい、と。
学校の先生や校長は順送り人事で、成績に関係なく、就任、異動を繰り返していく。
彼らは、生徒や保護者から評価を受けることがない。そんな環境にいる人たちが努力などするだろうか?
教育委員会は、市町村別の学力テストや体力調査の結果を公表してこなかった。3年前、僕(橋下)が大騒ぎして結果を公表させたら、大阪は、学力も体力も全国最下位に近いところにいるところがわかった。
公表を迫ったとき、教育委員会は、学校現場が混乱すると言ったけれども、混乱などしなかった。ただ、保護者からの問い合わせは多かった。
そのせいで、学校は努力を迫られた。教育現場が混乱する、と、彼らはよく言うけれども、これは、教育現場が大変になる、ということで、努力を迫られるということ。
僕(橋下)は、彼らに、努力させたいだけ。そのための環境をつくっていきたいだけ。
そのために、維新の会は、教育現場における競争を重視する。
このことを突破口にして、公務員、大阪市職員にも同様に、競争原理を導入することで努力させ、選択される環境に彼らを置きたいのだ、と。

そういう大演説を、橋下さんはぶってはりました。

このあと、会場全体で、この政策の採決をとったんですね。もちろん、結果に法的な効力はないけれども。
挙手による採決は、賛成派が圧倒的多数。まあ、維新の会主催の会議だから、維新の会の問題提起に賛成する人が多いだろうことは、容易に推測できることではあるけれども。

このあと、議題(2)(3)と移っていったのだろうけれども、僕が聞いていたのは、ここまで。ここまでで時間切れとなり、次の用事に向かったのでした。
一応、19:00はじまりで20:30には終わる予定だとのことだったけれども、20:00過ぎた時点で、まだ議題の(1)が終わり切ってなかったですけどね。

とりあえず、僕の意見はともかくとして、区民会議がどのように展開され、維新の会がどのようなことを考えているのか、ということが、このブログを通じて伝わればいいかな、と思っています。


あ、飛ぶ鳥を落とす維新の会と橋下さんだから、入場規制がかかるほどの入りになるのかと思っていたら、そんなことはなくて、7割〜8割くらいの入りだったかな。これ、ちょっと意外でした。


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