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東寺 目に青葉、春爛漫
東寺 


GWのこどもの日に、久しぶりに京都の東寺に行ってきたのでした。
五重塔の内部が公開されていることもあってね。

GWの京都のお寺さんなんて、どこも満員御礼でちっともゆっくりできないけれども、東寺は広大なお寺さんなので、ちょっとやそっと訪れる人が多いくらいではびくともしない穏やかさがあります。

平安京は、ザクッというと、東大寺や興福寺などの官立のお寺さんが幅を利かせて政治を上手く運営できなくなっていた平城京を捨てて、利害関係の少ない京都で新しい政治世界を拓こうとして造営されたものですな。

だから、平安京には、官立のお寺さんって、ないですね。
この時代のお寺さんは、現代の官僚的な役割と国立大学的な役割を担っていた一大センターだったわけですが、都が奈良から京都に遷り、平安京にできたお寺さんはすべて、私立のお寺さんです。だから、お坊さんも官の人じゃなくて、民間人。つまり、私度僧です。
京都の有名なでっかいお寺さん、南禅寺も大徳寺も建仁寺も東福寺も、すべて私立のお寺さんです。金閣と銀閣は…、当時の政治のトップがつくってるんでどうなのかわからないけれども、あれは室町時代にできたお寺さんだから、ちょっと微妙。
今では、どのお寺さんも国家とは関係なく、普通に宗教法人として運営されてますが、そもそもの成り立ちは、そういうことです。

とは言っても、当時の仏教は、国家鎮護の役割も担っていたので、官立のお寺さんがまったくないというのは国家泰平上よろしくないので、平安京の入口である羅城門の両サイドに、東寺と西寺を建立したわけです。この2寺のみが、官立。ま、西寺は、東寺との主導権争いに負けて、そのまま衰退しちゃいましたけどね。

ちなみに、東寺は、教王護国寺とも言いまして、王、つまり統治者である天皇に仏教を伝授し、国を護るという、課せられた役割がそのまんま寺名になってます。

というわけで、京都のお寺さんは私立のお寺さんが多いから、奈良のお寺さんと比べて、境内がちっこいのが大半です。国から土地を与えられたわけでもなければ、国のお墨付きすらもらってない、いわば非合法の存在としてはじまってるからね。
それぞれの宗派のトップである五山のお寺さん、南禅寺や東福寺や建仁寺や大徳寺なんかはさすがにデカい境内を持っているけれども、それ以外は、ちっこいお寺さんばっかりです。ちっこいゆえに、洗練が進んだとも言えるけれども、それはまたべつの話。

一方で、東寺は、さすがに官の建てたお寺さんだけあって、広大なのですよ。
しかもこれは、空海が官のお金をふんだんに使って建てたお寺さんですから、密教世界をビジュアルで表現した意匠が、そこかしこにふんだんにしつらえられている、一級のお寺さんです。

僕は、仏像は奈良、庭は京都だと思っているのだけれども、東寺については、別格ですね。仏像も庭も、東寺は一級のお寺さんですわ。なんといっても、お寺さん全体が、世界遺産ですから。

この期間だけご開帳される五重塔内部は、極彩色に彩られた密教空間がひろがっています。
五重塔各層を貫いている心柱は大日如来さん、その周りを四尊の如来さん、八尊の菩薩さんが囲んではります。さらに四方の柱には、金剛界の曼荼羅が描いてあるという…。
菩薩さん8体がぐるりを取り囲んでいるなんて図は、ここだけですから。

ほいで、なんといっても圧巻なのは、講堂です。
通常、二次元で描かれる曼荼羅を、仏像を勢揃いさせることで、三次元化しています。つまり、立体曼荼羅。
曼荼羅は、密教世界の理と智慧を伝えているわけですが、それを立体化することで、より具現化することができます。
ここで曼荼羅の理と智慧を書くには紙幅が足らなさすぎるので割愛するけれども、まーとにかく、見るだけでも圧巻で、なにも知らずとも、立ちすくんでしまうようなシロモノですから。

中央に大日如来さんを配し、その周りに4体の如来さんを配した五智如来。
右側には、金剛波羅蜜多菩薩を中心に4体の菩薩さんを配した五大菩薩。
左側には、不動明王を中心に4体の明王さんを配した五大明王。
これらの四方には四天王を守護させ、さらに梵天さんと帝釈天さんまで加えて、合計21体の仏像が並んでます。
いやー、このビジュアルは、今もって先鋭的だと思うし、前衛ですらあります。
しかも、中央に配された、全宇宙の中心的存在である大日如来さんのお顔がね、なんとも凛々しく、威厳に満ち、なんちゅーか、なんとも言えん、お顔でね。吸い込まれそうになります。
とても人間的な顔をしてはるんだけれども、こんな人間は絶対にいない!というようなお顔。
死ぬまでに、何度でも見たいお顔です。

とまあ、仏像を語りだしたらキリがないのでこのあたりにしときますが、次は、庭ですね。

広大な敷地を抱えたお寺さんは京都にもいくつかありますが、東寺の寺内には塀がないために、たっぷりとした空間があって、とっても開放的な気分になれます。

特にこの時期、花が咲き乱れていて、まるで浄土そのもの。
や、そんなことは特に知らなくても、花や緑に囲まれた庭園を歩くのは、とーっても気持ちがいいです。
藤棚、ツツジ、サツキ、遅咲きの不二桜、ショウブ、アヤメ…、色とりどり。

では、庭に咲き乱れる花の写真を。
これ以外の写真とでっかい写真は、Facebookに置いてあるので、そちらもご覧あれ。

Facebook / 東寺 目に青葉、春爛漫


東寺

東寺

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東寺

東寺

東寺

東寺

東寺

東寺

東寺

東寺


こちらは、期間限定公開の塔頭、観知院。密教の研究所みたいなところです。
枯山水の庭「五大の庭」があって、遣唐使として海を渡った空海が、帰朝する際の様子を、庭で表現しています。

東寺

東寺



東寺
京都市南区九条町1
夏期 / 8:30-17:30 冬期 / 8:30-16:30
HP http://www.toji.or.jp/


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