大阪市の北区をグルグル巡るブログ | 大阪市の北区メインでいろいろ仕事をしてます。仕事場も住んでるところも大阪市北区なので、北区をグルグル巡って、目にしたもん耳にしたもん感じたもんを、つらつらと書いています。

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北区の最新駐輪場事情 中津・梅田・北新地編 - 新しい駐輪場ができたり、定期利用が増えたりしてます☆
4月です。
北区の駐輪場が、新たにオープンしたり、定期利用の駐輪場が増えたりしてます。

北区の駐輪場map携帯サイト「YesPa!(イェスパ!)」に順次反映させていくので、またご覧ください。
アクセスは、下のQRコードからどうぞ。



スマートフォン、PCからは、Google mapをどうぞ。


目立ったところでは、中津の済生会病院前交差点から北側に伸びる城北公園通りの地下鉄中津駅周辺のほとんどが有料の定期利用駐輪場になりました。

定期利用の料金は、次のとおりです。

自転車
1ヶ月 2,000円(1,700円)
3ヶ月 5,700円(4,800円)
6ヶ月 11,000円(9,300円)
※()内は高校生以下の学生さんの場合の料金。
※さらに、65歳以上の大阪市在住の高齢者、生活保護受給者、母子世帯、身体障害者手帳や療育手帳をお持ちの方は、利用料金が減免される場合があります。

定期利用は、申し込み多数の場合は抽選になったり順番待ちになったりするのだけれども、きっと、すでに順番待ちの状態だと思います。
定期利用で申し込みたい方は、まずは、下のところに問い合わせてください。

管理事務所)ミディ総合管理事務所 tel. 06-6375-2771


中津のこのエリアの駐輪場は、ほとんどが無料で利用できるところだったのだけれども、そこが有料の定期利用になったのは、無料だとね、もう、自転車の止めかたがムチャクチャで、収拾がつかないんですよね。
景観上もよろしくないし、なによりも路上にグチャグチャになった自転車が溢れ出て、危険ですわ。
きっと、そうしたことを解決する狙いもあって、有料の定期利用になったのだと思います。

もちろん、すべてが定期利用になったわけではなく、有料だけれども、一時利用できる駐輪場もあります。
ラマダホテル大阪の東北にある豊崎西公園の南側が、新たに駐輪場となりました。ここだけで115台の自転車が収容できます。
これ、豊崎西公園の南側歩道に設けられた一時利用の駐輪場です。激ウマのラーメン店「弥七」のすぐ前ですね。

ここです。

駐輪場 中津


このエリアの一時利用は、1日1回150円で利用できます。

そのあたりも、mapを見て、確認してください。

わずかだけれども、ミニバイクの定期利用駐輪場、一時利用駐輪場も増設されてます。


梅田DD HOUSEに駐輪場がオープンした件は、すでにエントリーしました。

「DD HOUSEに駐輪場がオープンしたので、放置自転車問題の取り組みと現状などを」



あと、北新地のなかにも、念願の駐輪場がオープンしてます。
国道2号線に面したところに「スエヒロ本店」がありますが、そのすぐ裏に、新たに駐輪場ができました。
北新地のなかには駐輪場がなかっただけに、これは嬉しいですな。

駐輪場 中津

自転車のみの32台収容で、
1時間以内だと、無料。
1時間を越えると、1日1回150円
になります。




というわけで、新年度を迎えて、北区内の駐輪場も少しずつ整備されてきてます。
次回、近いうちに、南森町を中心とした西天満エリアの現状をエントリーします。





より大きな地図で 北区駐輪場map を表示

交通安全教育技能コンクールっちゅーのに行ってました
交通安全教育技能コンクール

交通安全教育技能コンクール


本日、大阪府警本部に行っておりました。
谷町4丁目、大阪城を臨む場所にある要塞みたいな建物ですね。

交通安全教育技能コンクールっちゅーのがありまして、その関係で、行っていたのでした。

大阪は車も人もチャリもどれも交通量が多いし、府警は、高齢者向けや児童向けの交通安全講習に力を入れているのですね。
講習といっても、模擬道路をつくって実際に自転車で走ってもらうような実技から、道交法関係のことや自転車の安全な乗りかたを説明する講義までいろいろあるんだけれども、講義はね、ただ話してるだけだと、みんな寝ちゃうから、寸劇みたいにして、いろいろ工夫を凝らすわけです。

