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酒乱が治ると評判のお寺さん、かしくの寺(法清寺)に、酒乱じゃないけど行ってみた
かしく寺(法清寺)

お初天神の近くに酒乱が治る寺があるとは聞いていたのだけれども、僕、酒は飲まんので酒乱も関係ないし、まあ、いつか機会があれば行ってみるか、くらいに思っていたら、3月17日に祭りがあったらしく、アンテナ張ってなかったんで、きっちりスルーしてしまってました(笑)

ここはね、酒乱が治る謂れがあるのですよ。
こんな話です。

「かしく」さんという遊女が、北の新地にいました。
油屋喜兵衛の抱え遊女だったんだけれども、蔵屋敷留守居役に請け出され、名前も八重と改めて老松町で暮らしていたのでした。ま、見初められてのセレブ婚みたいなもんですな。
かしくさんは、普段はおとなしい婦女子さんなんですが、酒が入ると前後見境がなくなったかのように振る舞うクセがありまして、つまるところ、酒乱なのですよ。
で、そのことでいつも兄の吉兵衛に戒められるんだけれども、あるとき、吉兵衛とケンカになって、誤って傷つけてしまうんですね。それが元で吉兵衛は亡くなっちゃうんで、かしくさんは、兄殺しの刑で死罪となってしまいます。これが、1749年(寛延2年)2月のこと。
当時、刑場があったのは千日前なので、そこへ引かれていくんですが、その直前に、かしくさんは油揚げがほしいと懇願します。その油で髪を溶きつけて町を引きまわされたんで、身だしなみを忘れぬ女と評判になったわけです。

この話は、「八重霞浪速浜萩」と題して、浄瑠璃になってるんだとか。
かしくさんの事件と前後して、市中にふたつの心中、死傷事件があり、3つの事件をまとめて、道頓堀でよく上演されていたらしいです。

お墓は、かつての抱え元である油屋喜兵衛らが、かしくさんが毎日欠かさずお参りしていたという法清寺に建てます。
さて、かしくさんは、最期の一念で、自分とおなじ悪癖に悩む世の人のために、悪酒やめ、酒に乱れぬ神霊とならんと誓願しました。

かしく寺(法清寺)


そのこともあってか、墓石を削り取って煎じて飲むと酒乱が治るとの風評が流れ、かしくさんの墓を訪れる人が絶えないといいます。幕末には、この妙薬を削り取る人があまりに多く、かしくの法名が見えなくなるほどだったというんで、どんだけ酒乱が多かったんだか(笑)

かしく寺(法清寺)


今は、凶事を転じて福とする「よいまもり(酔い守り)」がもらえるらしいです。
酒乱以外にもいろいろ効くみたいだけれども、まずは、酒癖に悪い人からお参りしてください、どうか(笑)

ところで、かしくさんの墓がある法清寺は、1744年(延享元年)に開創。どっちかというと新しい部類のお寺さんになりますな。
梅新交差点の北東、雑居ビルや飲み屋さんや風俗店に囲まれて、聖と俗のコントラストを際立たせてます。






法清寺(かしくの寺)
大阪市北区曽根崎1-2-19
tel. 06-6364-8967
map






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この記事のコメント
曽根崎あたりって、なんか悲しい話から生まれたパワースポット(?)が多いんですかね。。

酒乱じゃないんですけど、最近のんだ後の記憶がありません。。
こんどお参りしてきます><

| ミギー | 2010/05/28 8:14 AM |
この記事のコメント
>ミギーさん

飲み屋街って、やっぱ、悲恋話が溢れるんでしょうな。
飲み屋の恋はファンタジー(嘘)のはずなのに、現実かと錯覚させる仕掛けがあるんやと思いますわ。

>酒乱じゃないんですけど、最近のんだ後の記憶がありません。。

酒乱じゃないどころか飲みませんけど、記憶なんて…。。(笑)

| ルイス | 2010/05/30 7:50 PM |
この記事のコメント
>飲み屋街って、やっぱ、悲恋話が溢れるんでしょうな。
たしかに飲み屋街というか歓楽街ですね、曽根崎周辺は。
昔からそうだったんでしょうか。

うまく言えないのですが、端(エッジ)というか、性癖とかお酒とかでもそうですが、センター(中心部)で溜まりたまり、抑圧された部位が顔を出すところのような気がすます。
サラリーマンというか、普段スーツを着て社会的規範に沿った行動を要求されてるオッチャンたちの歓楽街でのはっちゃけぶりを見ると、いろいろ考えさせられます^^

| ミギー | 2010/05/31 6:56 AM |
この記事のコメント
>ミギーさん

曽根崎はむかしっから歓楽街です。

おっしゃってることは、文化人類学上の「中心と周縁」の理論の範疇に入るような話ですかね。表裏一体、ハレとケ…、たしかに、センターとエッジ(マージナル)には、光と影というか、おっしゃっているようなことはあるんではなかろうかと。

で、おもしろいのは、ミナミの生国魂さんなんてあからさまにそうですが、神社仏閣と歓楽街やラブホが接しているケースって、意外なほど存在していることだと、僕は思ってます。

聖と俗って、裏表の関係で、本質はおんなじなんやろうなあ、と、見ていると思えてきます。

| ルイス | 2010/05/31 7:11 AM |
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