先月から、梅田の主にJR大阪駅から南側、阪神百貨店から駅前第1ビル〜第4ビル周辺にかけて、駐輪場が続々とオープンしてます。
平場じゃなくて、1台1台を機械にはめ込んで駐輪するタイプの駐輪場です。
先月と今月で、約30ヶ所、合計1,000台分。
ミニバイク専用の駐輪場もいくつかできてます。
場所によって料金システムが微妙に違うんだけれども、概ね、
●最初の2時間→無料〜150円
●2時間〜5時間→100円〜150円(場所による)
●5時間〜24時間→150円
●以降、24時間毎→150円
こんなかんじです。
最初の2時間は無料のところがたくさんあるので、そこは狙い目ですな。
ここはブックファーストのあるあたり。
↓
これは、駅前第3ビルと第4ビルの間。宝くじ売り場の近くです。
↓
イーマの前
↓
僕は昨年の今ごろから、ひょんなことから梅田の放置自転車問題に取り組むようになりました。
梅田の町会の方々とお付き合いするようになり、そうした問題があって、地道に問題解決に取り組んでおられるオジィやオバァたちと接するにつけ、なんかお手伝いしたいなあ、と思うようになったのが発端。
所轄の警察署と区役所と大阪市建設局と地元の町会が連携して、キャンペーンを打つんですね。
毎月8日が、キャンペーンの日。
茶屋町周辺を練り歩いて、放置してある自転車に、マナーアップを呼びかけるパンフをカゴに入れたり、街頭でティッシュを配ったりします。
あるいは、大阪市建設局の要請で、放置しないでください!との呼びかけが書かれた黄色い絵符をくくりつけたり、撤去します!と書かれた警告用の赤い絵符をくくりつけたりします。
撤去そのものは、大阪市の職員にしかその権限がないので、それ以外の人たちは撤去作業は行いません。
大阪市の職員さんは仕事の一環だけど、僕らは皆、ボランティアです。
そんなかんじで、柄にもなく、僕は今、そんな、まじめで堅いところに首を突っ込んでます。
今、まちづくりは大流行りで、集客のためのイベントや仕掛けがあちこちで行われていて、それはそれでメディアにも取りあげられ、全国的な注目を浴びたりもしてます。
でも僕は、そういう、集客ためのまちづくりではなく、安全で安心して人が暮らせるように地道に活動されている、その土地でずーっと生きてきて、その土地を愛しておられるオジィやオバァたちが、愛しているがゆえに無償でいろいろとされている場所が、とっても好きです。
その場にいて、一緒になってあれやこれやとやることが、とても楽しい。
集客をメインとしたイベントや仕掛けのまちづくりは、いわば、陽のあたるまちづくりです。
でも、その一方で、影になり縁の下になって、地道にまちの安全と安心に取り組んでいる人たちがいて、その人たちの活動があってこその、陽のあたるまちづくりです。
夜になると夜警パトロールを行う人たち。
自宅周辺だけでなく、大通りにまで出てきて、広範囲を掃除してまわっているオバァたち(週に3日もです)。
放置自転車問題の解消に取り組んでいるオジィたち。
交番と定期的に連絡を取り合って、流行りの犯罪や事故傾向についての情報交換を行っている人たち。
高齢者向けに自転車運転の講習会を開いている人たち。
閉じこもりがちな高齢者のために仮設のカフェを定期的に開催している人たち。
落書きを消してまわっている人たち。
どれもこれもビックリするくらい地味だけれども、誰がやるのでもなく、他でもない、その場所に長く住み、その土地を愛してきたオジィやオバァたちが、地道に地道に、誰にも褒められることなく、やってはります。
断っておくけれども、まちづくり学を研究している大学の先生を迎えて集客のためのイベントを行ってメディアに持ち上げられている人たちで、こうした縁の下の活動に参加した人は、僕の知るかぎりにおいてだけれども、ひとりもいません。ひとりも、です。
研究のためのフィールドワークに訪れた先生すら、僕の知るかぎり、ひとりもいないですな。
