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ソウルフラワー・ユニオン『キャンプ・パンゲア』を聴いている
キャンプパンゲア

インタビューの仕事をしていて、最近つくづく思うのは、ジャンルや年齢とは関係なしに、自分と似たような境遇にある人、たとえばヒト山越して次の鉱脈を探そうとしている人や、自分が向かいたい方向の少し先にいる人を好んで、インタビューしているように思います。

人にお話を聞くというのは、もちろん仕事だから聞くんだけれども、それ以上に、自分のやっていることが間違っていないのかどうか、これでいいのかどうか、の、確認作業のようなもので、もはや師匠らしい師匠がこの世にいないような年齢になってしまった僕にとっては、つくづく、こういう仕事ができてよかったな、と思うのでした。

むかし、まだ若かったころ、とんがっていたころ、青くて固くてパンクばっかりだったころ、あっかんべーばっかりしていたころ、表現の仕方を知らなくて暗い情念を持て余していただけだったころ、オレはあんたたちとは違うねん!特別でっせ!ヘンタイでっせ!って、気分でしたな。

露悪趣味とでもいえばいいのかな、ほらほら!白い目で見てみろよ!って気分があって、でもそれは、マジョリティへの憧れというか、マジョリティに参加できないコンプレックスの裏返しみたいなもんでもあったわけです。
ただ、それだけ真面目に生きていたってことでもあるんで、なんか、誰よりも邁進していた気はするな。自分を追い込んだり、真面目に汗を流すことを厭わなかったですな。

やっぱ、旅に出たということが大きかったのかもしれないけど、怒りよりも、歓びや感動や泣いたり笑ったり肩組んだりすることを原動力にして頑張ることが気持ちよくなってきて、特別でっせ!ヘンタイでっせ!という気分も、いつのまにか、すんまへん!ヘンタイですねん!こんなんしかできまへんねん!ってふうに、変わっていったのでした。
オレとあんたは違う。だからオモロいんやん!って。

と、こんなふうにストンと書いてしまうと、あまりにも枝葉をバッサリと刈りすぎてしまっているためにキレイゴトみたいになっちゃってるけれども、ぶっとい幹を貫いている流れみたいなもんは、まあ、こんなかんじです。

なんでこんなことを書いているのかというと、長い長い付き合いになるソウルフラワーユニオンが出した新譜『キャンプ・パンゲア』が、今回もやっぱ最新作が最高傑作、最新作が代表作を地で行くアルバムで、今はこればっか聞いていて、つくづくおんなじような心持ちで歩いてきたなあ、と、今さらながらに思うからなのでした。

若かりしころは理念が先行していて肉体が追いついていないような、ちょっと頭でっかちなところのあるバンドだったけれども、それでも、世界の端っこからど真ん中を撃ち抜かんとする気概があって、そんときの僕の気分と、寸分違わずでびったり重なってましたわ。あんときの志の高さったら、なかったな。

そっから年月を経て(もう、25年近くなる…)、現場の風にさらされまくった精神はずいぶんとタフになって、共通言語を捨てて、どんな国の人とも、老いも若きとも、悪人とさえも、笑おうや、泣いたらえーやん、肩組もうや、って、酒を酌み交わして、音楽をどんどん豊かなものに、そしてタフなものにしていっている。

日本回帰でも演歌でもない、しみったれたフォークでもない、遠い目をしてレイドバックしているのでもない、甘ったれた情念でもない。
共通言語の外に出て、ジャンルをとっぱらって(ソウルフラワーの音楽には、もはやジャンルはない)、こんなんしかできへんのやけど、これはこれでえーやろ?と胸襟を開いて、悪人も罪人もなく、これ、一緒に歌わへんか、と、肩を組む。

いや、タフになったな。
ここには、がなり立てるだけのようなエセ政治的なモノ言いがあるわけではない。社会のさまざまな場面に遭遇し、飛び込み、織りのようにたまっていく風景のいくつかが発酵し、重層的に複雑に折り重なった心象となって、その心象が歌われたものばっかりだ。
だから、いかようにも接触することができる。
マインドがオープンだということは、こういうことやね。

僕も、近ごろは、自分の子供くらいの年齢の人と、ごくごく対等にしゃべって、笑ったり泣いたりしていることが多い。
マインドは、オープンなほうがいい。



ソウルフラワーユニオン『キャンプ・パンゲア』特設サイト



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