これ、当初は、おまわりさんだけでやってたんですが、近頃は地元の協力してくれる人も巻き込んで、それぞれに工夫を凝らした寸劇をやります。

んで、この寸劇のスキルを上げていくために、各署対抗で、寸劇のコンクールをやるわけです。
大阪をさらにブロック分けしたコンクールにはじまって、勝ち進むと、大阪全域、近畿ブロック、さらに全国大会まであります。

地域には、安全教育推進委員に任命されている防犯ボランティアの方がいて、その人と警察官がタッグを組んで、寸劇を完成させます。
必要な要素を盛り込んだシナリオをつくり、大道具小道具もつくり、演出も凝りまくり、連日連夜練習を重ねて、コンクールに挑むんですよ。
僕は、梅田東防犯にボランティアでかかわっている関係で、大道具やら小道具の作成を担当させられていて、さらには広報も担わされていたので、舞台には立たないけれども、強制参加。いつのまにやら、曽根崎署チームの一員にされてしまってます(笑)

たかが寸劇というなかれ。もうね、気合の入りかたがすごいですから!
この1ヶ月、連日連夜、練習しまくりです。持ち時間は10分で、9分30秒〜10分以内にまとめないと減点の対象になるし、小道具や大道具の出来も採点対象になし、かといってカネをかければいいというものでもなくて、地域で気軽にできるもの、という点も重要だし…、とにかくですね、真剣にやらんと勝ち抜けないし、しかも勝ち抜くことが曽根崎署挙げての至上命令みたいになってます。。。
やれ背景は2パターンつくってくれだの、おばあちゃんの人形をつくってくれだの、しかも表情を変えられるようにだとか、手は動かすことができるようにとか、注文の多いこと多いこと!

舞台に立つ人も、セリフを噛んじゃいけないのはもちろんのこと、間の取りかたからなにから、めちゃくちゃ高いレベルで要求されてます。演出担当の人もいるしね!

体育会系らしいといえばそうなんだけれども、とにかく、やるからには勝ち抜かなきゃならん!って雰囲気ですわ。でもまあ、こういうことは、真剣にやらないとおもしろくもなんともないから、バカにしながら、しらけつつやるよりは全然マシだけど、でも、熱、入りすぎ(笑) もうね、血と汗と涙の結晶、スポ根ドラマそのまんまの世界です。

本番前日なんて、曽根崎署長以下署内にいる人全員を集めてのリハーサルまでやりましたから!

というわけで臨んだ本番。

シナリオは、自転車に乗って道路を斜め横断して車と衝突事故を起こしたおばあちゃんの家に、お巡りさんと地域の推進委員の人がお見舞いにいき、そこで安全な自転車の乗りかたについて話す、というものですわ。

大阪府下をブロック分けして、13署が府警本部に集まって、競います。
上位2署は、大阪全域の大会に進出するんですわ。
昨年、曽根崎署は3位で、惜しくも進出を逃してるので、上位2位以内は、今年の至上命令になってます。。

大阪府警本部ってところは、もう要塞みたいなところで、あんまり内部のことは書けないんですが、とにかく、ものものしい。
それを書くだけでもエントリーが1本できちゃうんですが、今回はそれが本筋ではないんで、それはまたの機会に。

お昼まえに府警本部に入って、まず昼飯食って、講堂みたいなところに集められて、警察らしくビシッとした行進やら挨拶やらがあって、競技説明があって、選手の紹介があって、いよいよ各署対抗でコンクールの開始です。
偉いさん数名が、審査員をやります。
客席には、地域の防犯委員の方々が招待されていて、舞台を見守ったり、声援を投げかけたりします。

各署が寸劇を披露するたびに、あそこはダメ!とか、ここは素晴らしい!とか、いろいろ声があがります。
どこも真剣ですわ。

曽根崎署は13署中6番目の登場で、とにかく自分たちの番が終わるまでは、気が一時も休まる暇がない(笑)
並みのプレゼンなんかまったく目じゃないくらいの緊張感(笑)僕はステージに立つわけじゃないから、緊張感はとは無縁だけれども、それでも、やっぱ、リラックスできるわけもなく…。

実際、順番がまわってきて、曽根崎署チームが舞台に立つと、客席で見ている僕ですらが手に汗握ります。保護者の感覚?(笑)

