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佐賀は肥前藩蔵屋敷跡も今は…
蔵屋敷ってなに?
と、ときどき聞かれるんで、全国の諸大名が商業の中心地である大坂で特産品を売ってたところ、つまり、常設の産地物産の店、と、答えるんですが、ビックリされる確率が高いです。
どーも、諸大名の出先行政機関みたいに思ってる人が多いみたいですね。まあ、字面からは土産物店とは想像しにくいのはわからんでもないですけど…。
出先機関は、蔵屋敷ではなくて、藩邸ですな。もっとも、そうそう経費をかけられない藩は、藩邸の機能を併せ持った蔵屋敷を経営していたので、あながちまちがいでもない。

ただ、武士の社会には商業を賎しむ儒教的な精神が色濃くあったせいで、ほとんどの大名は、商人を表に立てて、藩は影のオーナーみたいになっていたので、そういう誤解もあるのかな、と思わんでもないです。

大坂の蔵屋敷は、流通の拠点であった大坂の象徴でもありました。
中之島や堂島などの大川の両岸に集中していたのは、当時の物流の主力が海運だったからですな。もちろん、トラックはおろかエンジンも存在していない時代ですからな。
江戸時代のピーク時には、124の蔵屋敷があったといいます。でも今、跡形もないどころか、そこにあったことを示す石碑すらも、10もないんだとか。
中之島一帯の公共施設、市庁舎やら日本銀行やら府立図書館やら中央公会堂などなど…、それらの建物が建っている場所には、蔵屋敷があったはずです。


江戸時代、大坂には年間200万石ともいわれるほどの米が入ってきていて、その3/4が蔵屋敷に入る蔵米であったとされています。

蔵屋敷は、まず、入札の期日と払い下げ量を公示して、米の仲買人に入札させます。で、落札した仲買人は保証金を納める。その後、数日以内に掛屋(銀行みたいなところですな)で残り代金を払い、受領書にあたる銀切手を引き取ります。
それを30日以内に蔵屋敷に提示し、今度は、「米切手」と交換します。

運んできた米を軒先に並べて、そこにきたお客さんに値段をつけて売るという普通の商売じゃなかったわけです。入札させ、証券を発行するのだから、相場が立ちますな。
蔵屋敷が建ち並ぶ中之島から堂島の一帯のど真ん中、堂島に米相場があったのは、ごくごく自然なことだったと思います。

で、仲買人は米切手を小分けにして米屋さんに卸すわけです。
米切手を持参した蔵屋敷に提示すれば、いつでも記載された量の米を下げ渡される権利を持っていたので、これは、小切手みたいなもんです。
ただし、今みたいにコンピュータで処理してオンラインでネットワークが結ばれている時代ではないので、事務処理に一定期間の猶予が蔵屋敷側に許されていたと言います。
これが、当初は30日だったのが、次第に延びて、1年〜1年半の猶予にまでなったので、こうなると、約束手形みたいなもんです(笑)
実際、米切手は第三者への譲渡が許されていて、換金や第三者への支払いに充てることもでき、為替の代用みたいになっていたようです。

ということは、財政が逼迫してくると、空の米手形が発行されたり、その決済に四苦八苦したりなんてこともあったわけで、徳政令なんてのは、このあたりからでてきた政策課題だったかもしれませんな。



などということが書かれた立て札でもあればいいな、と思って、西天満の裁判所の敷地んところに佐賀藩の蔵屋敷の跡碑があるよと聞いて、行ってみたら、こんなことになってました。

詳しいことが書かれた案内パネルどころか、石碑すらがチャリに埋もれてますがな(笑)

佐賀といえばかつての肥前藩。でっかい藩だったから、きっとでっかい蔵屋敷を建てていたと思うんですが、それも今となっては、このありさまです。

これはなんとかした方がいいと思うけどなぁ(笑)

佐賀藩蔵屋敷跡

佐賀藩蔵屋敷跡










佐賀藩蔵屋敷跡碑
大阪市北区西天満2-1-10 大阪高等裁判所敷地内
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