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第14回サイエンスカフェは「家族と住まい」&オープニングイベント! ライフスタイルと家について語り合ったのでした
月イチになって少しばかり落ち着いた北天満サイエンスカフェ。土曜日にあったので、行ってきました。
会場ではないのだけれども、拠点というか、サイエンスカフェのベースキャンプみたいなものがオープンして、今回は、そちらのオープニング・セレモニーも併せて行われたのでした。

ベースキャンプは、こんなところです。商店街の、黒崎公園入口すぐのところにあります。

北天満サイエンスカフェ


国会議員やら市、府会の議員さんやら、エラい人たちがたくさん来てはりましたな。主催者さんにとってはともかくとしても、カフェに参加している僕らにとってはべつにどーでもいいこと。でも、エラい人がたくさん来て、あちこちにアナウンスしてくれるのなら、来てもらうことにも意味はありますね。

オープニングなので、北天満ユニオンサイエンスカフェではおなじみのシーポンさんのライブがありました。

北天満サイエンスカフェ

世代を超えて誰もが知ってる曲を歌ってくれる、アカペラのグループです。
トトロの曲、恋のバカンス、亜麻色の髪の乙女、ジェットコースター・ロマンス、セプテンバー…、ジャンルを横断しまくって誰もが知ってる曲ばっかり。黒崎公園の入口でのストリート・ライブなので、立ち止まって聞いて行く人がわんさといてまして、つかみはオッケーです☆ 彼らも、ライブの回数を重ねるたび毎に上手くなってきてます。

その後、オープニング・パーティがあって、ちょっとしたケータリングがふるまわれて、本チャンのサイエンスカフェ開催☆

北天満サイエンスカフェ


ベースキャンプがオープンしたので、てっきりそこでするもんだと思っていたら、参加者がたくさん来すぎたみたいで、結局は、いつも通りに商店街の路上で…。ベースキャンプ、宝の持ち腐れじゃないですか(笑)

今回のお題は、「家族と住まい - 生活に合った住まいに住んでいますか? - 」。話題を提供してくれるのは、大阪市大の小伊藤亜希子さん(准教授なんですが、そうした肩書きを取っ払ったところからスタートするのが、サイエンスカフェの趣旨だとのことなので、ここでもそうします)。

北天満サイエンスカフェ

日本の都市の住宅の多くは、戦後に普及したnLDK型の住宅で、これらは一見機能的だけれども、多様化する私たちのライフスタイルとズレていることもしばしばあります。
そこで、今回のカフェでは、赤ちゃんのいる住まい、住まいのなかの妻の居場所、子ども部屋など、いろいろな事例と角度から家族と住まいについて考えてみる、というのが趣旨です。

こちらが、今回の話題提供者の小伊藤亜希子さん。

北天満サイエンスカフェ

僕の育った家は、千里ニュータウンの団地。
大阪万博で各国のパビリオンを運営する参加国のスタッフの宿舎にするために建てられたものが、大阪万博が終わってから公団(今のUR都市機構ね)に払い下げられて、一般住宅として公募されたもんです。
2LDKでLDと廊下がフローリングで、ユニットじゃないバス・トイレがありました。
高層住宅で、ベランダがあって、当時としては最先端の住宅で、入居当時はなかなかモダンな扱いやったそうです。当時、フローリングなんて、ほとんどなかったんじゃないかな。
これ、まさに、戦後に普及したnLDKの典型的なパターンですな。。。というか、先駆けです。
僕は、そういう家で育ったんで、戦後に普及したnLDKのライフスタイルを一身に浴びて育っていることになります。

それまでの住宅というのは、食事をしたり団らんをしたりお客を迎えたり着替えをしたり…、なんでもしちゃうような、用途がよくわからん部屋があるのが、日本の伝統的な家屋やったそうです。

それがLDKという欧米のスタイルが導入されて、使用目的が限定された部屋が出現しました。
リビングというのは、人(家族)が集まる場所として、パブリックな空間として機能します。それに対して、個人の部屋(寝室)は、プライベートな空間として機能させますな。

でも、おもしろいのは、これからです。
パブリックな空間として用意されたはずのリビングで着替えをしたりするのが、日本人ですね。我が家でももちろん、リビングで着替えをするのは、あたりまえの風景でした(笑)着替えた服がそのままリビングの壁に吊るされていたりね(笑)