無事にステージを終えたとき、主役を張ったお巡りさん(若い、かわいい婦人警官です)は、感極まって泣いちゃってました。それくらい、力を入れてやってきた、ということですわ。



して、結果は…、
昨年同様3位。
上位2位以内は逃しちゃいました。

でもそれは、結果。
こういうことは、一所懸命やることが大切なのであって、技能スキルを上げるのが目的だから、結果ではないよね。

警察も、僕らの目に触れないところで、いろいろやってはります、ということで。


まもなく北区のあちこちで貼られる交通安全ポスター、疾風怒濤の製作顛末記。
交通安全ポスター

交通安全ポスター

交通安全ポスター 


年末の交通安全を呼びかけるポスター作成の仕事を受けていて、昨日、納品してきました。

北ヤードの工事現場のところ、白いフェンスで囲われているところ、現在は、スノーマンが置かれていたり、クリスマスらしいペイントがされているんですが、そこに、年末に向けて交通安全のポスターを貼りたい!と、ケーサツの担当の方が、ある日、思い立ったのですよ。

んで、僕に連絡が来る。
A1サイズで3枚程度でいいんだけど、なんとかならんか、と。
なんとでもさせてもらいますが、予算はいかほど?
予算は…、まったくないんですわ。
あのなあっ!(笑)

というようなわけのわからんやりとりがあってですね、地域の仕事は多少安くても引き受けようとは思っているものの、一応はクリエイターの端くれだし、いくらなんでも本業をタダでやるわけにはいかないので、いろいろと策を練りましたですよ。

スポンサー探してですね、大判出力だけでもおカネがかかるんで、北ヤードの工事現場のフェンスに貼るんだから北ヤードの工事現場の担当企業さんと交渉してですな、大判出力の段取りをつけましたですよ。僕のギャラは、スポンサーとなってくれたいくつかの団体から。

というか、発注者のケーサツの担当者じゃなくて、受注者の僕が、僕のギャラやら経費やらの出所を探してくるという、どー考えてもおかしいだろ!って仕事と相成ったのでした。

でも、地域の仕事というのは、特にクリエイターが入り込んでいない領域というのは、えてして、こういうことになりがちです。まだ、未成熟だから仕方がない。

ということで、なんとか自分のギャラも確保したんだけれども、とは言っても、まともな金額であるはずがないし、雀の涙程度なので、そうそう時間をかけてもいられない。。
そこで考えたのが、行政が行った事業で、扇町小学校の児童たちに描いてもらった自転車運転のマナーの絵があったはずなので、行政を通じて小学校の校長先生に掛け合ってもらって、それを使わせてもらうことにしたのでした。

そうこうするうちに、ケーサツの担当の方がですね、児童の絵が40枚程度あるのなら、2〜3枚じゃなくて、40枚くらいつくって、北ヤードだけじゃなくて、北区内の町内やら施設やらの掲示板に貼りたい!と、風呂敷を広げはじめ…。

えーっと、児童の絵を次々と入れ替えていくんで、40枚じゃなくて、40種類ってことです。
すでに僕のギャラは決まってしまってるんですけど(笑) で、件のケーサツの担当者は一銭も出さないんですけど(笑)

ってなことがあってですな、児童の絵をすべて使って、いろいろ組み合わせて、A1ポスター合計22種類をつくるハメになったわけです。。。。 絵をスキャンしたデータはそのままでは使えないんで、コントラストいじったり色相いじったり、場合によってはトリミングしたり…、それもA1サイズの巨大データを。

というようなことを経てですな、本日、ポスターが完成しました。
出力を快く引き受けてくださった企業さんは、さらにケーサツのムチャなリクエストを受けて、ラミネートまでするハメになってはりました。ご愁傷さま☆

というようなことを経てですな、できあがったポスターでございます。
来週には北ヤードの工事現場を囲う白いフェンスに、そして北区内のあちこちの町内掲示板や、梅田周辺の商業施設のどこかに、ペタペタと貼られます。
通りすがりにでもご覧になられた方は、これがそうか!と、見てやってくださいませ。

