大阪市の北区をグルグル巡るブログ | 大阪市の北区メインでいろいろ仕事をしてます。仕事場も住んでるところも大阪市北区なので、北区をグルグル巡って、目にしたもん耳にしたもん感じたもんを、つらつらと書いています。

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TJWKもチーフサーキット@関大リサーチアトリエを開催しました!
 
10月6日(日)10:00-17:00
TJWK関西、今年一発目のモチーフサーキットを、天神橋筋商店街3丁目の関西大学リサーチアトリエで開催しました。

現在、TJWK関西では全国から集まったモチーフが70,000枚程度あり、順次作品として繋ぎ販売していっているのですが、モチーフの保管場所が物理的になくなってきたために、今はモチーフを送っていただくのをストップさせていただいています。
でも、みんなが集まって顔を突き合わせて、思いや情報を交換させたり、なにがしかの時間を共有する場所は絶対に必要だよねとの思いから、みんなで集まってモチーフを編むモチーフサーキットだけはやろう!ということになり、開催しました。

WSは予約を受け付けているので、どれくらいの人が来ていただけるのかを事前にある程度把握することができるのだけれども、モチーフサーキットや販売イベントは、ほんと、ふたを開けてみないとわからない。。。
誰も来なかったらどうしよう!という恐怖は、直前までありまして、毎回スリリングな思いをしながら開催しています。

今回は天満音楽祭と重なったこともあり、いつもの喧噪とは少し違う、どこか浮き浮きとした商店街のなかでの開催となりました。

オープンした10時から少しずつ人が集まりはじめ、人も途切れることなく、なんだかんだで30人くらいの方にお越しいただけたようです。
3年前の第1回目のときは、100人以上の人が集まり、とてつもない熱気のなかでの開催でした。
あのときの喧噪と比べると、TJWK関西の活動も、少しは落ち着いてきました。
そのぶん、緩やかで心地いい空気が流れていて、いいもんだなあと思ったですね。

黙々と編んでおられる方、おしゃべりしながら編んでおられる方、モチーフの形に焼いたクッキーを差し入れてくれた方、かぎ針の形に焼いたパンを差し入れてくれた方、atricotさんはアコーディオンを弾き、ブランケットの繋ぎをされている繋ぎ隊の方たちがいて、今週10/9からはじまる阪急百貨店での販売催事に配る予定のブローチをつくってくれている方、はじめて来ていただいた方、通りすがりに見つけて入ってきてくださった方、お友達を連れて来てくださった方、陣中見舞いに来てくださった方…、いろんな方が来てくれはりました。

今回は、関西大学リサーチアトリエの研究員である安部美和さんに、中越地震で被災した新潟が復興していくプロセスで、具体的にどんなことがあったのか、エピソード集のようなかたちで話していただきました。
嫁と姑の問題があったり、行政と地域の人たちの意識のずれ、祭のこと…、身近でわかりやすく、おもしろい話が満載で、やっぱ、メディアからは伝わってこない話というのは多いのだなということを、あらためて教わる講演でした。
意外だったのは、そもそもの復興の定義、こうなったら復興というものが、日本では未だ定められていないということでした。それすらが決まっていないのなら、東北にかぎらず、被災地の復興は、どこを目指すのでしょうか。じつに不思議で、興味深いお話をいただきました。

このプロジェクトは、代表のatricotさんの心に灯った火がきっかけとなってはじまったプロジェクトです。
それに協力するかたちで、僕や、いろんな方がかかわるようになりました。
そうやって、少しずつ少しずつ大きくなり、今では日常的に関わりを持ってくださっている方が、たくさんいます。

震災への関心はあたりまえだけど少しずつ薄くなっていきます。
人は忘れないと生きていけないから、それはもう、あたりまえのこと。
そんななかで、このプロジェクトも、規模だけをとらまえると、やはり小さくはなっています。
でも、それと反比例するように、日常的に関わってくれるコアとなるメンバーは増え続け、うちでもやるよ!と手を挙げてくださる行動力の固まりのような方が、東京で、三重で、愛媛で、長崎、愛知で…、関西を飛び越えて、あちらこちらからアプローチをいただけるようにもなりました。
小さくなったどころか、広がりを感じることのほうが多いのです。

被災地の福島県大槌とも中継で結びましたよ!

震災の復興支援というのは、もちろん、そこで苦しんでおられる被災者のために行なうものです。
でも、そこに関わることは、同時に、かかわる僕たちが救われることでもあります。
素敵な出会いがたくさんあり、出会うことで、僕たちこそが、成長もできれば豊かにもなるし、歓びや楽しみを感じることができます。

そういうことが実感できる場だし、そういうことが許される場にすら、TJWKの現場はなっています。関わるそれぞれの方が、それぞれの居場所を見つけて、自身の欠落した某かのものを埋めたり、尖ったいびつななにかを削ったり、そのままでいることの心地よさを感じたりしながら、ちゃっかりとそこに座って楽しんではります。

自分たちが楽しめば、それが支援に繋がっていく。
そういうミラクルな場にTJWKはなっています。

モチーフサーキットのアルバムをぜひご覧ください。

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.698850690125839.1073741877.100000027442674&type=1&l=579dc72c1f


70歳オーバーのおばぁと20代の若い婦女子さんが、自然に触れ合ってる風景があちこちで展開されています。
それぞれのバックボーンを超えて、そこに、バックボーンのほんの一部を持ち寄って、たくさんの人が繋がっています。


さて、今週からは、阪急百貨店うめだ本店での販売weekです!
10月9日(水)〜15日(火)のあいだ、10階の手芸売り場「Sesse」にて、TJWK関西の作品販売ブースが出ます!
現物をご覧いただける数少ないチャンスなので、ぜひぜひ、お越し下さい。
あなたが編んでくださったモチーフを作品のなかに見つけることができるかもしれません!

もうひとつ、
期間中、10月10日(木)のみ、9階の祝祭広場にて、TJWK関西の全作品を展示販売します。祝祭広場の円形階段すべてを、TJWK関西の作品で敷き詰めます。きっと、すごい光景が繰り広げられるかと!
すべての作品が一同に展示されるなんてことは、この先、あるかないかわからないことなので、ぜひぜひお越し下さいませ〜。

ひとりひとりの物語を
IMG_2170

ソウルフラワー・ユニオンの中川クンが、アコースティック・ソロ・アルバムの第2弾「銀河のほとり、路上の花」が届いた。
もはや、いいとか悪いとかを論じられるようなアルバムではなく、中川クンの日常がそのまんま詰まったような、近況報告のようなアルバムだ。

トレーラーがYouTubeにアップされている。




もっとも、中川クンの近況報告といえば、東日本大震災の復興支援や反原発のデモに集約される。
セルフカバーを含めて、海をテーマにした曲が多いのも、そんなところに由来しているのだろう。

最近、震災や原発のメルトダウンについて書かれたものを見るたび、数字にどれほどの意味があるのだろうか、と、考えるようになった。
たとえば、福島第一原子力発電所1〜3号機から放出された放射性セシウム137は広島に投下された原子爆弾の168個分に相当する、と言われても、これらのテキストからは、なにかとんでもないことが起きているような気にさせはするけれども、そのじつ、なにひとつ光景が立ち上がってこないのだ。
数値と人間とのあいだにある絶望的な真空を埋める生きた言葉が、そこにはないからだ。

戦争であれ災害であれ虐殺であれ、大量死が起こったとき、メディアはしばしば、そのような計量的な思考をするけれども、突き詰めてみれば、そのような思考は、人の魂をこれっぽっちも救いはしていないと、僕は思う。

大量死の恐ろしさは、いちどきに大量の人間が死ぬことにあるのではないと、僕は、自身の経験に照らして、何度も言ってきた。そのなかに、それぞれに名付けられた、固有の、ひとりひとりの死が、ないこと。そのことこそが、絶望的に恐ろしいことなのだと、僕はずっと言ってきた。
死において、それがただただ数であるとき、それは絶望そのものだ。人は、死において、ひとりひとりその名を呼ばれなければならない。それこそが、その人が、この世に生きた証なのだから。

中川クンのこのアルバムを聴いているとき、ひとりひとりの人間の顔が立ち上がってきた。
津波を引き起こした海だけど、それでも私は海が好きだと言った人がいた。
街頭からトキの声を上げる気高い人がいた。
涙が流れるまま、胸の痛みが止まらないまま、網膜に影を焼き付けた人がいた。
証言台に立つ人がいた。
不安に足がすくみながらも、声を上げる人がいた。
恵みの海で祈り、弔い酒を贈り、再び船を出す人がいた。
久しぶりの顔が揃うなか、泣き顔に笑みが溶ける人がいた。
勇ましい言葉だけで何度も間違え、何度も打ち沈む人がいた。

ちゃんと、顔が見えるのだ。
中川クンが、3.11以降、いや、3.11以前からの仲間たちすらも囲い入れて、彼のこのアルバムからは、生身の人間の、固有の名前を持った人間の、顔が見える。
別れがあり、怒りがあり、哀れみがあり、泣きも笑いもあり、すべては受け入れられ、世界はお前を待っていると言い、再生の物語へと収斂されていく。

そういうアルバムだ。

そういえば、中川クンのアルバムには、ソウルフラワーのアルバムも含めて、ジャケットのクレジットの欄に、「それぞれの現場で闘っている人たちに捧げる」といった一文が添えられていた。
今回のアルバムには、「被災地やデモの現場で出会った不屈の仲間たちに乾杯! このアルバムを世界中の抵抗者たちと子どもたちに捧げる!」と添えられていた。

明日は、僕たちの、Think Of JAPAN While Knittingの新作お披露目&販売会が、中津芸術文化村ピエロハーバーで開催される日。
このプロジェクトもまた、モチーフを編んでくれた人、繋いでくれた人、伝えてくれた人、お買い上げいただいた人たちの、無数の、でも、ひとりひとりの、たくさんの物語を大切にしている。それらの物語が有機的に繋がっていくことを、とても大切にしている。

最後の担い手は、お買い上げいただくあなたなのだけれども、それはなにも、お買い上げいただいた15,000円や20,000円といったおカネが寄付され、被災地の震災遺児の支援のために使われるということだけではない。
このプロジェクトに集まった、彼や彼女たちの想い、泣き、笑い、救い、そんな物語の渦のなかに、あなたも加わってくれる、ということだ。

被災地で、なぜ、中川クンの歌がかくも必要とされているのか。
それは、音楽を言いわけにして、その場にいる人たちが感情を解き放つことができるからだ。
被災したのは自分だけではない、頑張らなければならない…、そうやって自制を重ねてきた人たちが、音楽を言いわけにして、思いっきり泣いたり、思いっきり笑ったりし、閉じた感情を解き放ち、心を覆った澱を吹き飛ばすことができるからだ。音楽のせいにすることで、その人は、重しを、いっとき、背中から地面へと置くことができるからだ。

僕たちのTJWKにも、そのような物語がたくさんあるし、また、そうでありたいと、ずっと思っているし、なによりも僕自身が、TJWKによって、そのような軽やかな心持ちを持つことができています。

明日、会いましょう!

