そもそものはじまりは、豊崎で、「たけうちうどん店」といううどん屋さんを知ったことに端を発するのでした。
讃岐うどんの店で、カウンターに10人強程度の小さな店なのですが、ここのうどんが、最強に美味い。きっと、大阪で一番美味いです。…や、よう知りませんが(笑)
麺がね、ツヤッツヤに光っていて、宝石みたいなうどんです。
僕、大阪駅前第3ビルの地下にある、雑誌とかで定番みたいにもてはやされてる例のお店は、まーったく認めてませんから。むかしは美味かったけれども、絶対に、味が落ちましたね。味が落ちたうえに、あそこの大将のエラそー能書きを聞かされるのかと思うと、ウンザリします。
で、どっかないもんかー、讃岐まで行くのも大仰だし…、と、思っていたところへ、3年くらい前かな、たけうちうどん店の存在を知ったのでした。
こんなお店です。うどん屋さんらしかぬ外観。
麺が早い時間になくなっちゃって、売り切れ御免で、かーなり早い時間に閉店になっちゃうのが玉に傷なのですが、確実にありつける時間というものもあるので、そこがわかってしまえば、食いっぱぐれることは、まずありません。
まずね、麺が激ウマです。
僕は、手打ちうどんの打ちかたとかこねかたとか、麺は生きてるとか呼吸してるとか、水分量とか塩加減とか、茹で時間がどうとか、そーゆー能書きは知りません。
でもね、食べたらわかります。もうね、ノドに麺を流し込んだ瞬間に、タハッ!って、満面の笑みを浮かべてしまうというか、自然と顔がほころんできます。
悲しみも孤独も、憎しみも苦々しさも、振り上げた拳も溢れた涙も、ぜーんぶ、吹っ飛んでしまうだけのポジティブな快感が、この麺からは得られます。
モノを食べて、感動を覚えたり快感を覚えたりすることがあります。あるのですが、それは本当に稀で、でも、このたけうちうどん店のうどんからは、稀にしかないはずの快感があるんですね。これは、他では得られないものです。
それだけでもありがたいのに、麺の量がね、半端ないのですよ。
僕は食いしん坊なので大盛りを注文しますが、大盛りなんて、3玉以上あるんじゃないかと言いたくなるくらいの量です。食べても食べても、減っていくかんじが一向にしません。並盛りでもいい加減多いですが、開店当初、あまりの量の多さにクレームがついて、並については、これでも量を減らした、とのこと。もっとも、大盛りはガッツリ食べたい人用なので、量はそのまま。つまり、食べても食べても減らない(笑)
さらにさらにですな、人気の鳥天ぶっかけは、なんとフリットした鶏の天ぷらが、というよりもかぎりなく唐揚げに近いハードな鶏の天ぷらが5個、どんぶりから飛び出さんばかりの勢いで、ゴロっと乗っかってます。はっきりいって、そこらへんで食べる鳥の唐揚げ定食とかコンビニで買う鳥の唐揚げ弁当に入ってるものよりも、量が多い(笑)
ときどきは、マイタケとゲソ天のぶっかけを注文するのですが、こっちも負けず劣らずの量です。
他にもメニューはあるんですが、鳥天ぶっかけがやっぱ激ウマなので、どーしてもそれを注文してしまい、なかなか他のうどんにありつけません(笑) 二人前とか、絶対に無理だし…。
カレーうどん、肉おろしぶっかけ、温玉わかめなど、他にそそるメニューがあるのですよ〜。
食べたくなるときは、朝からどうしても食べたくなる気分で、昼ゴハンもしくは晩ゴハンまで、一日中、今日はたけうちのうどん!ってお腹にして、かつがつその日をうっちゃります。これ、どう考えてもジャンキーの症状じゃないですか(笑) そういう、ドラッギーな魔力が、ここのうどんにはあるのですよ。
そんなわけで、僕は今日も、たけうちうどん店に通うのでした。
値段、いくらだっけな? 鳥天ぶっかけの大盛りで、たしか800円ちょい。
問題は、不幸にして、麺が売り切れていたとき、このお店のうどんにありつけなかったとき…。
後編、明日に続きます☆
たけうちうどん店大阪市北区豊崎5‐2‐19
tel. 06-6375-0324
営業時間 11:30-14:30 18:00-21:00
日祝休
※昼なら13:30、夜なら20:00くらいまでが、麺が残っているギリギリの時間です。それ以降は、たいてい売り切れ。
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