えーっと、最後に、ケーサツの担当の方のムチャぶりを延々と書いてるわけですが(笑)
こういうことをやりたいんや!って個人の胸の内に灯った青い炎は、その人個人だけでは実現することができなくても、いろんな人を巻き込んでいくことで、できちゃうんだってことを、ここで紹介しておきたいわけです。
これが、その担当の人の点数稼ぎなのだしたら、誰も動かん。でも、そうじゃなくて、地域の課題をなんとかしたいという思いが発端となっているのが伝わったら、今回のように、動いてくれる人は、います。今回だって、僕だけじゃなくて、たくさんの人が動いた。
そして、地域というのは、じつは、そういう、人と人との繋がりがあって実現していることがたくさんあって、地域にかかわることの醍醐味はそこにこそあるんだということをね、書いておきたかったのです。
なので、ケーサツにはなんの恨みもないどころか、いい仕事になったと感謝しておりますです。

というようなことを補足として書くのは愚の骨頂なのですが、これを読んでくれてはる人のなかには行政の方もいらっしゃって、こうやって念押ししておかないと変にねじ曲げて受け取っちゃう人がいるので、念のため、書いておきます。

くれぐれも、いい仕事をさせてもらいました、と。




年末の交通安全ポスター22種



データで見る北区の交通事故状況(自転車も)
先週、曽根崎警察署にて自転車講習員のための講習会(というもんがあるんですよ…)に強制参加させられてですな、ま、それはいいんですが、そんときに、交通事故関係のデータをたくさん教えてもらったので、これはお知らせしといたほうがいいかな、と思って、以下、ズラズラッと並べときます。

まず、大阪府内の事故発生状況。
平成21年度の1年間で、41,920件。これが多いのか少ないの他府県と比較したことないんでわからないけれども、1日に114件のペースなんで、事故処理だけでも大変やん!って思ってしまいましたわ。
一応、微減。

交通事故


曽根崎所管内に絞ってみると、400件ちょいです。1日に1件強。ちなみに、亡くなられた方が2名いらっしゃいます。事故件数そのものは、微減。

交通事故


曽根崎所管内の交通事故の発生件数の経年推移は、平成17年からこっち、減少傾向にあります。

交通事故


下の写真は、交通事故の発生マップ。見にくいかもしれないけれども、言うまでもなく、幹線道路に集中してます。梅新東の交差点から新御堂筋にかけて、国道1号線、天神橋筋なんかに集中してます。

交通事故

交通事故


曜日別の事故発生状況なるデータもありまして、月曜と金曜が多いみたい。週の初めと週末、どっちもボーッとしてることが多いんでしょうかね。

交通事故


時間帯別に見ると、昼間が多いです。これは場所柄、仕事関係の車が多いから、夜間よりも昼間のほうが圧倒的に車が多いからですね。

交通事故


では道路のどんなところでたくさん交通事故が発生しているのかというと、言うまでもなく、交差点とその周辺。

交通事故


事故の特徴としては、衝突が圧倒的ですね。正面、曲がったとき、いろいろあるけれども、なんにせよ、衝突。

交通事故


で、65歳以上のお年寄りは、やっぱ、事故に遭う確率が高い。

交通事故


でも、平成17年を境に、漸減傾向です。
よくわかんないけど、たぶん、平成17年度から、行政あげてキャンペーンやらなにやらをやっているんだと思いますわ。

交通事故


ただ、自転車の事故件数は、一番減ってないんですよね。

交通事故


で、自転車事故の実態を見ると、事故原因の約6割が、周囲を見てないために起こった事故。

交通事故



梅田辺りの車の交通量の多い場所では、自転車は、今、歩道を走っていいことになってます。
でも歩道は、歩行者優先なので、歩行者と自転車がぶつかった場合は、民事だと、100対0で、自転車に賠償命令が出ます。今年の夏、1500万円ほどの賠償命令が出て、ぶったまげましたが、これが現実。




というようなことを、警察で資料見せてもらってきたので、ここに転載しておきます。


天神橋筋商店街で毎週木曜、「商店街では自転車は押して歩こう」キャンペーンやってます
商店街では自転車は押して歩きましょう


天神橋筋商店街の4丁目〜6丁目にかけて、つまり、天六の交差点からJR天満駅のあいだですが、今月から、「商店街では自転車は押して歩こう」キャンペーンがはじまりました。
毎週木曜15時〜、地域の人たちと北区役所、曽根崎警察署が協力して、キャンペーンを行なってます。
商店街のなかで自転車を乗っている人にたいして、危ないから押して歩いてくださいね!と声かけしたり、ティッシュ配ったり…。

