先週末はイベントラッシュで大忙しだったのだけれども、そんななか、一番ほっこりしたのが、北区の福祉協議会が主催した
「ふれあいフェスタ」なのでした。
11月6日の朝から、北区民センターと、その前の広場を使ってのお祭り。
バザーと作品展示、ワークショップなんかが行なわれていて、まあ、なんということはないです。商売っけはもちろんないし、手づくりのローファイだし、業者が入っているわけではないから、雑然としてるんですね。イベントの完成度だけを取り上げてみたら、低いかもしれない。
でも、子どもがたくさんいて、身体の不自由な人もたくさんいて、オジィやオバァもたくさんいて、そういう人が主役のイベントで、んで、みんな元気なんですよね。いい顔してるんだ、これが。
僕は福祉関係のことなんてほとんどわからない人間だけれども、外から見ていると、なんかローファイだし、閉じられたような空気を感じることが多かったので、あんまり近寄らなかったのですね。
でも、ここのは違ったな。すんごくオープンな雰囲気があって、しかもそこらへんのイベントよりも元気な顔した人が多くて、なんだか疲れが吹っ飛びました。
最近は福祉関係の人と仕事で絡むことがちょこちょこあるんだけれども、現場は、思っている以上に明るいですね。明るいだけじゃなくて、ムリに一生懸命なかんじもなくて、適度にゆるい雰囲気もあって、いいかんじです。
でも、頭はかなり使ってる。
雰囲気がオープンなものになるように、とか、難しい課題に、現場の人は、かなり智恵を突っ込んでますね。でないと、僕みたいなヤサグレたのが、ここまでリラックスして過ごせるはずがないです。
これは実際に石炭を焚いて走らせているミニSL。
バザーでサンマの蒲焼き缶ゲットん!
商社が参加してるんで、こーゆーのもなんぼでもありました。
このへんは障害者の人たちがやってるワークショップ。これは「さをり織り」の体験です。
ニットをやってる相方さんによると、糸のセットさえしてあれば簡単に織れるけれども、糸のセットは大変だと。そのセッティングは、障害者の人たちがやってはりました。
これが、個人的にはヒット☆ おもちゃの病院です。
もうね、修理のプロみたいな人がいるんですよ。どういうネットワークで呼んでるのか知らないけれども、こういう人をスタンバイさせて、ちょっとした電子オモチャもなおしちゃいます。大けがしてるのは入院させて預かるんだけど、どっちにしても費用は実費だけ。ちょっとした故障なら、実費も不要。これはですねえ、見ていて全然飽きないですからっ!
とまあ、ちょっとピックアップしただけでオモロそうなものがいろいろあって、他のイベントでは見れないようなものがたくさん楽しめますわ。
福祉関係は、今まではつかず離れずで接してきて、これからは少しずつ接近していこうと思ってるんですが、思っている以上に頭を使っただろう工夫の跡がたくさんあって、望外の収穫が毎回あります。
北区ふれあいフェスタ2010主催:大阪市北区社会福祉協議会
11月6日 10:30-15:00
北区民ホール