でも僕は、こっちのほうがおもしろいし、オジィやオバァはむかしのことをたくさん知ってるから、いろんなことを知ることができて、とても楽しい。
えーっと、前置きが長くなったけれども、そんなわけで僕は今、梅田地区の放置自転車問題に積極的に取り組んでます。
でも、この1年、取り組んできて、放置はやめましょう!と一方的な呼びかけばっかりで、なんだかなあ、と思ったのも、事実なのでした。
だって、放置したくてしてるんじゃない。駐輪場はないし、あってもいつも満車だし、不便な場所にあるし、第一、どこに駐輪場があるのかすら、容易に知ることができないのが現状です。
僕はヘビーなチャリユーザーでもあるんで、このことは切実な問題なのです。
放置はやめましょう!もいいけど、撤去もいいけど、駐輪場の充実や駐輪場の利用ガイドの広報もやって、両輪で進めていかないと放置自転車問題なんて解決しない、というのが、僕の考えです。
事実、僕は、放置自転車キャンペーンに参加するためにチャリでその場所まで行って、キャンペーンで練り歩いている間に大阪市にチャリを撤去されたりしてます(笑) 3度も!(笑)
そのたんびに、キャンペーンに参加している人が自転車を放置してもらっては困る!と、関係者にキツくお灸を据えられるんだけれども、でも、チャリ置き場がないんだよ。どーしろと?
なら、いっそのこと、梅田周辺はチャリ乗り入れ自体を禁止にしたらどうですかね、とまで言いましたから。
そんなこんながありまして、そういう僕の声が届いたというわけではないんだけれども、じつは、区役所内に放置自転車問題解消のために非常なる熱意を持って動いている人がいまして、その人が関係各所を動かしまくって、このたび、JR大阪駅の南側から国道1号線のところまでのエリア、主に阪神百貨店周辺やイーマ周辺、駅前第1ビルから第4ビルまでの周辺約30ヶ所に、合計約1,000台分の駐輪場が、今月、すべてオープンしたのでした。
昨日が、その、オープニングセレモニー。
平松市長や大阪北区長、大阪市建設局の担当者なんかが集まって、盛大にセレモニーが行われました。
常日頃、地道に問題に取り組んできた地元のオジィやオバァたちも列席してのセレモニーでした。彼ら彼女らが、久しぶりに日のあたるところに招かれたことは、我がことのように嬉しかったですな。
奥にゾロゾロといてはるのが、地道に問題解決に取り組んでこられたオジィやオバァたち。
ブルーの服を着てるのは、大阪市の職員さんです。
あ、府会議員、市会議員のセンセーたちも、ここぞとばかりに来てましたな。
あの人たちは、人が集まる場所は票が集まってるくらいにしか思ってないだろうから、どこにだって顔を出しますな。
あらためて、下品な人たちやなと思った次第。
まあ、でも、あちこちでアナウンスしてくれるのなら、センセーたちをひな壇に祭り上げるのも、少しは意味があるんでしょうけどね。
この人たち。市会や府会のセンセーたち。
駐輪場問題にまったく絡んでないけど、こーゆーときだけ来て、さも自分がやったような顔して立ってはります。が、実際はなんもしてない。箔付けですわwww
そして最新情報☆
今年度中に、JR大阪駅よりも北側のエリア、茶屋町の新御堂沿いになりそうらしいのですが、そのあたりを中心に、さらに1,000台分の駐輪場の設置が計画されてます。
目下、計画鋭意進行中☆ とのことです。
ほいで、僕です。
駐輪場は続々とオープンし、少〜しは放置自転車問題も緩和されます。
でも、mapがない。しかも、北区内の駐輪場を一元管理している場所はどこにもない。
なので、僕が、駐輪場mapの携帯サイトをつくります。
あっちこっちに企画書をわたして、プレゼンしまくって、ようやくゼニを出してくれるところが見つかった途端、各所からえらいこと注目を集める企画になってしまっていて、ちょっとプレッシャーがすごいです(笑)
一応、7月1日をメドに、サイトをオープンさせます。
QRコードも配りまくります☆
詳しくはまた後日☆