僕も自転車関係ではいろいろとやってるんで、しっかり駆り出されてしまいました。
えーっと、商店街で自転車を押して歩いたことは、ないんですけどね(笑)

商店街では自転車は押して歩きましょう


まあ、でも、JR天満駅から北側は道も極端に細くなってるんで、走ると危ないですな。
これまでにも何件かは事故があったみたいです。

こないだも商店街の方たちと話してたんだけれども、商店が集まって商店街ができたのは、やっぱ、そのほうがまちにとって便利だからなのであって、さらに便利にするために、アーケードを設けたり、カラー舗装をしたりと、そこを歩く人たちが快適に道行けるような工夫を、たくさんやってきたと言います。それが、商店街の原点やろ、と。

ところが、最近は、売り出しの企画、集客のための事業ばっかりで、みんなが安心して歩いたり便利になったりするような事業を、全然やらなくなってる、と。景気が悪いから、商店街を取り巻く状況が悪化しているから、余計に。

でも、今こそ原点に返って、住みよいまち、安心して遊べる商店街づくりに取り組むことで、人を戻して、その先に売り上げを増やしていく道を探るのが本筋なのではないか、というようなことを話していたのでした。

そこで、第1弾が、自転車。
天神橋筋商店街は、商店街にしては珍しく交通標識があって、歩行者専用(深夜時間帯除く)の標識が掲げられております。なので、本来的には、自転車が走行してはならん地域でもあります。

まあ、でも、大阪人は、律儀に押したりはしませんわな(笑)
でも、そうも言ってられない事態が発生することもあるんで、やっぱ、押してもらおう、と。
関テレの山本アナにお願いして、商店街では自転車は押して歩きましょう!ってアナウンスも、むかしに録音させてもらったものがあります。使わん手はない。
アーケードの天井から吊り下げる横断幕もできました。

そんなわけで、毎週木曜、しばらくは僕もこのキャンペーンに参加してます。
タスキと帽子とベスト、用意せんと…。。。
JR天満駅周辺と天六の交差点付近で、毎週やっとります。

あ、商店街はやっぱり自転車で走行するのはちょいと危険で、僕がいつもやってるのは、脇に並走している道がいくつもあるんで、そっちを走ることですわ。
そのほうが、運転するほうも、ラクです。




「おはよう朝日です」で、北区の駐輪場mapサイト「YesPa!(イェスパ!)」が紹介されました。
先週より予告していたとおり、10月18日月曜の朝、ABCの「おはよう朝日です」のなかのコーナー、「けさのクローズアップ」で、北区の駐輪場mapサイト「YesPa!(イェスパ!)」が紹介されたのでした。

ここんとこ、自転車ばっかりですんません。。。

「おはよう朝日です」のHPは、こちら。まあ、放送されたことが載っているわけではないけれども。

http://asahi.co.jp/ohaasa/


取材風景のエントリーはこちら。

「北区の駐輪場map携帯サイト「YesPa!(イェスパ!)」が「おはよう朝日です」で紹介されます☆」


「YesPa!(イェスパ!)」の誕生秘話は、こちらです。

「北区の駐輪場map携帯サイト、オープンです☆ オープンにあたって、きわめて個人的だけれども、思うことなどを。」


さて、番組では駐輪問題だけでなく、都市部の自転車問題全般を取り上げていて、なかなか興味深かったので、全編、ここで再録します。流行りのテキスト書き起こしじゃなくて、まとめだけどね。

まず、身近で便利な乗りものであるはずの自転車なのに、今、事故が多発しています。
大阪府で起こる交通事故全体の約3割が、自転車が関係する事故なのだそうです。

これはもう、ひとえに、自転車の数が莫大に増えたことが原因ですわ。
この10年間で、自転車の総数は、全国で6%増、大阪だけを見ると17%増ですから、インフラが全然追いつかないような増えかたなのですね。
さらに、この10年間に日本中で増えた自転車のうち、大阪府で増えたぶんが全体の25%を占めているという凄まじさで。。

そういうことなので、事故が多発するのはあたりまえで、
大阪府下で引き起こされる事故のうちの32.6%が自転車が関係する事故で、この10年間で5.4%の伸び率なんだそうです。