Think OF JAPAN While Knitting 関西
http://atricot.jp/tjwk/






【TJWK】モチーフサーキット@北区社会福祉協議会を開催しました☆
久しぶりの、ニットで被災地を支援するThink Of JAPAN While Knittingです。
久しぶりと言っても、僕のブログにエントリーするのが久しぶりなだけで、活動は常時続いています〜。
イベントをやっていないだけで、全国でモチーフを編んでくれている人たちは今も定期的に送ってきてくれはりますし、主要メンバーは、モチーフのコーディネイト、繋ぎ等、日夜取り組んでくれてはります。
僕は、イベントや展示の仕込みをしたり。などなど。

さて、9月はイベント月間。
9月12日(水)、梅田にある大阪市北区社会福祉協議会にて、モチーフサーキットを開催しましたです☆
しかも今回は、めでたく、北区社協さんとの共催です。
そのおかげで、今回は、北区の広報紙にも告知を掲載していただきました。

北区社協さんは、TJWKを立ち上げた最初の段階でお声かけさせていただいたところです。
なんの資源も権限も持たないTJWKが活動を広めていくとき、活動の主旨を理解していただき、協力していただけるところがなければ、今のようなひろがりを持つことはできませんでした。
北区社協さんには、そうしたご理解とご協力を惜しみなく提供していただいていて、イベントの告知から集客、会場の提供からスタッフの提供、イベント製作の際のこまごまとした心配りまで、ほんとにね、もう、隅々まで協力してくれはります。TJWKの重要なパートナーです。

今回も、そんな北区社協さんのおかげで、素敵な素敵なイベントとなりました。

会場入口のところには、こんなふうに案内のポップが。こういう細やかなところって、TJWKだけじゃまわらないんですよね。ほんまにね、こういうことの積み重ねがすんごくありがたいです。


TJWKモチーフサーキット@北区社協


今年のモチーフサーキットは2年目だから完成作品がたくさんあって、参加される方にここで編んでいただくモチーフがどんな作品になっていくのかを実際に見てもらうことができます。

TJWKモチーフサーキット@北区社協


平日のお昼開催だったのにもかかわらず、約40人の方があっという間に集まってくれました。
若い人から年配の方まで。世代を超えて集まるのが、このプロジェクトのいいところです。
まだ主催者のあいさつもしてないのに、みなさん、席に着くなり編み針を手にしてモチーフを編みはじめてはります。

TJWKモチーフサーキット@北区社協


早速、おなじみの光景が繰り広げられました。
腕に覚えのある人が、初心者の方に教えてくれています。
こういう光景が自然に展開され、こういうことがきっかけで参加者同士で仲よくなってくれます。
わからない人すべてに教えてまわることは、主催者サイドだけでは不可能。こうやって、隣の人が教えてくれはるというのが、一番いい光景。

TJWKモチーフサーキット@北区社協


こうやってみなさんが黙々と編んではるというのはじつは珍しい光景で、ワイワイとお喋りしながらのほうが圧倒的に多いですね。
なかには、手が止まって口だけが動いている人も(笑) でも、それもまた楽しみのひとつで、このプロジェクトのいいところでもあるんです。
TJWKの被災地支援は、人と人とが繋がることで、小さなひとりひとりの力を大きくしようというものだから。

TJWKモチーフサーキット@北区社協


今回は、地元のケーブルテレビ「J COM」さん(ジェイコムチャンネル デジタル111)が取材に来てくれはりました。
来週、9/17(月)〜23(日)までの6日間、
月曜〜金曜 8:30〜、12:00〜、15:30〜、19:00〜、22:30〜
土・日 8:30〜、12:00〜、15:30〜
「週刊 情報スロット」
って番組で、毎回流してくれるそうです。平日なんて、1日になんと5回放映☆
大阪市の北区をはじめ、都島区、城東区、東成区、旭区、鶴見区、中央区、淀川区、東淀川区、阿倍野区、住吉区、天王寺区、東住吉区、平野区、生野区が放送エリアですと。ご都合つく方は、ぜひ☆

TJWKモチーフサーキット@北区社協


モチーフサーキットでは、毎回、ゲストスピーカーを招いて、震災や復興にかかるお話をしていただきます。
今回は、福島在住の方で、震災後、大阪に疎開しておられる森松明希子さんをお招きして、「被災者の今」と題して、被災直後の状況や現状をお話していただきました。

TJWKモチーフサーキット@北区社協


ごくごく一部だけど、要約してみます。

森松さんは、現在、ご主人と、4歳4ヶ月の息子さん、1歳8ヶ月の娘さんの4人家族です。
福島県郡山市在住で、被災され、昨年のGW明けにお子さんとともに大阪に避難してこられました。
ご主人は仕事のため、お一人で福島に残られています。

震災が起こったとき、森松さんのご主人は仙台へ出張中、息子さんは幼稚園へという状況で、森松さんと当時生後5ヶ月の娘さんだけがご自宅におられたそうです。
幸い、そこではケガはなく、右往左往したけれども、夜には家族4人が無事に再会を果たすことができたとのことです。
もちろんそれまでには大変な思いをされていて、ひとつだけ紹介すると…。
自宅マンションの給水タンクが地震で壊れ、天井からも床からも水が浸入してくる状態(全部屋で水深10〜15cm!)となり、また震度4クラスの余震も続き、家から脱出する決意をされたのですね。
でも、娘さんはまだ5ヶ月。おんぶヒモは、首が据わる生後6ヶ月頃から使用できるもので、首が据わっていることを祈りつつ、一か八かで娘さんを背負って、マンションの8階から階段を下りたのだそうです。

ご家族全員が無事だったとはいえ、そのような困難で悲惨な体験を数えきれないほど重ね、避難所生活も経験し、森松さん一家は、ご自宅と家財道具のすべてを失いました。
さらに、震災直後の原発事故による放射能汚染が深刻で、やむをえず、家族がバラバラになってしまう福島と大阪の二重生活の道を選ばれました。それが、昨年の5月のことです。

幼いお子さんたちの健康を考えて決意された二重生活だけれども、それは想像していた以上にしんどいものだと、森松さんはおっしゃいます。
まず、福島と大阪の二つの世帯の生活維持、ご主人が大阪の森松さん母子に会いにこられる交通費など、経済的な負担が家計を圧迫します。しかも、森松さん家族が住んでいた福島県郡山市のご自宅は、原発から60km離れていることで避難勧告や避難指示が出た地域ではありません。なので、避難したからといって、国や自治体からの援助は一切ありません。

それでも郡山市では、かなり除染した場所ですら、放射能測定器の示す値は目を覆いたくなるような数値なのだそうです。
いっそ、妊婦や乳幼児のいる家庭だけでも避難退去命令を出してくれたらいいのに、と、何度思ったかしれない、とのことです。
汚染地域から瓦礫を運び出すことも大切だけれども、将来のある子どもたちや人をこそ運び出すべきだと、森松さんは痛切に感じておられます。

ご主人は、月に一度、お子さんたちに会えればいいほうなのだそうです。それすらも叶わないときも、あります。
通常の単身赴任と決定的に違うのは、いつまで、という任期があるわけでなく、先がまったく見えないことです。
長期にわたってこの生活が続くことを考えると、お子さんの精神面が心配です。そして、口にこそされなかったけれども、お子さんたちだけでなく、森松さんやご主人の心の健康も。
生後5ヶ月だった娘さんは、ほぼお父さんを知らないままに育ってしまっています。
そのお父さんは、月に一度、700km以上離れた大阪まで一人で車を運転されて高速道路を飛ばしてやって来られ、束の間、ご家族の顔を見、24時間も滞在できずに再び車を走らせて戻っていかれます。

福島に残れば目に見えない放射能の恐怖に怯え、大阪に来れば、不安定な生活と家族バラバラの日常を強いられ…、震災以降、今もって、ご家族全員、心も身体も休まるところがない状態です。

福島では、夏でも朝晩は涼しいし、日中も風が通るので、エアコンを入れることは稀だったそうです。
それが大阪だと、夏でも冬でもエアコン+空気清浄機という生活に一変します。
こうした、当人にとってはあたりまえだった生活のちょっとしたことが一変し、ちょっとしたことでも積もれば、それはストレスになりますね。
しんどいことだと思います。