今、上海万博で、パジャマ姿で町を歩く中国人のことがニュースに取りあげられたりするけれども、そうした中国人の意識を持ち出すまでもなく、アジアには、パブリック空間とプライベート空間の区分けって、もともとは意識が希薄なんだと思います。

オキナワなんて今でもそうだけれども、タイあたりに行くといつも感じるのは、平屋の家のなかは丸見えで、誰でもが気軽に入っていける空気です。実際、全然知らない人の家の庭先で結婚式やお葬式が行われていて、まったく関係ないけど、誘われるままに参加したことも何度もあるし、そういうオープンな感覚を、アジア人は持っていると思います。

だからこそ、欧米の、パブリック空間とプライベート空間を厳密に分ける感覚は、なかなか馴染まないんだと思うんですね。様式だけを取り入れても、結局は、その境界線をぐちゃぐちゃにしてしまうのが、よくも悪くもアジア人、日本人の感覚なんだと、自分の体験を通してみても、僕はそう思いますな。

ここで、論語にある一説を思い出しました。
泥棒に入られることの多い家があって、鍵を何重にしても、やっぱり泥棒に入られて困っていた人がいました。で、徳のある人に相談したところ、鍵は全部取っ払って、「鍵」と書いた紙を入口に貼っておきなさい、と。すると、これ以降、泥棒に入られることはなくなった、という不思議な話です。
つまるところ、ドアに鍵をかけるのではなく、泥棒の心に鍵をかけた、ということです。それで成立しちゃうというか、こういう話に得心できる感覚が、アジア人のなかには、通底奏音として流れているように思います。欧米人には、絶対にない感覚。この感覚と、公空間・私空間の区別をつけない感覚は、どこかで繋がっているように、僕は思います。

欧米との対比でいえば、もうひとつ、おもしろい話が出てきました。
日本では、子供が生まれると、両親が子供と一緒に寝るのは、ごくあたりまえの風景です。平均で、子どもが10歳までは、両親とおなじ部屋で寝るというデータが出ています。
でも、欧米では、早いうちから、子どもは子ども部屋に移して、親とはべつべつに寝るようにしますな。
これは子どもに自立を促すためのしつけ文化なんでしょうが、日本ではありえん文化です。どっちがいいという話ではなく、この対比からいろいろなことを導きだせそうで、なかなか興味深い事例でした。
子育てにおいて、保護と放任のバランスが、日本と欧米では大きく違う、ということです。

ここでも、またまたおもしろい事例があって、小伊藤さんが紹介してくれたものは、
有名私立大学に入学した生徒の小学校時代の勉強スタイルを調べてみると、リビングで勉強したりキッチンの横で勉強したりしていた生徒が多い、というものでした。
親とコミュニケーションをとりながらの勉強というのは、意外なほど効果があるみたいです。
これは、おなじ部屋にいるというだけのことで、親が子どもの勉強を手取り足取りということではなく、親は親で家事なんかの自分の仕事をしている横で、子どもは子どもで勉強しているという図です。でも、おなじ空間にいることで、コミュニケーションがとれます。子どもが勉強していてわからないところがあると、即座に親に聞くことができる、そういう距離感です。これが、好結果を生んだ事例は多い、ということでした。

ただ、この事例は、幸福な事例として紹介され、それもひとつの幸福だろうからいいんだろうけれども、なにも有名私立大学に子どもが入学することだけが幸福なわけではあるまいし、なら、家庭や家族における幸福の尺度というのは、なにがあるんだ?という疑問が出てきます。だって、それが有名私立大学だけだというのなら、こんな悲しいことはないじゃないですか(笑)

学者の先生が事例として提出するのなら、この学問の世界における家族や家庭の幸福を測る尺度としてほかにどんなものがあるのか、ということを知りたい、と、僕は思いましたな。

このあとは、学校教師や建築をされていて、かつ家庭を持つ女性の、家における居場所はどこにあって、どのように変化していっているのか、ということや、実験的な間取りを配した家に実際に2年間ほど住んでもらった実験結果なども出てきたのだけれども、そのあたりの話は、個人的にはもひとつ興味が湧かずで、右から左に…(笑)

というかんじで、今回もなかなか興味深い話、というか、家という身近な話題のときは、やっぱ、楽しいですな☆
身近なだけに、参加されていた方たちからも、たくさんの質問や意見が出てました。

北天満サイエンスカフェ

オープニング・セレモニーに来ていて議員さん? セレモニーでは立派なことをたくさんしゃべってはりましたが、サイエンスカフェでは誰一人見かけませんでしたわ(笑) 忙しいのか、興味がないのか…。なんなんでしょうね、あの人たちは。


そうそう、今回のサイエンスカフェには、メディアの取材がたくさん入って、僕、テレビのニュースにインタビュー付きで出てしまい、関西ローカルとはいえ、不細工な顔をさらしまくってしまいましたです(笑) あ〜、恥ずかしっ!

