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修験道のメッカ、吉野の金峯山寺で紅葉と秘仏を満喫する
紅葉の季節です。
突発的にいろいろな事態が起こってバタバタとしてはいるんだけれども、間隙を縫って、今年最初の紅葉を見てきました。
もっとも、北区に紅葉スポットはないので、大阪を脱出しとりますが。

行ってきたのは、吉野の金峯山寺(kinpusen-ji)です。
春は桜、秋は紅葉の名所にして、修験道のメッカでもあります。吉野は大峰山、霊山のひとつですな。

夏に山伏さんたちとご縁があって地蔵盆巡りをさせてもらって以来、個人的に、山伏という生きかたが心に引っかかっているので、そうしたものにも触れてみようという目的もあって、金峯山寺に行ってきたのでした。

今年の夏に山伏さんたちに触れたときのブログは、こちら。

「今年の地蔵尊は、修験僧の行者、山伏と、ミナミの六地蔵をお詣りする」


修験道というのは、日本古来の山岳信仰と仏教、密教が混じりあい、独特の進化を遂げていきます。
奈良時代、役小角(役行者)が開祖とされているも、彼は伝説上の人物。代表格は、なんといっても、空海です。
天狗もそうですね。頭に頭巾(tokin)、手に錫杖(shakujo)、麻でできた白い篠懸(suzukake)の法衣を着、袈裟をかけ、法螺貝を持ちます。
特徴的なのは、出家するのではなく、在家としてかかわり、普段は普通の社会生活を送りながら、修行のときにだけ山伏となる、ということですかね。
自己鍛錬や解脱(煩悩を取り払うことですな)といった個人のなかで完結してしまうものが目的であって、布教や衆生の救済を目的としているわけではないので、組織のベースとなる寺社に仕える必要がありません。だから、在家でやっていける。

ま、山伏のことは、これくらいにして、金峯山寺です。

早朝から電車に乗り、ケーブルカーに乗り、辿り着いたわけだけれど、朝の吉野行きの電車って、うんざりしますな。トレッキングや参拝目的のオジィやオバァが大量に電車に乗ってくるのはいいとしても、行儀が悪すぎ。うるさいし、傍若無人だし、邪魔だし、あの人たちは一体全体なにを考えているんだろうか。現役を引退するまでは、それなりの地位にのぼりつめたおぼしき人たちだけれども、張りつめた人生から解放されて老後の余暇を楽しむようになると、ここまで縦横無尽にわがままになれますか。。。もう、まとめて吉野川の清流に放り込んでやりたいほどで。

でも、そんな不穏な気分も、ケーブルカーに乗り込むころにはどこへやら。いきなり、素晴らしい紅葉と邂逅したのでした☆

金峯山寺




吉野といえば桜。山の斜面いっぱいにひろがるダイナミックな桜が有名だけれども、紅葉もまたいいもんです。桜と違って、スポットでところどころに、紅葉があって、新緑の山のなかに吹き出す炎のような迫力があります。

参道は例によって、土産物屋さんの軒が並びます。

金峯山寺


葛餅だ草餅だと、吉野名物はいろいろあるけれども、見つけたのは、玉コンニャク。白玉ですね。ピリッと唐辛子が利いていて、あったまります。

金峯山寺


途中、不思議な三叉路に出会いました。
道の真ん中に中州があって、その上に鳥居が。なんか不思議な風景です。 

金峯山寺


そうこうするうちに、仁王門が見えてきました。ド迫力の仁王門です。高さ20m。東福寺や南禅寺の仁王門に匹敵する、日本屈指の仁王門ですな。もちろん、国宝。

金峯山寺


脇を固める阿(a)さんと吽(un)さん。

金峯山寺

金峯山寺


ド迫力の仁王門をくぐると、深緑から紅のグラデーションの世界です。

金峯山寺

金峯山寺

金峯山寺


グラデーションだけでなく、鮮やかなコントラストを見せる風景も。

金峯山寺


一幅の名画から切り取られたかのような色鮮やかな風景を抜けると、今回のめざす先、金峯山寺の本堂、蔵王堂が姿を現します。
いかに修験道の総本山とはいえ、これまたド迫力のでかさです。高さ36m。重層入母屋造り、桧皮葺きの屋根を戴いた、大伽藍です。いやいやいやいや、とんでもないデカさです!
木造建築物としては奈良東大寺大仏殿に次ぐ大建築だけれども、何度かの兵火に遭い、現在の蔵王堂は1592年の再建です。