逆に、大阪に来られてよかったと思えることも、少しは持っていただいているようです。
ボランティアの方たちが、夏に、キャンプに連れていってくれたり。
引っ越しを手伝ってくださる方がいて、その間、赤ちゃんの面倒を見てくださる方がいて、また、被災者や避難者の方たちの交流会に参加する機会があったり…、少しでも大阪での生活がよいものになり、森松さんご家族全員の生活が再建できるよう、そのお手伝いをしている方たちと触れ合えている。その事実は、僕たちの心を少しは和ませてくれるものでもありますね。


僕たちがやっていることも、ほんの少しでもいいから、ホッとしていただけるものであったならいいな、と、少しだけ思いました。
なによりも、実際に被災された方の生の声は、関西で生活していると、なかなか耳にする機会はありません。僕たちが支援しようとしている人たちはこういう人なんだ!と、具体的に知ることができた、貴重な機会でした。




震災を奇貨として日本はひとつになった!なんて言論がいっとき流れたけど、あれは嘘だなあ、と、森松さんのような方のお話を聞いたり読んだりするたび、つくづく思います。
震災直後、日本は連帯を取り戻した、かもしません。
ネットは震災情報で一色になり、義援金はあっという間に記録的な金額へ駆け上がり、官房長官がなぜか英雄になり、多くの人は(僕も含め)、日本は、この未曾有の災害を奇貨として、公共の精神を取り戻し、新しい国に生まれ変わるのかもしれない、そうならければならない、と夢見ました。

でも、そんなのは、半年持たなかったですね。
放射能の問題は地域をバラバラにし、福島周辺で幼いお子らを抱える親たちは、聞き慣れない放射線専門用語に囲まれながらも、ひとりひとりが孤独な決断を強いられています。森松さんこそが、そうした母親です。
その福島に嫉妬まじりの視線を向ける被災地他県民や、ヒステリックの烙印を押された避難対象地域の母親たちと、彼女らに嘲笑を向ける自称・理系の研究者たち。終わりなき日常vs日本再生で互いに相手を折伏しようとするネット言論。。。
ひとつになどならず、「僕たち」は、バラバラに引き裂かれてしまったのではないか、との思いが、僕には、ずーっとあります。

ニットの針も糸も握ったことすらない僕がTJWKを続けているのは、この活動が、そんなバラバラに引き裂かれてしまった僕たちを、再び、成型し直す作業なのだと思っているからです。
TJWKの素敵なところのひとつは、「ニット好きが、大好きなニットをすることで震災支援に繋がる」という、楽しみや歓びがあることですが、このことを接着剤として、被災地への思いや、自身の喪失や、救いや、その他諸々の思いが繋がっているので、そのせいで、ヘビィな状況を回避できているように思います。
震災支援という観点からだけ見ると、僕らの心持ちは、ずいぶんと利己的かつ牧歌的かもしれません。でも、その軽やかさがなければ、僕自身、続けていくことがしんどいです。

でも、そんな心持ちのおかげで、ポジティブな言葉も、たくさん紡がれました。
この言葉たちが発せられた基点のひとつには、まぎれもなく、「楽しさ」や「歓び」があって、それゆえに、「共感」を得ることができるのではないかと、そんなふうに思うのです。
たとえ、その言葉たちは当事者の営みのなかから、かつがつ紡がれた不安定な言葉なのだとしても、僕は、「共感」を得るのではないかと、感じています。
僕たちは被災こそしていないけれども、バラバラにされてしまった当事者です。そのような当事者として、震災や復興支援にかかわっています。だからこそ、紡がれる言葉は臆病だし、不安定です。それでも、そのようにしてかつがつ絞り出された言葉というのは、「共感」を得るのではないかと、僕は、やっぱり思うんですね。

今年の春、最初のサイクルを終えたときに、やはり大きな力でこのプロジェクトにかかわってくださっている関大の与謝野先生が、図らずも、僕の思いを後押ししてくれるような言葉を紡いでくれました。
TJWKは、失われてしまった言葉や奪われてしまった言葉を取り戻す作業、編み直す作業、だと。T,J,W,Kという無機質なローマ字の羅列は、今やTJWKという大切な言葉になった。いつの日か、ボロボロになってしまった「絆」や「つながり」といった言葉を取り戻すだろう、と。


貴重なお話をしてくださった森松さんは、お話のあと、ひとつひとつのテーブルをまわって、参加された方たちと楽しくお話されていて、これだけでもやってよかったなって思いましたね。

TJWKモチーフサーキット@北区社協


かかわるすべての人が、喪失と再生の物語を紡ごうとする。TJWKは、そんなプロジェクトです。
今回のモチーフサーキットも、素敵な時間を過ごすことができました。
参加された方、かかわってくださった方、貴重なお話をしてくださった森松さん、ありがとうございました。

最後、モチーフサーキットに参加してくださった方々の、素敵な笑顔を。

TJWKモチーフサーキット@北区社協

TJWKモチーフサーキット@北区社協

TJWKモチーフサーキット@北区社協

TJWKモチーフサーキット@北区社協

TJWKモチーフサーキット@北区社協

TJWKモチーフサーキット@北区社協

TJWKモチーフサーキット@北区社協

TJWKモチーフサーキット@北区社協

TJWKモチーフサーキット@北区社協



【お知らせ】
次回、大人気のグラニーバッグの講習会を行います。

「グラニーバッグをつくろう!」
日時:9月29日(土)10:00〜12:00 13:00〜15:00(午前午後どちらでも、あるいは両方参加可)
場所:大阪市北区社会福祉協議会 在宅サービスセンター
材料費=講習費:1個5,000円(3,000円が被災地支援のために寄付されます)

申込等の詳細はHPを→http://atricot.jp/tjwk/motif_cercit.html

全国から集まったモチーフをコーディネートし編み図をパックしたキットをご購入いただき、グラニーバッグの講習を行います。
ご購入いただいたキットの代金は全額が被災地の支援のために寄付され、もちろん講習でつくったグラニーバッグは、世界でひとつだけのオリジナルとして、ご自身の生活に彩りを与えてくれます。
さらに、ニットの腕も上がる!
一粒で二度も三度も美味しいイベントです。
事前申込制なので、興味のある方は、ぜひご予約くださいませ☆







今年最初のTJWKモチーフサーキットを関大リサーチアトリエで開催しました☆
TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット


被災地をニットで繋いで支援するプロジェクト「Think Of JAPAN While Knitting」のモチーフサーキットが、7/1(日)10:00-17:00、天神橋筋商店街の関西大学リサーチアトリエにて開催されました。

このプロジェクトは、昨年の5月に立ち上げて、今年の3月31日で2011年度の決算をして、みなさんのモチーフを繋げて製作された作品の売上全額2,182,115円を「あしなが育英会」に寄付することができました。

例によって、HPはこちら。

http://atricot.jp/tjwk

なぜ「あしなが育英会」なのかというと、僕たちは、震災遺児の支援のために、このプロジェクトを続けているからです。
だから、このプロジェクトは、1年で、ワンクールをやり遂げて、はい終わり!というものではありません。
もちろん、震災遺児の支援だけでなく、東北の復興はまだまだ気の遠くなるような時間がかかるわけで、だからこそ一過性の支援活動で終わらせるつもりは、ないのですね。

そもそも、「Think Of JAPAN While Knitting」というプロジェクト名は、ニットしているあいだは被災地のことを想おう、という意味です。
少しの時間を定期的に持って、大好きなニットに手を動かして、被災地に長くかかわっていこう、というものです。
報道は日々少なくなり、僕たちもすっかり日常に戻り、震災のことなどどこかに押しやってしまう。そうしないと、人は生きていけないからね。
でも、被災地の状況は、相変わらず、しんどいよね。しんどいに決まってるよね。せめて、そのことは心に留めておこうと、そのために、僕らは、このプロジェクトを続けていきたいと思っています。

と、まじめなことを書いているけれども、このプロジェクトのいいところは、やっていてとても楽しい!ってところもあるのです。
ニット好きが集まって、好きなニットをやることが支援に繋がるという、そのことが、続けていく最大のモチベーションになっています。だから、全然、重たくならない。そこがね、すごくいいです。

こういう活動をしていて、僕は、自分たちは正しいことをしている、なんてこと、これっぽっちも思いません。
逆に、偽善だと思うこともありません。
ほんの少しでもいいから社会の役に立っていることを願って、でも同時に、僕らのやってることなんて社会全体のなかで見たらハナクソみたいなもん、というクールな思いも抱えて、それでも楽しいのだからきっと間違ってはなかろう!というところに着地させて、僕は、この活動を続けています。

仕事だっておんなじだ。注文があるかぎりは社会の役に立っているのだというプライドと、オレの替えなんていくらでもいる、いてもいなくてもおんなじだというクールさの両方を抱えて、僕は、いつも仕事をしてます。そんな思いを抱きながら、自分の居場所を、僕は見つけていくんです。

集まったモチーフを繋いで作品に仕上げてくれているニッターの方たちは、なぜ、飽きもせず、延々と繋いでくれるのか。それはもう、とりもなおさず、ニットが大好きだからです。大好きだから、次々と新しい繋ぎにチャレンジし、試行錯誤を繰り返し、そこに遊びを入れていきます。
時間の経過に抗うように、そこに、「楽しさ」を忍ばせていきます。自分なりの「物語」を織り込むことで、その時間を豊かなものにしようとする人が、たくさんいる。

このプロジェクトの素敵なところはたくさんあるのだけれども、この、「楽しさ」に重きを置いている人がたくさんいるところが、とっても素敵です。

メディアはね、もう、とっくに次の話題に食いついてます。
特に大阪は、市政に毎日爆弾が投下されているような状態だから、メディアを賑わせるネタには困らない状況なわけで、僕たちのことを伝えてくれるところは、めっきり減りました。
メディアは、熱だけだからね。楽しさには、興味を持っていないからね。

