大阪市の北区をグルグル巡るブログ | 大阪市の北区メインでいろいろ仕事をしてます。仕事場も住んでるところも大阪市北区なので、北区をグルグル巡って、目にしたもん耳にしたもん感じたもんを、つらつらと書いています。

大阪市の北区をグルグル巡るブログ
大阪市の北区をグルグル巡るブログ
<< 天神橋筋3丁目の「とっつぁん」がやってるランチがすごいです! | main | 阪急三番街 地蔵横町に祀られている「北向地蔵」の月並祭に行ってきた >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


天満の名店中華「双龍居」にて、テレサ・テンの話題で盛り上がる
旅していたとき、世界中のどこに行っても、その土地の料理に敬意を表して、その土地のものを食べるようにしていたのだけれども、どうにもこうにもダメなときもあって、そういうときは、中華料理屋さんに飛び込んでました。

中華料理屋は、世界中のどんな僻地に行ってもあります。
華僑、おそるべし、ですよ。マジ、どこ行ってもあります。

サハラを縦断するハイウェイのサービスエリアで中華料理屋を発見したときは、本気でビビりました。
チャプスイとメニューに書いてあったので、八宝菜のことなのだけれども、それを注文してみたら、もうね、どこのゴミ箱から拾ってきたんだ!って言いたくなるような 野菜クズでつくったチャプスイで。そりゃ、バターではなくてゴマ油の香りがするので、それが中華料理だというのなら認めるしかないのだけれども、むしろ、馬の餌でしたな、これは。
試しに、八宝菜、と紙に書いたら、首をブンブン縦に振りながらそれを読んでいたので、この店のコックは中国人のはずなんですけどね。

まあ、そんなこんなで、中国人は、世界中のどこにでもいるってことなんですが、旅のさなか、彼らと仲よくなるのには、テレサ・テンの名前を出せば、一発でした。もっとも、日本の芸名のテレサ・テンではなくて、中国語の、麗君(デン・リー・チェン)
とにかく、どの国の中国人と話をしていても、テレサ・テンの人気って、すごいものがありました。
テレサ・テンといえば、つまんない不倫ソングを歌っている台湾出身の歌手としか知らなかった僕は、それをきっかけに、ちょっと興味を持ったんですよね。

帰国してから、いろいろと調べてはみたんだけれども、当時はまだネットもなく、文献を漁るのも音源を探すのも、かなり苦労しました。
弱小だけれども良質のレコードを出す、オーマガトキというレーベルがあって、そこから、中村とうよう監修で、テレサ・テンの子供のころの歌声を収めたアルバムが、出てました。
それを聴くとね、めちゃくちゃ上手いんですよ、歌が。子供らしい、明るくて元気な歌声なのだけれども、ファルセットに移る直前が素晴らしいし、音程を絶対に外さないし、突き刺さってくるものがあるんですね。

そのあと、『淡々幽情』というアルバムの存在を知ります。
これは、中国の古典詩にメロディをつけて、テレサ・テンがセルフ・プロデュースして歌っているアルバムです。
表題通りの、幽玄で、淡く儚い歌声が、素晴らしい美しさで迫ってくる名盤です。

世はワールドミュージック・ブームで、それこそ世界中の民族音楽を植民地的に採集してきては発表する時代に突入していたけれども、テレサ・テンの中国での活動が日本に紹介されることって、ほとんどなかったですね。

台湾出身だし、国民党軍の軍人一家の娘だということもあって、北京からは目の敵にされていた彼女ですが、中国メインランドでの彼女の人気はすごくて、アルバムが発禁扱いであっても、みんな、海賊版で聴いていたといいます。歌は、国境を越えますね。
そういうこともあって、あの、フェイ・ウォンが、テレサ・テンの『淡々幽情』をカヴァーしてます。そっちもよく聴きました。北京の一番星であるフェイ・ウォンがテレサ・テンをカヴァーするという事実だけでも、テレサが中国メインランドでどれほどの人気を誇っていたのかが、うかがえます。
「昼は老(小平)のいうことを聞き、夜は小(麗君:テレサ・テン)を聴く」だとか、「中国大陸は2人の(小平と麗君)に支配されている」なんていうジョークを知ったのも、そのころ。

天安門事件が勃発して、香港で行われた抗議集会にテレサ・テンが現れ、その映像を目にしたときは、なかなかショッキングでした。はちまきをして、泣きはらした目をサングラスで隠して、彼女は、「我的家在山的那一邊 - 私の家はあの山の向こう」を歌います。北京で座り込みを続ける学生に、エールを送ります。
その後、パリに拠点を移して、パリからラジオを通じて、北京政府に向かって抗議の声を上げてました。

この動画は、テレサ・テンの、ナマの、飾り気なしの、悲痛の叫びにして美しい歌声です。




日本の、不倫ソングを歌うテレサではない、中台双方の国民的英雄であるテレサが、そこにはいました。

チェンマイで客死したという報道が流れたとき、僕はたまたまアメリカにいたのだけれども、そんときのチャイナタウンの悲しみようって、すごかった。
みんな、我が子が亡くなったかのような悲痛さで、泣いてました。


なんでこんな話を書いているのかというと、久しぶりに天満の名店「双龍居」でランチを食べたのですね。
ここの麻婆豆腐は絶品です☆

双龍居


粒から挽いた黒コショウがたっぷりと効いていて、ピリピリと、かーなり辛いです。
辛みの隠し味である甘みが、ほとんどありません。
で、山椒が死ぬほど効いている。こいつがね、辛さのなかに、涼しげな風がときどき吹いてくれます。ちょっと、シャレにならん美味さというかなんというか…。
日本風にアレンジした味付けじゃなくて、中華の王道というかんじの、それも、これが5ツ星か!と、5ツ星の中華レストランで食べたことはないんですが、そう思わせる、力のある麻婆豆腐ですわ。はっきりいって、激ウマどこじゃなくて、爆ウマ☆

とまあ、ここの麻婆豆腐を食べながら、店の大将と、テレサ・テンの話題で盛り上がったのでした。
おやっさん、やっぱ、テレサ・テンが大好きだった、と。彼女は、不世出だった、と。
7、8歳くらいのテレサ・テンがテレビで歌っているのを見たことがあると言っていたけれども、それは台湾時代のものでしかあり得ないはずで、でも、地下で、中国にも流入していたとのこと。

若い人はどうだかわかんないけど、ある一定以上の年齢の中国人なら、この話題で、きっと、一瞬にして仲よくなれます☆



双龍居
大阪市北区池田町10-11 辰巳ビル1F
平日 / 11:30-14:00 17:30-0:00
日・祝 / 11:30-14:00 17:30-23:00
第1、第3月曜休み(祝日の場合は翌日)


大きな地図で見る

■この町内の最近のエントリー■
スポンサーサイト

この記事のコメント
テレサの動画で歌う前の挨拶とこで後ろに写る女性がかぶっている
帽子はタイガースの帽子やで

| saito | 2011/06/25 10:31 AM |
コメントする









この記事のトラックバックURL

http://kita-ku.jugem.jp/trackback/728
トラックバック
/PAGES
▲page top

pagetop
Copy Right(c)2009-2011 Joe's Garage inc. Asakaho Luis Ryuta All Rights Reserved.