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平松市長と橋下知事の意見交換会を見て思ったこと
9月9日(木)、平松大阪市長と橋下大阪府知事の意見交換会が、大阪府公館で行われました。
大阪の両トップの公の場での議論は、今年の2月以来のことだそうです。

夜、いくつかのチャプターにわけてNHKで放映されていたけれども、見逃した方は、こちらに動画があがってます。2時間3分5秒のぶっこ抜きです。

http://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu010/movie/ch2/topics/index.html

意見交換会は、冒頭での橋下知事の話によると、合意を得るというよりも、意見の違いを鮮明にさせることに主眼が置かれていたようです。

もう、のっけから激論でしたね。激論というか平行線というか、合意を得るのが目的ではないと宣言しただけあって、どちらも妥協する姿勢はまったく見られないような塩梅で(笑)

まとめようもないけれども、強引にまとめてみると、

平松市長、橋下知事とも、広域行政体と基礎自治体のふたつの組織を地方に置いて、中央ではなく地方の権限を強化したい、という点では合意しています。

問題は、広域行政体と基礎自治体の定義、ですね。

現状、大阪府が広域行政体で、大阪市は基礎自治体です。
橋下知事は、府と市を解体して、大阪都という広域行政体をつくり、現在の区を基礎自治体として独立させ、区長を公選制で選ぶべきだ、と、言います。

この橋下知事案(知事案、というよりも、維新の会代表として掲げているプランです)にたいして、平松市長は、プランそのもの反対するということではなく、現状の制度下でまだまだできることがたくさんある、早急にやらなければならないことがたくさんある、という立場です。

つまり、橋下知事が「べき論」の理屈で制度改革を押し進めようとするのにたいして、平松市長は、現状の制度下で市と府が連携してやれることをやっていきましょう、という立場。

立ち位置が違うことが、議論が噛み合ない最大の原因でしょうな。そして、この立ち位置の違いは、そう簡単には埋まらないので、このふたりの議論は、ずーっと平行線を辿ります。平行線を辿るだけでなく、わかりにくい。

要するに、個々のイシューに対して、平松市長はYES、橋下知事はNOという、わかりやすい図式を描けないんですね。

具体的な事例を挙げると、
橋下知事は、府と市にわかれているせいで都市の力が弱まっているので、広域にかかる事業とコミュニティ内で完結する事業に分けて、府と市を再編するべき、との論。その論の先に、区を独立さえて区長公選制にする、と。つまり、区長は政治家がなるべき、と。
一方で平松市長は、区の税収格差があることを示し、大阪市がひとつだから財政調整をせずに済んでいるので、大阪市を解体するメリットはない、と。そして、区長は行政の仕事だ、と。

これでも、わかりやすく対立が見えやすいかたちに整理してみたけれども、やっぱりわかりにくい(笑)

一事が万事、この調子です。
特別支援学校、本四連絡橋、あいりん総合センター…、個別のイシューを取り出して議論してみたところで、やっぱり、立ち位置の違いというか話の出発点が違っているので、おたがいの論が対立するというよりも、すれ違っていく、という印象です。


なので、なにか実りがあったのかと問われたら、交差もぶつかり合いもなかったなあ、というのが、率直な印象です。右43度を向いてる人と、左18度を向いてる人が、議論してるかんじ。

自分のなかでもまとまってはいないけれども、いくつかの感想を抱くことはできました。

ひとつには、それぞれのモノの考え方は、なんとなくわかった。
ふたつめには、組織再編を中心とした制度論の話で、僕たちの生活に直結することではないから、実感を持って話を聞いたり判断したりするのが、しんどい。
みっつめには、それでもこうした公開のぶつかり合いはあったほうがいいと思いました。
今回の場合は、それぞれが違う組織の長だけれども、たとえば現在行われている民主党の代表選のように、複数の候補者が衆人環視のなかでこうしたぶつかりあいをすると、候補者も有権者も鍛えられていくのではないか、と思いました。


この日の夜はtwitterをつらつらと眺めていたんですが、結局のところ、直接行政を行っていないゆえにゼニを持っていない大阪府は、大阪市の財源をとりにいっているのではないか、との意見が、いくつかありました。
僕は、橋下知事と平松市長のどちらの論にも今のところ与していないけれども、少なくとも、twitterでいくつか散見したこの意見は橋下知事に対して悪意があるモノの見方だと思うし、うがちすぎだなあ、と思いました。







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この記事のコメント
橋下氏の「べき論」というのは、根拠薄弱であやしいと思いました。
そもそも「大阪都」ありきで、なにかそれが実現したら、大阪府民が大阪都民へと身分が上がり、なにもかも良くなるという感じです。
まるで新興宗教の教祖サマですね。
大阪市よりはるかに人口が多い横浜市で、神奈川県との二重行政が不能率だから、横浜都にする、なんて横浜市長が言い出したら、関東の人はみんな笑いますよ。
だから、もうその一点で橋下氏の大阪都論は無意味なんです。
しかも現存の大阪市を消滅させるという破壊的結果つきで。
こんなばかな恐ろしいことを堂々とトークする橋下氏に、私は恐怖さえ感じます。
それよりWTCビル移転騒動で莫大な損失を府民に回した責任はどうなっているんですか、橋下さん。
知事の仕事を放棄して逃げようたって、民間企業だったら懲戒モノですよ。

大阪市は私の生まれた街。今でも親戚や友達がたくさん住んでいます。
大切な大阪市を、新興宗教の教祖まがいの独裁者に荒らされて、消滅させられてはたまったものではないです。

足元をしっかり見据えて、着実に大阪市を底上げしていこうという平松氏にエールを送っています。

| 蓬莱島 | 2011/11/21 2:24 AM |
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