そんななか、梅田経済新聞さんが丁寧な告知記事を書いてくれ、それはYahoo!ニュースにも転載されました。

梅田経済新聞「モチーフを編んで被災地支援 - 関西大学リサーチアトリエでイベント」

Yahoo!ニュース「モチーフを編んで被災地支援 - 関西大学リサーチアトリエでイベント」

あと、読売新聞も。



さて、当日は、雨にも関わらず、約40人の方にお越しいただき、みんなでモチーフを編みました。
出足こそ鈍かったけれども、午後からはたくさんの方が集まってくれて、なんだかんだで会場がいっぱいになりましたですよ。

久しぶりの再会の方、昨年知り合って、今ではすっかり仲良しの方、いろいろです。
イベントのあいだじゅう、僕はUstをチェックしたりTweetしたり、写真を撮ったりと、あんまり余裕はなかったんだけれども、いろんなことを思い出してました。
昨年のこの場所からはじまったんだよなー、って。
あんときはまだ、なんもなかった。
海のものとも山のものともわからないプロジェクトにたくさんの人が集まってくれたのだけれども、でも、まだなんもかたちになっていなかったし、どこまでできるんだろうという不安は強く、でも同時に、こんだけの人が集まって上手くいかないはずがないという希望、いろんなものがないまぜになっていたのでした。
気負いもあったしね。

そこから1年を経て、今回はモチーフサーキットの会場に作品をバーンと展示することもできたし、昨年の記録集冊子を見ていただくこともできたし、モチーフを編むところからはじまるこのプロジェクトがどのような作業を経て、どのような人の手をわたっていくのか、ということをきちんと紹介することもできました。

TJWK モチーフサーキット


Ustで作品紹介をすると同時に、作品の特徴や製作過程で留意したことなどを、繋ぎ隊の主力メンバーであるみかり〜んさんご自身の言葉で紹介していただくことができました。
Ustアーカイブに残してあるので、興味ある方はご覧あれ。

TJWK モチーフサーキット


Video streaming by Ustream


また、みかり〜んさんには、このあと、繋ぎの実演もしていただいたのです。これもUstのアーカイブに残してあります。

TJWK モチーフサーキット


Video streaming by Ustream


昨年のこの時期、かたちになっていなかったものを、今年のモチーフサーキットではキチンと提示することができる。その、提示したものの背後には豊かな物語がたくさんあって、その物語と今回のモチーフサーキットはもちろん地続きで繋がっていて、今この瞬間も新しい物語は物語られ、紡がれていくのだという、そんな連続性を見ることができたらいいなあ、と、そんなことを感じながら、僕は臨んでいました。

きっと、同窓会的な雰囲気になるのかな、お顔を知っている人がたくさん来て、それぞれの立場で、それぞれのペースでやれることをやっていて、そんな情報を交換する場になるのかな、なればいいなと、僕は思っていました。
久しぶりのあの人、今ではすっかり仲良くなっているあの人、いろんな人と再会して、ガハハ!と笑ったり、ニコッとしたりしていました。
でも、それだけじゃなかったですね。
新しい人も、たくさん来てくれました。
FBで仲良くなった人や、昨年は来れなかったけれども今年は都合をつけて来てくれた人、これまでの活動で知り合い、今回初めてモチーフサーキットに参加してくれた人、新たに活動を知って駆けつけてくれた人…、いろんな人が参加してくれて、ニットの話に花を咲かせ、まっさらで新しい物語が紡がれていく瞬間が、たくさんありました。

最後の最後に名乗り出てくれた方は、なんと北海道から来られた方でした。
そのことをもっと早くに言っていただけたらもっと楽しかっただろうけれども、そういう雰囲気をつくることができなかった僕たちこそが反省しないと、と、後悔も反省もあったのです。


今回も、震災や復興に関わるお話が聞きたくて、関大STEP与謝野先生を通じて、関大システム工学部の倉田純一先生にご講演「被災地理科教育支援 奮闘記」をお願いしました。

こちらもUstアーカイブからご覧いただけます。


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倉田先生は、子供の理科離れを防ぐために、小学校へ出向いて理科の出張講座をずっとされている先生です。
震災以降は、被災地に赴いて、理科の出張授業をされておられます。

恵まれている地元でやるよりも、今は被災地に行ってやらんのとアカンのちゃう?と、ボソッと漏らしたひとことは、発火点になるまでもなく、オレも!オレも!と、一瞬で話がまとまり、一瞬でチームが結成されたそうです。
このなかには、実験器具の運搬をいつも請け負っている日本通運のドライバーさんもいらっしゃいます。「震災直後から日通は動けてますよ。というか、僕、行きたいです」

そこから被災地の教育委員会とさまざまな調整が行われ、倉田チーム一行は、石巻市の小学校5校で、小学4年生、5年生、6年生に、理科の出張講座を行う巡業に出ます。

復興支援のために石巻市の宿泊施設に空きがなく、毎日、仙台と石巻市を片道2時間かけて往復したこと。
活動基地の拠点を石巻市の「イオン」に置いたこと。(昼飯確保、大切!)
対象小学校が使っている教科書の対応単元表を調べて、教科書に準拠した内容の授業を行ったこと。
細かな話はいろいろあるのですが、印象に残っているのは、
理科室は通常、校舎の1階に設置されることが多く、そのために、震災で全壊しており、実験器具もなにもなく、理科実験ができない現状があるということです。
実験をして、体験を経なければ、詰め込みだけの授業になり、それは理科離れの要因になります。そういうことを防ぎたかったのが、この企ての、狙いのひとつです。

実際に、被災地小学校で行われた理科の授業実験を、再現してもらいました。
腕の動きと筋肉の働きについて考え、知るための実験です。オシロスコープを使って、腕の動きと筋肉の働きがどのような関係になっているのかを、眼で見ることができます。こんなの、大人が見てもおもしろいですよ!

TJWK モチーフサーキット


ただ、実験に際しては、児童たちのPSTDに配慮しなければならない。
たとえば、通常の模型では、骨格と模擬筋肉の模型を使うけれども、調査したところ、骨格の模型はNG!というところが多かったとのことです。そういう場合を想定して、骨格ではなく、腕のかたちをした模型をあらかじめ用意していったのは正解だったとか。
また、海に近い小学校の児童と山にある小学校の児童を比べた場合、PSTDの度合いは、山側の児童のほうが重いということもわかりました。
海側の児童は、直接、津波による被災を体験しています。翻って、山側の児童は、そのような被災をしていない。それなのに、山側の児童のほうがPSTDの症状は重症である場合が多い、と。
海側の児童は、直接の被災者だから、見たこと体験したこと以上の情報を持ちません。でも、山側の児童は、被災こそしなかったけれども、友だちや知り合いから多くの体験談を聞かされ、イメージが増幅してしまうのですね。結果、山側の児童が重いPSTDを発症してしまう…。

このようなお話は、マスコミからはなかなか伝わってこないですね。
こうやって、積極的に関わっておられる方のお話を聞くと、イメージが広がるし、また、支援を続けているのは自分たちだけではないという、当然のことを、あらためて認識することができます。


そんなこんなで、朝から夕方まで、10:00〜17:00までの7時間はあっという間に過ぎ、またここから進んでいくんだ、と、そんなことを思いながら、終わりを迎えていました。

そして心に残ったのは、やっぱり、笑顔。笑顔、笑顔、笑顔。
ほんの一部だけど、お裾分け☆


TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット

TJWK モチーフサーキット


最終的な集計はまだ出ていないのだけれども、
今年最初のモチーフサーキットは、約40人の方にご参加いただき、約160枚のモチーフができました☆


次回のモチーフサーキットは、
9月12日(水)13:00-15:00
梅田の大阪市北区社会福祉協議会 在宅サービスセンターにて開催です☆
詳細はHPを→http://atricot.jp/tjwk/

そして、今年は、大ヒット御礼中のグラニーバッグの講習会も開催します。
会場は、梅田の大阪市北区社会福祉協議会 在宅サービスセンターにて。
こちらは、モチーフを使ってつくってもらったグラニーを持ってかえってもらうことで、材料費がそのまんま寄付に繋がります。
グラニー講習会は、2012.9.29日(土)10:00-12:00 13:00-15:00の2回です
午前中から参加して、午後の時間を使って仕上げることもできますよ。
申し込み制なので、HPからお申し込みください。

http://atricot.jp/tjwk/




今年最初のモチーフサーキットを無事に終えて、ささやかなお疲れさん会をやって、家に帰ったら、奇しくも大飯原発の再稼働。
そして、大飯原発前では、「NO NUKES」の大合唱。
この大合唱を、海外メディアはリアルタイムで一斉に大々的に報じているのに、日本の大手メディアは全スルーですよ。
ネットでの配信される大飯原発前の様子を見ながら、奇妙なパラレルワールドに生きていることを実感するしかなかった夜、この国は、バラバラに引き裂かれてしまっているのだなあ、と、苦い認識を受け入れていました。

この現象と僕たちTJWKのプロジェクトを軽々しく関連づけることは、絶対にあってはならないと思うのだけれども、それでも、この事実は、小さなトゲとなって、胸の裡に刺さってますね。

それでも僕は、楽しさを忘れずに、このプロジェクトに関わっていきたいと考えています。
そう、楽しい支援は、これからも続きます。



今年もTJWKモチーフサーキットやります!一発目は7月1日関大リサーチアトリエ(天神橋)☆ またみんなでつながりましょう!
やってきました!
今年も、モチーフサーキットをやります☆

Think Of JAPAN While Knitting
被災地に想いを寄せながらニットしよう。

http://atricot.jp/tjwk/


昨年の4月に立ち上げたこのプロジェクトは、全国のニット好きが、共通の編み図をもとにモチーフを編み、それらのモチーフをプロのニッターが繋いでブランケットやショールなどの作品をつくり、販売し、その売上の全額を「あしなが育英会」に寄付して、東日本大震災による震災遺児の支援のために役立ててもらうというものです。