北天満サイエンスカフェ



というわけで、次回のサイエンスカフェは、「進化論の今」です。

6月19日(土)14:00〜16:00
みずしま財団理事、元岡山大学の白井浩子さんがお話してくれます。




北天満サイエンスカフェ
天五中崎通り商店街
大阪市北区黒崎町
HP http://kitatenma-cafe.com
mapを見る




【過去の北天満サイエンスカフェ】
■「天五中崎通り商店街で北天 満サイエンスカフェ開催☆ 路上の紙芝居風講義がおもろすぎます!」

■「寺子屋風にサイエンスを学ぶ『北 天満サイエンスカフェ』。天五中崎通り商店街で新型インフルエンザについて学んだのでした。」

■「第4回北天満サイエンスカフェ は、『遺伝子組み換え作物は安全か?』で、またまた生活に密着したサイエンスでした。」

■「第5回北天満サイエンスカフェ は、子供向けだけど子供騙しじゃなかった『こども面白サイエンスカフェ』☆」

■「今年一発目の北天満サイエンスカ フェは『地球の未来を考えよう! 〜気候変動と私たちのくらし〜』です☆」

■「第7回北天満サイエンスカフェは 『まちづくり』について語り合ったのでした」

■「第8回北天満サイエンスカフェ は、初の遠征!適塾を見学してきました☆」

■「今回の北天満サイエンスカフェ は、食の大切さについて。不健康生活を肯定するルイスがグチりまくるブログの巻(笑)」

■「サルは自己犠牲を伴う行動をと る! 第10回北天満サイエンスカフェは、ヒトの仲間であるサルの生態を見る☆」

■「今回のサイエンスカフェは『睡眠 について考える』。考えても、生活習慣を変えんかぎりはどうにもならんけど…(笑)」

■「今回もやっぱり大人が夢中になっ た、こども面白サイエンスカフェ☆」

■第13回サイエンスカフェは、錬金術☆





■この町内の最近のエントリー■
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この記事のコメント
昨日の朝日新聞に記事になっていましたね、なぜ今頃?と思いながら
次回の参加者は増えるのではないでしょうか。
時間が合えばと思っていましたが、今度は人が増えると考えると
また、一段と遠くなってしまいそうな・・・次は来週末ですね、
カレンダーには丸をしておきましょう。

ところで、明日から開催されます、「ナレッジキャピタルトライアル
2010」に参加されるのでしょうか?北区から少し足が出ますが
北ヤードの事ですから参加されるのでしょうね。 私も11日に
出かけようかと思っています。 ルイスさんの取材報告を楽しみに
しているので、先走った発言をしてしましました、本当に楽しみに
しているので、お許しください。

| Quiyox | 2010/06/09 4:33 PM |
この記事のコメント
>Quiyoxさん

サイエンスカフェは…、こんときは常設の箱がオープンしたんで、主催者がメディア関係にお伝えしたとのことでした。
各種新聞、雑誌、テレビが来られまして、私めもちゃっかりニュースに(笑)
件の新聞記事は拝見していないのですが、速報性のあるニュースではなく、じっくりと構想を練って記事にする、、、みたいなかんじなのでしょうかね? 新聞に載る場合は、そういう扱いがこれまでも多かったので。

ナレッジキャピタルトライアル、明日行きますよ〜。朝10時なんで、起きれたらの話ですが(笑)
ずいぶんまえに申し込みをしていたんですが、最近になって、大学の先生やら企業さんやら、あちこちからお誘いの声がかかってきました。しがらみに縛られるのはイヤなので、きっと、一人でこっそりと行ってるかと(笑)

感想、ガンバって書かねば(笑)

| ルイス | 2010/06/09 5:23 PM |
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