地下鉄の中津駅前交差点、城北公園通でラマダホテル大阪が面してるところだけど、そっから西へずんずん歩いていくと、JR東海道線の線路にぶつかって、そのままガード下をくぐって線路の向こうに行くことができます。
んで、ガードをくぐらずに、線路の手前で南に折れてすぐのところに三叉路があるんですが、その三叉路のど真ん中に、お地蔵さんを祀った祠がありますねん。
番地でいうと、大阪市北区中津1丁目3番付近の路上。
路上のど真ん中に、ウォッチタワーであるかのように、お地蔵さんの祠が鎮座しているのですよ。
べつの角度から見ると、こんなのです。
もう何年もまえから気になっていて、いろいろ調べてはいるんだけれども、手がかりが全然なくて、僕のなかでは、謎の祠となってます。。。。
道路の真ん中に、時代に取り残されたように鎮座している祠や社は、通常、脇にでっかい神木があって、取り除こうとするたびに不吉な事故が起こることから、木の根元に神さまの使いであるヘビが棲んでいるとされる「巳さん(ミイサン)伝説」がつきもんです。
でも、この場所には、それらしい神木、大木はありません。
もひとつ、三叉路には庚申塔(koushinto)が建てられることがあります。
でも、庚申塔は猿系の神さんを祀っている場合がほとんどで、こちらはお地蔵さんですから、とりあえずは違うようです。
祠のなかは、ほれ、かわいいお地蔵さんがいらっしゃいます。
花も供えられているし、どなたかがお世話されているのは明白です。
というか、裏にまわってみると、振興町会の掲示板になっているので、振興町会でお世話されているのだと思います。
なら、振興町会の方に聞けばなにかわかりそうなもんですが、残念ながら、ツテがない。
お地蔵さんの下には、この祠を寄進したのであろう方々のお名前が刻まれたプレートが貼られていて、「昭和拾年吉日」とあります。
すでにこの場所に鎮座されて、戦争もくぐり抜けて75年。
この移り変わりの激しいキタの一角にあって、75年もご無事でいられるのはなかなかの奇跡ですが、中津らしいといえば中津らしい。
誰か、こちらのお地蔵さんの縁起をご存知の方がいらっしゃったら、教えてくださいませ。
中津1丁目の三叉路に鎮座する謎のお地蔵さん大阪市北区中津1丁目3番付近の路上