小さなモチーフを編む、たったそれだけのことが、大きな支援につながっていくという、好きなニットをすることで支援につながるという、とてもとても素敵なプロジェクトです。

肝になっているのは、ニットを媒介として、人がつながっていく、ということ。そうすることで、大きな力が生まれるということです。

実際、昨年度はすごい勢いでひろがっていって、全国から500人以上の人(ユニーク人数!)がモチーフを編んでくださり、250点以上の作品ができあがり、2,182,115円をあしなが育英会に寄付することができました。

そしてこのプロジェクトは、今も、継続して続いています。

本来的には、それぞれのご自宅で、ご自身の毛糸を使ってモチーフを編む、少しの時間を定期的に持つことで、その時間だけでも被災地に想いを馳せる、というのが主旨でした。
でも、ときにはみんなで集まって、お互いが顔をつきあわせて、わいわいやるのって、いいじゃない。
それぞれの人たちがそれぞれの現場でがんばり、そういう人たちが連帯していくのだとして、顔をつきあわせることで、自分ひとりではないのだと具体的に確認することで、つながることができます。つながることで、また強くなれます。

そういう、みんなが集まってモチーフを編むイベント、モチーフサーキットを、今年も開催します!
まずは告知から。

●7月1日(日)10:00-17:00
場所:関西大学リサーチアトリエ(大阪市北区天神橋3-9-9)
ミニ講演:倉田純一先生(関西大学システム理工学部准教授)「被災地理科教育支援 奮闘記」
参加:300円(お好きな毛糸をお選びいただけます)

●9月12日(水)13:00-15:00
場所:大阪市北区社会福祉協議会 在宅サービスセンター(大阪市北区神山町15-11)
ミニ講演:「2012年 被災地の今」
参加:300円(運営費にあてます。ご協力ください)

そして、今年は、大人気のグラニーバッグをつくる講習会もやります。
TJWKに集まったモチーフを使って、グラニーバックをみんなで一緒につくりましょう!
モチーフを買っていただくことで、その売り上げの全額があしなが育英会に寄付されます。寄付できて、さらにグラニーバッグをつくる技術が身につくという、これまた一粒で二度美味しいTJWK企画☆

●9月29日(土)10:00-12:00 13:00-15:00(午前午後どちらでも、あるいは両方参加可)
場所:大阪市北区社会福祉協議会 在宅サービスセンター(大阪市北区神山町15-11)
材料費+講習費:1個5,000円(3,000円が被災地支援のために寄付されます)


昨年の関西大学リサーチアトリエの様子は、こんなのです。
すごい熱気でした。100人以上が、この場所に集まって、みんなでわいわいやりながらモチーフを編んだのでした。
昨年来ていただいた方も、今年こそ参加してみたい方も、どなたさんもこぞってお越し下さいませ。

TJWK


そして今年は、関大でロボットの研究をしておられる倉田先生に、お話をしていただきます。
倉田先生は、震災後、いち早く被災地に入られて、学生たちに理科の授業の巡業をされておられました。
校舎がなくなってしまったところはもとより、地震と津波は、理科の実験器具なんかも破壊し、授業ができない状況に陥っていたのですね。
そんな状況に立ち上がったのが倉田先生。被災地のあちらこちらを巡業されてはりました。もちろんそこには、文科省や各大学、各学校との調整作業などもあり、なっかなかひと筋縄ではいかないこともあったんだとか。
そんな諸々のことを、語っていただきます。

さらに倉田先生はすでにTJWKとご縁がありまして、倉田先生自慢のロボットは、すでにグラニーバッグを腕に提げてお買いものに行っているのですよ〜。
ま、今回のモチーフサーキットではロボット君は登場しないとは思いますが(笑)
いずれにせよ、興味深いお話がたくさん飛び出るであろう倉田先生のミニ講演も楽しみにしていてください。
時間がまだ未調整なのだけれども、決まり次第、こちらで告知します☆

TJWK


さて、4月早々にあしなが育英会に昨年度1年分の売上を寄付したあと、TJWKではなにをしていたか。
あまり表立っての活動はしていなかったので、なにもしていなかったように見えますが、ところがどっこい、ペースは落としていたけれども、なんやかんやとやっておりました。

そのへんのご報告を。

まず、上記のロボット写真ですが、これは、4月8日(日)に開催された関西大学スプリングフェスティバルでのものです。
関大の先生やOBの方、現役の学生さんなどオール関大が集まってのお祭りがあり、そちらでプロジェクトの展示をさせていただきました。
で、ロボットとコラボしたりしてました。モチーフも少し編んだり、なんと、他の学部の先生が、プロジェクトの主旨に賛同してくださって、ATMに走ってお金を下ろしてその場で大判のブランケットをご購入してもいただけました。

その後、
1年間にわたって巡業展示させていただいた、りそな銀行のお誘いで、大阪ガスが主催する「第1回御堂筋東北復興支援バザー」に参加させていただきました。
どちらの企業さんもCSRに力を入れておられ、ご縁があって、参加させていただくことになりました。
これも1回こっきりのことではなく、今後3年間にわたって、年2回のペースで開催していくとのことです。

TJWK


表立っての活動は、これくらい。
でも、これ以外にも、繋ぎ隊の方々は黙々と作品をつくりあげ、今もオンラインカタログには順次作品がアップされています。そして、アップしたそばから、売れていきます!
ニット作品なのに、季節を問わずご注文いただけることに、当の僕たち自身が驚くほどです。
特に、グラニーバッグは大爆発しています☆

カタログ用の撮影を行っていたり、事務作業をこなしていたり、2012年度のイベント開催の調整をしていたり、なんやかんやと動いてました。

そうそう、「TJWK関西2011 活動全記録」なるものまで、つくってしまいました。
全256ページ、A4オールカラー、極少部数の本。
TJWKでは主にネット上に活動を展開していることもあって、膨大な数のブログが書かれたので、それをまとめて、きちんと残しておきたかったのですね。歓び、悲しみ、奮闘、救い、憤り…、さまざまな感情が詰まった言葉たちは、TJWKのもうひとつの宝物です。それをどうしても残したくて、本当に極少部数だけれども、つくりました。
表紙をひろげると、こんな本です。
イベントには持っていこうと思っているので、もし機会がありましたら、ご覧下さいませ。

TJWK


あと、プロジェクトの活動を紹介するリーフレットもつくりました。
昨年度はカラーコピーで配ったんだけれども、このたび、印刷しました。
印刷屋さんがキャンペーンやってて安かったのと、印刷屋さんのポイントがたまってたので、激安で☆
こんなのです〜。A4版の裏表を半分に折ってね。
これでようやくプロジェクトの内容を説明しやすくなりましたです〜。
HPからもダウンロードできるようになっているので、宣伝するよ!って方は、よろしくです。

TJWK

TJWK


ほいで、先日、できたてのこのリーフレットを繋ぎ隊の方にお渡ししたら、ミニ版のモチーフをつくって、ミニ版の実物ブランケットを製作されるとのこと。よりリアルに伝わるためのポップをつくってくれてはりました!
このプロジェクトの素敵なところは、こんなふうにして、関わるすべての方が、当事者意識を持って、自分のできることを精一杯やろうとされるところなのですね。
そういう精神の在りようの持ち主がたくさん集まっているところが、このプロジェクトの素敵なところでもあります。


TJWK


そして、イベント告知のフライヤーもようやく完成。
これはA5版の裏表。
HPからも、もちろんダウンロードできます。ダウンロード版はA4片面にまとめてあります。

TJWK

TJWK


というわけで、今年も表立って動き出したTJWK。
まだまだおもしろい企画も進行中なので、今年もぜひぜひご参加くださいませ〜。


【TJWK】寄付してきました!プロジェクトに参加したみなさんの想いとおカネをすべて、あしなが育英会に届けてきました。
 いやー!
とりあえず、ひと区切りつきました。TJWK。
ニットで被災地を支援するプロジェクトね。

http://atricot.jp/tjwk/

3月31日に、2011年度の決算をして、最初の年度を終え、ひとつの区切りをつけました。
昨年の4月下旬にプロジェクトを立ち上げて、そっから走りに走って、やっと、この日を迎えたのでした。

HPをオープンさせ、
みんなで集まってモチーフを編むイベント、モチーフサーキットを各所で合計8回開催して、
展示を6ヶ所で行ない、
販売のイベントを8ヶ所で開催し…、
目立ったところだけを抜き出してもそれだけのイベントをこなしてきて、よくもまあ、がんばったな、と、我ながら思います。

プロジェクトの胆や素敵なところはこれまで散々書いてきたし、今、抜け殻みたいになっているので、あらためてなにかを書く気分ではありません。

だから、ひとつ、書くとしたら、
このプロジェクトは、当事者意識を持って参加してくれた人が数多くいて、その人たちが、それぞれの立場から、できることをせいいっぱいやったことが、今回の結果に繋がった、と、僕は断言できます。
僕もがんばった。僕だけじゃなくて、僕以上に、たくさんの人が、溢れんばかりの情熱と意思を傾けてくれた。それに尽きると、僕は思っています。

3/31に、決算を行ないました。
全国500人以上の人が編んでくれはったモチーフは、30,000枚を超えています。
できあがった作品は、
ブランケット(大) 36点
ブランケット(小) 35点
ショール 104点
小物(バッグ、クッションカバー等) 73点
です。

そのうち、お買い上げいただいたのは、
ブランケット(大) 19点
ブランケット(小) 13点
ショール 70点
小物(バッグ、クッションカバー等) 67点
です。

そして、販売総額は、決算した結果、

2,182,115円となりました。

もう、プロジェクトを立ち上げた当初のことを考えると、望外の金額です。
その全額を、今日、芦屋にある「あしなが育英会」の拠点、レインボーハウスに、寄付してきました。

