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天満宮の表門前に能舞台があるのを、ご存知ですか?
朝陽会館

天満宮の表門前に能舞台があるのを、ご存知ですか?
僕はまったく知りませんでした。

表門から南に伸びる参道の一番手前に、朝陽会館という建物がありまして、外から見ているかぎりは普通のビルなんだけれども、なかに入って階段を上がるとですね、立派な能舞台があるのですよ。
いやー、ビックリしました☆

朝陽会館

朝陽会館

朝陽会館

上町にある大槻能楽堂は狂言を見にときどき行くし、徳井町の山本能楽堂、北区にもある大阪能楽会館は、行ったことこそないけど、その存在は知っています。でも、天満宮の真ん前に能楽堂があったとは、恥ずかしながら知りませんでした。

観世流 職分の上野朝義さんが、こちらの能舞台を運営されています。

上野朝義さんはじめ、上野さんご兄弟3人は、全員が能楽師です。
お父さんもおじいさんも能楽師という、由緒正しき家柄なのです。

なんでも、ルーツは、朝義さんのひいおじいさんにあたる秦次郎さんにまで遡るといいます。出は、高槻。
高槻藩城代家老の豊田家から上野家に養子に入った秦次郎さんは、プロの能楽師にこそならなかったけれども、能をたしなんでおられた、と。高槻は、能が非常に盛んな土地だったそうです。

秦次郎さんの息子である義三郎さんの時代、天神橋筋で薬屋を営んでおり、秦次郎さんの息子である義三郎さんは薬剤師になるべく、東京の大学で学びます。でも、帰阪後、能楽師となってしまい、観世流の職分となってしまいます。職分というのは、職業的な能楽師、というほどの意味。
明治の時代のこと、この時代、東京に大学に行くというのは大変なことだと思うのだけれども、結局は、そのコースからあっさり外れて職分になってしまうあたり、血は争えんというかなんというか…、なんにしても、そこからは途切れることなく職分を輩出している上野家なのでした。

現在の能舞台がある朝陽会館は、昭和42年に建てられました。
戦前にこの地に大きな能舞台があったのだけれども、戦争で焼失、昭和42年に再建されたものだそうです。

かように由緒正しい上野家と朝陽会館の能舞台なのですが、存在すら知らない人も多いんじゃ…。

でも、天満宮で梅まつりが行なわれる2月下旬、上野家は勧進能を舞うのですよ。

2月20日(日)14:30〜 朝陽会館能舞台
2月20日(日)18:30〜 大阪天満宮本殿

2部制になっていて、
第1部は、ワークショップ「能とは?狂言とか?」
第2部は、本殿奉納

能といえば、神社の境内など、野外でやる薪能を思い浮かべがちだけれども、なんと、本殿で舞われます。
これは、ちょっと見たいな…。


上野さんに教えてもらったのだけれども、
能は、徳川時代初め、刀を取り上げた武士たちに文化を養う法を発布したおかげで、武士が能を舞うようになったといいます。
大阪では高槻で能が盛んになり、上野さんのひいおじいさんも、高槻藩の城代をされていたことから、この地で能文化を一身に浴び、能にのめり込んでいったのでしょう。

また、奇妙な縁のお話も。
上野家は薬局を営んでいたところ、能の世界に飛び込んでいったわけです。
そうやって医療の世界から離れていったのだけれども、今、朝義さんは、不思議な縁で、看護専門学校にて能の授業を行っています。
看護は、字のごとく、看取ることが肝で、その看取る力を養うために、能を勉強するわけです。能もまた、能面越しに、微妙な表情や仕草でさまざまなものを伝えていきます。そこに看護と能の共通点があるのだとか。
医療を離れて能の世界に飛び込んだ上野家が、今、再び医療と結びついている、という、不思議な縁です。


というようなお話をお聞きすることもでき、天満宮正面に能舞台があるということも知り、僕のなかで、能がなにやら一気に身近なものになりつつあります。

とりあえず、天満宮の梅まつりでの勧進御能は、行ってみるかな。




朝陽会館
大阪北区天神橋1丁目17-8
tel. 06-6357-0844
HP http://choyokaikan.com
mapを見る


第3回 大阪天満宮梅まつり
勧進御能 勧進元願主・観世流 上野朝義(朝陽会館館主)
日時
2011年2月20日(日) 14時30分〜於:朝陽会館能舞台
2011年2月20日(日) 18時30分〜 於:大阪天満宮本殿
料金
第1部 2,500円、第2部 3,000円
○大盆梅展の招待券を贈呈いたします
チケット取り扱い
朝陽会館 06-6357-0844
大阪天満宮 06-6353-00250
芦屋能舞台 0797-26-6290





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