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六道の辻、あの世への入口から精霊を迎える
 六道詣り  

久しぶりに京都へ。
むかしは京都三昧で、それこそ京都中の神社仏閣を制覇せんばかりの勢いで行き倒していたけれども、最近は京都どこからか大阪市の北区から一歩も出ない始末で(笑)

まあ、でも、お盆だし、こういう機会に行っておきたいところもあったので、行ってきましたです、京都。

行ったのは、東山、八坂神社の南側にある六道珍皇寺(rokudo tinnouji)
ここらは、平安時代から東山の鳥野辺に死者を送り出す途上にあって、冥界と現世の分かれ道で「六道の辻」と呼ばれていたところです。京都のなかでも、仏性の濃いところ。
平安時代前期、歌人でもあった高官、小野篁(ono no takamura)が、ここにある井戸を通って、あの世とこの世を行き来していたのは有名な話で、あの世で、閻魔大王の補佐をしていたとのことですわ。

紫式部が愛欲を描きまくった「源氏物語」を書いた咎で地獄に落とされたとき、篁が閻魔大王にとりなしたという伝説もあるくらいなので、閻魔大王から信はかなり厚かったかと。

とにかく、冥土と現世を繋ぐ井戸がここにはありまして、お盆のころ、この井戸に通じる冥土からご先祖さんをお迎えするのが、このあたりのお盆で、京都で送り火が行われる少しまえ、8/7〜8/10にかけて、六道詣りが行われます。

まず、本道で経木に亡くなった人の俗名か戒名をお坊さんに書いてもらって、本堂前の香炉でお線香をあげます。香炉のお線香の煙を経木にまぶし、自分にも煙をかけます。

経木を境内の西にある地蔵堂の水槽に浸すか、杓や高野槇で水をかける、つまり水回向します。それから、経木をお地蔵様に供えます。ここまでの一連の作法をこなして、最後は、迎え鐘。

地の人たちが列をなして、六道珍皇寺の「迎え鐘」を搗き、精霊を迎えます。搗きたい人全員が衝くんで、順番待ちの行列がすごいことになってます。地の消防団なんかも警備に繰り出して、大にぎわい。
夜のお寺さんがこれだけ賑わうのって、初詣とこのときくらいじゃなかろうか。

ここ鐘はちょっと変わっていて、鐘楼がすべて壁に囲まれていて、釣り鐘が見えません。
鐘楼の壁の穴から綱が出ていて、その綱を引いて、鐘を搗きます。かなり珍しい梵鐘ですな。というか、そんなの、ここくらいしか知りません。

六道詣り


ゴーン、ゴーン、って響きは、十万億土の冥界の精霊にまで届き、この音を合図に、精霊たちが、冥土とこの世を繋ぐ井戸を通って、さらには、門前や境内で売っている高野槙を伝って、帰ってきます。
かつて、小野篁が、夜毎、高野槙の穂先を伝って冥府に通った、という伝承に基づいてのこと。



六道珍皇寺だけじゃなくて、このあたり一帯、そういう行事が行われています。
六波羅蜜寺、子安地蔵…、少し柔らかくなった晩夏の夜風に吹かれながらブラブラと歩いていると、あちらこちらで、そういう風景を目にすることができます。

六道詣り

六道詣り


夏らしい風物詩、ですな。
観光化されてないから、変なライトアップなんかもなくて、あざとさがまったくないところが、とってもいいです。






六道珍皇寺の六道詣り(8/7-8/10)
京都府京都市東山区大和大路通四条下ル4丁目小松町595
tel. 075-561-4129
拝観自由
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