金額も金額なので、小切手にして持っていったけれども、べつに振り込んでもよかったのですね。
でも、やっぱり、被災地のことも教えていただきたいし、なによりも、つながりを大切にしてきたプロジェクトなので、ちゃんと顔をつきあわせて、つながりたいな!という思いもあって、直接訪問しました。

丁寧に応対していただいて、被災地での活動の現状や、レインボーハウスのことなどを、詳しく教えていただきました。

東日本大震災では、震災によって父母のどちらかを亡くした震災遺児は、現在までに、2050人いるそうです。
その遺児たちに、あしなが育英会は、緊急の一時金として、一人当たり200万円を渡しています。
遺児の数は日が経つごとに増えているのだけれども、増えている理由は、震災遺児となっても、申し出て来ない人がいることが主な原因なのだそうです。
自分よりもしんどい境遇の人がいる、そう考えて、一時金の受け取りを申し出て来ない人が、たーくさんいる、と。これが今回の傾向なのだそうです。東北人気質ですね。
そうした人を掘り起こして、あしなが育英会では、渡すべき人にちゃんと行き渡るよう、一時金を渡しているそうです。
そうしたお話を聞き、心のケアハウスであるレインボーハウスの東北での建設計画の詳細を説明していただき、神戸のレインボーハウスの機能や施設を詳しく案内していただきました。

僕らのプロジェクトのことも知ってもらえたことも、僕としてはよかったと思っています。
これはなにも功名心からのことではなくて、関西では東北のためにこれだけの人が協力しているから、どうか未来を悲観しないでほしい!と、そういうことを伝えたかったからです。
そして、たしかに、プロジェクトに参加された500人以上の方々の想いもおカネも、たしかに届けた!と、伝えたかったからです。

約1時間、お話を交わしたけれども、いい時間でした。



正式な決算報告は、もう少し待ってください。
今後、会計監査を経て、決算報告書、あしなが育英会から領収証、会計監査報告書を、HPにアップします。

取り急ぎ。


【TJWK】3.11とTJWK
先週から週末、そして3.11にかけて。
僕は、Think Of JAPAN While knittingの新作お披露目&販売会のイベントの売り場に立っていました。
大丸梅田店の15Fにあるアートギャラリーのスペースで、僕の仕事のお客さんでもある手芸店「大阪サンセイ」さんが40周年記念で開催した「私の手づくりアート展」にて、ご厚意で、一角にTJWKのブースを設けていただいての出展です。
3/7(水)〜12(月)までの6日間、毎日立ってます。

詳細はHPを。
http://atricot.jp/tjwk/

「大阪サンセイ」の社長さんは、震災直後、いち早く、企業単位で、地域の商店街単位で、支援物資を被災地に送られました。また、店頭に、義援金箱をずーっと置いておられました。
用意した品物を必要としている自治体を大阪市に探してもらって、リクエストがあるのを待って、送っておられました。物資を指定場所まで運ぶお手伝いを、僕もさせてもらいました。
そんときに、3月にチャリティバザーを企画しているというお話を聞かされ、それならTJWKとして参加させてくださいとお願いしたところ、快く、承諾してくれたのですね。そっから先、いろいろと問題が持ち上がって、参加が叶わないかも、ってところまで行ったんだけれども、社長がさまざまに調整してくれて、今回の参加が実現しました。

そういうご縁で、大丸なんていう、すごい場所での販売が実現したのでした。
大阪サンセイの社長さんにしてもそうだけれども、このプロジェクトにかかわってくれはる方は、こちらからお願いしたのにもかかわらず、本当に、自分のブロジェクトであるかのような当事者意識でかかわってくれて、どの方も、こちらがお願いした以上のことをやってくれはります。正直、今回の企画で大阪サンセイさんが負担してくれたモノって、たくさんあるんです。だから、もう、すごく感謝☆
このプロジェクトは、とにかく人に恵まれていて、つくづく、女神に愛されてるプロジェクトだなあと痛感します。

今回は、JR大阪駅直結の梅田大丸ということもあって、アクセスが抜群によく、たくさんの知り合いが、遊びに来てくれはりました。
知り合いの人たち、知り合いの知り合いの人たち、TJWKのメインのメンバー、メインのメンバーのお友だち、モチーフを送ってくださった方、過去のイベントに参加してくださった方…、普段、絶対に来ないような人たちも含めて、本当にたくさんの人が、遊びに、そして買い求めに、来てくれはりました。ありがたいことです。
1週間の長丁場だったため、販売のスタッフをたくさんの方が買って出てくれはりました。普段、あまりお話しする機会がなかった人とも、たくさんお喋りしました。
僕は、立ち仕事というものをしたことがない人間なので、連日立って足がパンパンになったけれども、そんな痛みも吹っ飛ぶくらいに、楽しい時間を過ごしています。

この時期、期末でいよいよ納品せねばならない仕事がたくさんあったり、来期の予算出しやら見積もりやら企画書やら、さらには突然の割り込み特急仕事やら、通常よりも仕事量が多くて、ボランティアに精を出している時間は、じつはあまりないのですね。
もちろん、最初から予定していたことだから、前倒しで仕事をしてはきたけれども、やっぱ、大丸の売り場に立ったあとは、毎晩遅くまで仕事です。
毎日、その連続。
おかげで、僕は、この時期、TVで四六時中流されるであろう「3.11の1周年」企画番組を、ほとんど見ていません。
見る時間がないというのが本音だけれども、あんまり見たくないなあ、という思いもあって。
亡くなられた方への鎮魂や哀悼は、もちろん大切。でも、やっぱね、阪神大震災のときにつくづく経験したけれども、被災された人たちの生活は、この時点では区切れるものではないです。
1年というのはわかりやすい単位だけれども、区切りでもなんでもないよ、というのが、僕の本音です。

だから、あの時間、黙祷だけはしっかりとおこなって(大丸では、全館で、14:46に黙祷が行われました)、あとは、淡々と日常のあれやこれやをこなしていました。

3.11に日付が変わる直前、つらつらと昨年のこの時期のtwitterやブログを読み返していました。
緊急を要する、そして裏取りもして正確であろうと思われる情報を、見つけては発信し、見つけては発信していました。外国人に向けて、skypeのアカウントを公開もしました。この情報で誰かが助かれ!そんなことを考えながら、実効性のありそうなことだけに注力して、僕は、情報を発信していました。
それから、数日して、あまりに悲惨な映像を見すぎたリバウンドがあって、しばらくは心の平衡感覚を取り戻すよう、心を配っていた自分がいました。

そっから少しして、TJWKをはじめて…。
このプロジェクトは、もちろん被災された人たちの一助になればと思ってはじめたことだけれども、やっていて、当の僕自身が救われている。
本当に、このプロジェクトをやっていて、救われているのは、僕です。
このプロジェクトにかかわっているおかげで、1年なんて区切りがなくても、忘れなくて、済む。
このプロジェクトにかかわっているおかげで、忘れることもでき、思い出すこともできる。
これからも長く付き合っていくだろう震災復興に、僕はどんなふうにかかわっていけばいいのか、どんなふうに付き合っていけばいいのか、そういうことを、このプロジェクトは、僕に教えてくれています。それが、僕にとって、どれほどの救いになっているか。

日常のなかに自然に組み込まれた、震災復興とのつきあい。
プロジェクトがもたらしてくれた繋がり、繋がり、繋がり。
あったかい気持ち、ハッとさせられる視点。
歓び。
また、そういうものがあるからこそ、本業にも真正面から取り組めているのだと、思っています。



梅田大丸での展示販売会は、明日、月曜17:00までやってます。
今期は、それを終えて、3月末で決算を行います。そして、4月の早い段階で、「あしなが育英会」に、売り上げの全額を寄付します。震災で親を亡くした震災遺児の支援に、そのお金を使っていただきます。

そのあと、ちょこっとだけ延長戦。
4月8日(日)、関大千里山キャンパスで開催される「関大スプリングフェスタ」というイベントで、TJWKの展示販売を行います。カフェ形式にして、お茶など飲みながら、プロジェクトのPRを行ったり、作品を販売したりしています。
これもまた、プロジェクトに積極的にかかわってくださっている関大社会的信頼システム創生センター(STEP)からお話をいただいてのものです。

今期は、
モチーフサーキットを8回行い
モチーフサーキットのワークショップを1回行い
延べ人数にして500人以上の方に参加していただき
集まったモチーフは約30,000枚
まだ未集計だけれども、作品が約200点完成し
展示を5ヶ所で行い
販売イベントを8回行い
これまた、まだ未集計だけれども、販売の売上は、おそらく200万円を超えています。

これからも、TJWKを応援してください。










【TJWK】3月のTJWK新作お披露目は、梅田大丸3/7-11とヒツジパレット京都3/10-11☆
昨年秋より月1ペースで新作のお披露目&販売会を行ってきたTJWKも、今月はでっかいイベント2個同時に参加していて、内部ではテンテコマイの状況が続いております〜。

プロジェクトの詳細は、例によってサイトを。

http://atricot.jp/tjwk/

今年に入ってから、
西天満のトルコキリム専門店「SUFi」さん
神戸市垂水のギャラリー&ブティック「favorita」さん
の2ヶ所で展示販売をさせていただき、それはそれは大盛況でした。

「【TJWK】新作のお披露目&販売会を西天満のトルコ・キリム専門店「SUFi」さんで行いました。そして、このプロジェクトの「販売」というステップの素敵さについて考えたこと」

「【TJWK】神戸市垂水区滝の茶屋の「ファボリータ」さんで、2/16まで新作のお披露目&販売会開催してます☆」


この間、朝日新聞にプロジェクトが詳細に掲載されたこともあって、もう、すごい勢いで作品が売れました。
もちろん、全額が、「あしなが育英会」に寄付され、東日本大震災で親を亡くした震災遺児の支援のために使われます。