金峯山寺

金峯山寺

金峯山寺


お目当ては、この蔵王堂のなかにいらっしゃる秘仏、金剛蔵王権現像のご開張です。
写真なんぞもちろん撮れないんで、公式ガイドから。

釈迦如来さんを中心に、左に弥勒菩薩さん、右に千手観世音菩薩さんをしたがえた、三尊像です。
この三尊が過去、現在、未来の三世を護ってくれはるわけです。真ん中の釈迦如来さんが7.3mというデカさで、日本最大の秘仏です。

金峯山寺


それにしても、こんな憤怒の表情をした如来さんや菩薩さんなど、見たことがありません。
悪魔を払い、守護するために、このような表情になっているということです。
さらに、この「青」! これまた、仏像ではまずお目にかかれない、色鮮やかな青です。ちょっと絶句してしまいますね。この青は、おそらくは、ラピスラズリです。金以上に高価だったと思われるし、それを巨仏にふんだんに使っているのだから、相当の尊厳を集めたと思いますね。
とんでもなく素晴らしい仏像でした。

本堂を出て、裏にまわると、青から紅へ。再び、紅葉の世界です。

金峯山寺


遠くには、南朝の拠点となった吉野を象徴する、南朝妙法殿の三重塔が見えます。

金峯山寺

金峯山寺

金峯山寺


都から見れば、ずっと南にあり背後に1,000m級の山が連なる吉野は、仙境でもあり異界でもあるのだということが、この時期にくれば、なんとなくわかるような気がします。高野山がそうであるように、ここもまた異界です。

その吉野にて、6世紀に役行者が金峯山寺を創建し、現在まで脈々として続く山岳修験道の聖地としたわけですが、それもこれも、この土地の持つ霊性のようながあってこそですね。

金峯山とは、吉野山から山上ヶ岳にいたるまでの山並みの総称で、「金峯」という文字通りの金脈があると信じられていたそうです。

じつは修験道の話を、今回、いろいろと教えてもらったのだけれども、あまりに生臭い話が多く、ちょっとここでは書けません(笑)
つまり、修験道は、今も生きている文化だということです。




金峯山寺
奈良県吉野郡吉野町吉野山
HP http://www.kinpusen.or.jp
mapを見る



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この記事のコメント
突然の書き込みで大変申し訳ございません。
「癒しフェア事務局」と申します。

ぜひ、戦後初の大峯千日回峰行満行者・柳澤眞悟大阿闍梨様のご講演をぜひお知らせしたいと思い、
勝手ながら書き込みをさせていただいております。

柳澤眞悟先生は、金峯山寺の副住職様でもいらっしゃいます。
ご講演は、2012年3月25日「癒しフェア」内にて行われます。
(場所:大阪ATCホール)

詳しくはこちら>>
http://www.a-advice.com/osaka/guest/detail/?id=3401401794ef2d90aa8b8f

◆柳澤眞悟先生ご講演
3月25日(日) 11:30〜12:30「身体の活性化につながる生活法」

◆柳澤眞悟先生ワークショップ
3月25日(日) 14:30〜15:30「心を静める呼吸法ワークショップ」

ぜひ、多くの方に柳澤師のご講演に
ご来場いただきたく、お知らせ申し上げます。

突然の書き込みで大変失礼いたしました。


| 癒しフェア事務局 | 2012/03/18 3:55 PM |
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