そして今回、3月、大阪と京都の2ヶ所でのイベントに同時参加です。ただでさえ販売スタッフがいないのに、なんと無謀な(笑)
しかも、どちらも、かーなりの来場が見込まれるという、デッカいイベント。

もうね、ここにこぎつけるまで、大変でした。。。
販売スタッフのやりくりもそうだけれども、作品が底をつきかけ…、そうなると、TJWK最強ニット集団funknitさんたちの意地とプライドが炸裂しましたですね。
倒れるんじゃないかというくらいの、怒濤の勢いで、作品をつくってくれはりました。

その模様は、funknitさんのブログをご覧あれ。

「Blanket #54〜 (怒涛の2週間)」


funknitさんたちの仕事はとても素敵で、こんな事態になって量産体制に入っても、仕事が雑になることがまずないし、それどころか作品のレベルが上がり、遊び心もふんだんに盛り込まれているのだそうです。僕は現物を見ていないのでわからないけれども、そのように漏れ伝わってきています☆
それでいて、〆切に間に合わせたうえに、さらに、〆切後にまだ持っていきたいのだけれども、なんとかならないか?と、延長戦に突入です!ええ、調整しましたですよ(笑)

funknit軍団以外の人たちもめちゃくちゃ頑張ってくれて、なんと!この2〜3週間で、クッション13個カバン16個、ショール38枚、ブランケット小4枚、ブランケット大8枚の新作が完成!
とてつもないです!

これは、Funknitさんのブログから拝借してきた写真。新作完成の、ほんの一部です。

TJWK

TJWK

ボランティアだし、そこまで頑張らなくてもいい、という考え方もあると思うのですね。
事実、僕にしたところで、こんなペースでずっと続けていくのは、不可能です。
でもね、この1年はね。
スピードが要求されたこの1年、可能なかぎり走って、可能なかぎりプロジェクトを広げて、大きくして、このスケールを基点にすることで、このプロジェクトが長く続けられるように、と、思ったのでした。

本当に、素晴らしいメンバーが集まったと思います。
皆、TJWKをはじめるまでは、まったく縁のない人たちでした。
でも、こうやって繋がって、ある種の価値観も共有して、そしてなによりも楽しくて、東北への支援ということで見れば、現実にはまだまだ砂漠に水を捲くようなものかもしれないけれども、それでもね、こうやって素敵な人たちが繋がっていくことは、限界の見えない可能性を感じさせて、実りが多いなあ、と思っています。

また、このプロジェクトは、なんと、関西大学の学生さんたちの卒論のテーマにもなったのでした。
先日、その卒論発表用のスライドと原稿を見せていただきました。そこには、当事者の僕ですらハッとさせられるような発見もあって、直感でやってきたことや無意識のうちに選択してきたことも含めて、なんも間違ってなかったんだなあ、と、思ったりもしました。
この卒論は、またどこかで発表させてもらう機会があれば、と思っています。


さあ、今年度最後にしてTJWK最大規模のデッカいイベントが、明日からはじまります。

【大阪】
●イベント:大阪サンセイ40周年&DECOクレイクラフトアカデミー30周年記念「わたしの手づくりアート展」
●日時:2012.3.7(水)-12(月)10:00-19:00(最終日のみ17:00)
●場所:梅田大丸15Fイベントホール(大阪市北区梅田3-1-1)

TJWK



【京都】

●イベント:「ヒツジパレット 2012 京都」
●日時:2012.3.10(土)-11(日)10:00-18:00
●場所:嶋臺(しまだい)ギャラリー(京都市中京区御池通東洞院西北角)

TJWK


です。
詳細は、HP
http://atricot.jp/tjwk/
を。


今日、梅田大丸の搬入&設営に行ってきましたです。
手芸屋さんの「大阪サンセイ」さんとクレイクラフト教室の「DECO」さんが、それぞれ周年を迎え、記念のバザーイベントを大丸で開催されることになり、ご厚意で、その一角にTJWKのブースを用意していただきました。

これ、設営中☆

TJWK

TJWK


会場は、手芸好きの婦女子さんたちで、すごい熱気になっていて、まあ、男のオレは、ちょっと…というくらいのレベル(笑)

TJWK


さて、大阪、京都の両イベントとも、
奇しくも、昨年のあの日、3/11を挟んでいます。
彼の地で、それぞれの現場で頑張っている同胞に視線を寄せながら、またたくさんの人とお会いして、素敵な時間を持つことができたらなあ、と思っています。

来てね。そして、買ってね。
おカネも、思いも、全部被災地に届けます!


【TJWK】神戸市垂水区滝の茶屋の「ファボリータ」さんで、2/16まで新作のお披露目&販売会開催してます☆
今日から、Think of JAPAN While Knittingの新作お披露目&販売会を、神戸市垂水区滝の茶屋にあるブティック&アトリエ「galeria*atelier favorite」さんにて、開催しています。

詳細は、例によってサイトを。

http://atricot.jp/tjwk/

山陽電鉄「滝の茶屋」駅下車スグ。瀬戸内海を見下ろす、素敵なロケーションのお店です。
TJWKでは、阪神間にお住まいの方もたくさん参加されていて、そうした方にも実物をご覧いただけるよう、神戸での開催は熱望していたのだけれども、なかなかツテがなくて、今回、「ファボリータ」さんのご協力を得て、ようやく実現しました☆
この「ファボリータ」さんも、TJWKにかかわっている方からのご紹介で、コンタクトをとってみたら快諾していただき、ほんと、このプロジェクトはトントントンと、良質の枝葉が伸びていくなあ、と。

こんな、オサレなお店です。TJWKには、というよりも、僕やatricotさんには似つかわしくないオサレ加減(笑)

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こんなふうに、かわいいのがたくさんあります。

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展示もね、TJWK史上、屈指のオサレな展示(笑)

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お店は「滝の茶屋」駅前にあるのですが、そこから見る景色は、とても気持ちいい景色です。

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垂水という地名は、かつて、塩屋〜東垂水のあいだにたくさんの垂水(滝)があったことに由来していて、その様は、万葉集にも出てきます。なかでも、滝の茶屋は、その大元になった場所なのだとか。由緒ある場所なのです。滝というダイレクトな地名も、滝の茶屋にのみ、その名残を残しています。
「ファボリータ」さんのオーナーである佐藤さんから、そんなお話をうかがいました。

TJWKのブランケット繋ぎ隊の面々(南港、岸和田からお越し!)、TJWKのことをご存知の方、「ファボリータ」さんのお客さん、僕たちと「ファボリータ」さんを繋いでくれた方…、今回もさまざまな方面から来ていただき、オープンと同時に店内はあっという間に盛況☆

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興味深かったのは、神戸という土地柄です。
まず、TJWKが作品の売り上げの全額を寄付する先の「あしなが育英会」のブランドが強いなー、ということ。
やっぱ、阪神大震災において「あしなが育英会」が果たした役割というのは大きく、そのことを知っている人たちが多い、ということ。
もうひとつ、TJWKは、被災地支援として、作品を贈るのではなく、作品を販売したそのおカネで支援するというプロジェクトで、その点を評価してくださった声が大きかったように思います。
モノはそのうち揃うし、最後は余ってくる。でも、おカネは絶対にいつまでも必要。だから、おカネを寄付するつもりでバーン!と、という声が飛び交うのですね。
これもまた、阪神大震災を経験した人ならではの感覚だと思うのです。
「ファボリータ」のオーナーさんも、そういう売りかたをしてくれはります。

やっぱ、神戸ならではというか、これまで開催してきた大阪とはひと味もふた味も違って、とても興味深く、こうした声をいただけただけでも、神戸でさせてもらう意味ってデカいな、と思います。

そうこうしているうちに、お買い上げ☆
ありがとうございます!

TJWK


こちらも、お買い上げ☆
ありがとうございます!

TJWK


そして、すっかりお馴染みの光景になった、展示会場での、ブランケット繋ぎの作業。なぜ、ここでやるかな?(笑)

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いやいや、繋ぎを担当してくださる方が来てくださるのは、じつは、とーってもありがたいのです。
どんな方がどのような心持ちで買われるのか、実際の現場を見てもらうことができるし、買われる方は、それを繋いだ人が目のまえにいることで、テンションが上がります。
それに、繋ぎの実演があるのだから、見ていても楽しい☆

そして、なんと、繋ぎ切ってしまいはりましたよ〜。

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さてさて、
お店のスグ近くにはジェームス山があって、そこには異人館もあります。散策するのに、ここはとても楽しい場所でもあります。

こんなお屋敷があったり…、

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明石大橋が見えたり、

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坂道からの海がキレイだったり、

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「ファボリータ」さんでの展示&販売は、2/16(木)まで、毎日、14:00-20:00まで開催しています。
ショールは今日1日で完売しちゃったので、急遽、追加の発送準備をしているところです。
ご都合よろしければ、ぜひお越しください♪



Think of JAPAN While Knitting
http://atricot.jp/tjwk/



新作お披露目&販売会@「galeria*atelier favorita」

2/11(土)-2/16(木) 14:00-20:00

神戸市垂水区城が山1-2-16 フルーレ滝の茶屋1F

http://www.favorita.jp/


【TJWK】プロジェクトのPRと作品の展示を、りそな銀行御堂筋支店で行っています。そして、りそな銀行とTJWKのあいだにあるもの
またまたTJWKです。
ニットで繋いで被災地を支援する「Think of JAPAN While Knitting」
くどいようですが、サイトはこちら。

http://atricot.jp/tjwk/

週末から、りそな銀行の御堂筋支店(本町)で、プロジェクトのPRとブランケットやショールの作品を展示しています。期間は、3月末までの予定。

りそな銀行さんには本当にお世話になっていて、これで4支店目の展示です。

最初が、南森町支店の、天神橋筋商店街に面したショーウィンドー。
2011年9月6日〜11月4日までの2ヶ月間、展示させていただきました。

TJWK


次が、北浜支店。こちらは店内です。店内の窓口と対面の場所。ライオン橋の南側にある支店です。
11月4日〜12月2日までの2ヶ月間、展示させていただきました。

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その次が、天六支店。天神橋筋商店街の天六側の入口から南へ下ってスグのところにあります。こちらも店内展示。入口から窓口に向かう途中で、必ず人が通る場所です。
12月2日〜2012年2月3日までの2ヶ月間、展示させていただきました。

TJWK


そして今回の、御堂筋支店。本町と淀屋橋の中間にある、大阪ガスビル内にある、とても大きい支店です。こちらも、窓口と対面の場所に。
2月3日〜3月末までの2ヶ月間の予定で展示させてもらいます。

TJWK


りそな銀行のいいところは、窓口が17時まで開いているので、ご覧いただける時間が、普通の銀行よりも長いところですね。お近くまで来られた際は、ぜひ、お立ち寄りくださいませ☆

各支店2ヶ月の展示サイクルで、4支店を巡回してます。
りそな銀行のCSR(企業の地域貢献)体制は、ブロック別にわかれていて、この4支店でひとつのブロックを形成しています。そのおかげで、4支店の巡回展示が実現しました。

りそな銀行はCSR(企業の社会的責任)に力を入れている銀行さんです。
ただ、この厳しい金融環境のなかで、直接的な利益を上げるわけではないCSRなんぞにかけるおカネなんてあるはずがない、というのもまた、事実。
でも、儲かってウハウハのときはやるけど、儲かってないときはちょっと…、なんてのはCSRのあるべき姿ではないし、それを考えると、こんなご時世でも変わりなくCSRに力を入れ続けているりそな銀行の姿勢は、立派だと思います。

この、りそな銀行での展示は、僕が懇意にしている関西大学の社会的信頼システム創生センター(STEP)の仲介により、実現したものです。

STEPは、こんなところです。

http://www.kansai-u.ac.jp/step/

STEPでは、TJWKの活動をとても評価してくれていて、これまでにもさまざまなサポートをしていただいたのだけれども、じつは、今では、TJWK関西のプロジェクト全体を後援していただいています。
そんなSTEPとりそな銀行南森町支店は協定を結んでいて、そんなご縁から、仲介していただきました。

僕たちTJWKは、プロジェクトをもっともっとアピールしていきたい。でも、そのためのおカネはない。
りそな銀行も、CSRをどんどんやっていきたい。でも、そのための予算はない。
僕たちにはアピールしたいコンテンツがあって、りそな銀行には展示スペースがあります。
そうした双方のニーズをSTEPが上手にマッチングしてくれ、win-winの関係をつくってくれました。

地域には独立した資源がたくさんあって、おたがいがおたがいの状況を知っていて、組めば相乗効果が見込めるのにな、というケースが、多々あります。
そうした相乗効果を生むような結びつきをつくるためには、どこかに情報のハブになるような拠点が必要です。そうした拠点がたくさんあればいいのにな、と、思うのだけれども、現実には、その役を引き受けてくれる人や場所は、そうあるもんではないですね。
でも、STEPは、そうしたハブになってる場所。

こういうふうに、おたがいの足りないところを補完するようなかたちで結びつくことができたら、おカネはほとんどかからないですね。
実際、TJWKは、りそな銀行の展示に際して、ほっとんどおカネを使っていません。
それでも、こーんなにも素敵な場所をお借りすることができ、リーフレットも、りそな銀行のご厚意で、カラーコピーで何枚も用意していただいています。
支店から支店へと展示物を運ぶのも、銀行の営業車を用意していただいています。
それでいて、りそな銀行さんも、とても喜んでくれる。
こちらとしては、どれだけ感謝しても足りないほどですが、本当に、ありがたいです。

TJWK


人と人とが繋がるというのは、こんなにも素敵なものをもたらすのですね。そういうことを、実感してます。
おカネをかけずとも、できることがたくさんあるのだと、今回のことで実感しています。

いろいろと、エピソードもあるのです。

南森町支店で展示させてもらったときは、新聞にも載って、天神橋筋商店街でたくさんの人に声をかけていただきました。
天満音楽祭のとき、ショーウィンドーの前がステージとなり、絶好のPRの場となりました。
ショーウィンドーの向かいの喫茶店で打ち合わせをしていたとき、僕の後ろのボックス席に座っていた年配の女性軍団が、展示についてお話されているのを耳にしたこともあります。
また、南森町支店のご担当の女性は、ピエロハーバーで開催した最初の新作お披露目&販売会にも来てくれて、ブランケットをお買い上げもいただいたのでした。

北浜支店で展示させてもらったとき、ご担当の部長さんは、かつて、TJWK関西の呼びかけ人であるatricotさんの家の近くの支店に勤務されていて、ローカルな話題で盛り上がったというご縁もありました。

天六支店のご担当の女性は、ギャル神輿の担ぎ手でもあって、とあるイベントで撮影隊をやっていた僕のすぐ隣でステージに立っていた方でもありました。さらには、その方は、北区社会福祉協議会でのお仕事もされていて、僕もそこの仕事をしていることもあって、活動範囲が大幅に重なってもいたのでした。

御堂筋支店では、TJWKにかかわってくれている方が、たまたま隣のビルに勤務していて、今日は設営しまーす!とお気楽につぶやいた僕のtweetを見て、仕事の休憩時間を利用して設営のお手伝いに駆けつけてくれました。

すべての支店で、なにかしらの繋がりやご縁があって、世間は狭いな!と思うのだけれども、同時に、こうやって動いているからこそ、どっかで繋がっていくんやな、と、そんなふうにも思うのです。

社会学でいうところの「small world」や「weak tie」は、ある意志を持って主体的に動いているからこそ実感できる概念なのだなあ、と、近ごろ、思うようになってきました。


さて、りそな銀行では、TJWK展示と平行して、北区の伝統工芸を紹介する「キタの手わざ展」の展示も行っています。
僕はもともとそちらの活動に参加していて、今回の展示では、サポートにまわっています。
今では、支店から支店へ設営を移動させるのも、TJWK展とキタの手わざ展を、おたがい協力し合って同時に行なうようになっています。

今回、
TJWK展は、天六支店→御堂筋支店へ
キタの手わざ展は、御堂筋支店→北浜支店へ
双方の関係者が一緒になって、設営を行ってます。
こんなふうにして、繋がりはどんどん増えていくのですね。

りそな銀行北浜支店にて3月末まで絶賛展示中の「キタの手わざ展」は、こんなかんじです。

北区職人研


天満を代表する伝統工芸である天満切子も、バッチリ展示してあります。その美しさを、ぜひ、ご覧あれ☆

北区職人研


また、南森町支店のショーウィンドーでは、天満を舞台にした創作民話をベースにして、天満の伝統産業の紹介も行っています。こちらは期間が流動的なのだけれども、最低でも3月中旬くらいまでは展示しています。さらにこれは、今後も続く連載企画でもあります。

北区職人研



TJWKは、TJWK単体ではなく、関西大学社会的信頼システム創生センター(STEP)、りそな銀行、北区職人研などなど…、今回の展示だけを取り上げても、さまざまな団体や人と繋がっています。

大好きなニットで、得意のニットで、被災地を支援できないだろうか?と、ニットが好きな人たちの心にポッと灯った小さな炎は、今、いろんな人たちの思いを重ね合わせることで、繋いでいくことで、どんどん強いものになっていっているように思います。

そうやって、たくさんの思いが繋がり、重なっていくことで、大きな実をつけることができたらいいな、と、思っています。




最後に、今月の新作お披露目&販売会のご案内

2月11日(土)〜16(木)
神戸市垂水区の滝の茶屋にあるブティック&アトリエ「galeria*atelier favorita」さんにて、新作お披露目&販売会を実施します。
山陽電車の「滝の茶屋」駅下車スグ。瀬戸内海を見下ろす、素敵な場所にあるお店です。
こちらのお店もまた、TJWKの活動に携わっている方を通じて、新たに繋がったお店なのです。

TJWKでは、神戸以西からご参加いただいている方も多くいらっしゃるので、そうした方にも現物をご覧いただける絶好の機会です。
また、お店は、オーナーさんがセレクトした素敵な服や雑貨がたくさん並んでいるので、そちらと併せてご覧いただくと、とても楽しいです☆

こんなお店です。

http://www.favorita.jp/

galeria*atelier favorita

今回もたくさんの方のご来店をお待ちしております。
展示販売するブランケットやショール、小物をお買い上げいただいた全額は、もちろん、「あしなが育英会」に寄付し、震災遺児の支援のために使われます。

こうしている現在も、とーっても素敵な作品が、続々と誕生しています。
TJWKの繋ぎ手を担っているスーパーニッター集団「funknit」を束ねる、ちゃあこさんのブログに、途中経過が掲載されています☆

http://funknit.exblog.jp/17734711/
http://funknit.exblog.jp/17739204/


もうね、見ているだけでワクワクしてきますからっ!








<HP 一覧>

Think of JAPAN While Kitting 関西 http://atricot.jp/tjwk/
関西大学社会的信頼システム創生センター(STEP) http://www.kansai-u.ac.jp/step/
りそな銀行(支店検索) http://www.resona-gr.co.jp/resonabank/kojin/tenpo_atm/index.html
りそな銀行 CSRへの取り組み http://www.resona-gr.co.jp/holdings/csr/torikumi/index.html
北区職人研 http://www.city.osaka.lg.jp/kita/category/16-5-0-0-0.html
galeria*atelier favorita http://www.favorita.jp/
funknit http://funknit.exblog.jp/ 




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