事故の事例として多いのは、自転車同士、もしくは歩行者と自転車の事故。

自転車同士の事故は、携帯の操作をしながら等の「ながら運転」による前方安全不確認によって引き起こされる事故が約49%でダントツ。
ちなみに、自転車同士の事故は、この10年間で約5倍に増えてるんだそうです。

自転車と歩行者の接触による事故も、この10年間で約5倍に。
2000年に48件だったのが、2009年には244件に増えてます。
歩行者の背面に突っ込む事故は想像できるんだけれども、意外に多いのが、正面からの接触事故。すれ違おうとして、服やカバンに引っかかって事故になるケースが多いみたいです。この手の事故が約38%。

大阪市立大学大学院 工学研究科の日野泰雄教授のお話によると、
自転車はいつでも自由に使えて、しかもタダ(ガソリン等の燃料コストが不要)。
ただし、車両の一種なので、本来的には交通規則を守らなければならない。
でも、きちんと交通規則を学習する機会を与えられていないのが問題、だと。

身勝手な便利さだけを追求すると事故になるのはあたりまえだけれども、交通ルール遵守の観念が希薄だってことですね。

大阪府警では「自転車安全指導カード」なるものを配布していて、自転車の交通違反に対し、指導・警告を、このカードを配布することによって行なっています。
見たことある人は少ないだろうけれども、今年の9月末までで、大阪府下で実際に11万5,888枚も配られたんだそうです。

自転車の交通違反のワースト3は、

3位)携帯を操作しながらの「ながら運転」が9%。5万円以下の罰金です。
2位)信号無視が10%。5万円以下の罰金又は3月以下の懲役です。
1位)2人乗りが30%。2万円以下の罰金又は科料。
1位)同率で、夜間の無灯火が30%。5万円以下の罰金です。

ニュースでも話題になったけれども、今秋は、実際に検挙されてます。

今は歩行者に対して加害者になる事例が多く、そうなると、相手を死亡させたり重傷を負わせたりすると、人生、狂います。賠償金を5,000万円、6,000万円と請求されるケースも出てきているし、こんな悲劇はなくさないとダメに決まってる。


さて、自転車が爆発的に増加して引き起こされた問題として、ひとつには事故多発があり、もうひとつは駐輪問題です。

1日当たりの放置自転車台数の都市別ランキングを見てみると(平成21年調べ)、
1位)大阪市 41,987台
2位)横浜市 18,327台
3位)名古屋市 15,666台
4位)札幌市 14,766台
5位)川崎市 13,385台
となっていて、大阪市がダントツ。ダブルスコア以上じゃないですか(笑)

そうした数字を受けて、大阪市では放置自転車問題の取り組みが平松市長の掲げる重点政策のひとつもでもあるんで、北区では、急ピッチで駐輪場の整備が進められています。

大阪駅前ビル周辺では、今年の5月に1,000台分がオープンしたしね。

そんときのエントリーは、こちら。

「梅田で30ヶ所、合計1,000台分の駐輪場がオープン!地元のオジィやオバァたちの活動が陽の目を見て本当によかったと思う件」


ただ、それでも少ない。
駐輪場はすぐに満車になって、空きを見つけるのが大変。
駐輪場もあるところにはあるけれども、ないところにはまったくない。
せめて、少し待ったら駐輪できるくらいのものになってくれないと、使えない。

そういう事態を受けて、北区ではおそらく全国でも初の試みであるユニークなサービスとして、北区の駐輪場mapサイト「YesPa!(イェスパ!)」が7月から開始している、というふうに紹介していただきました。
全国的に例がないのかどうかは知らないんですが、少なくとも、大阪市の他の区ではないですね。中央区は昨年に実験的に運営したけれども、実験期間の終了と同時に閉鎖したし。

「おはよう朝日です」


携帯サイトからは、駐輪場の位置が地図でわかり、収容台数がわかり、利用金額がわかり、細かな情報をインデックスをつくって掲載しています。
説明してくれてはる上の写真の人は、「YesPa!(イェスパ!)」を運営している大阪市北区商店会総連合会(北区商連)の三島副会長さんです。

区内89ヶ所の駐輪場、合計収容台数7,077台分が、ここには掲載されています。

「おはよう朝日です」

「おはよう朝日です」


さらに、放置自転車に撤去の警告をするタグを行政が自転車につけるのだけれども、そのタグに、「YesPa!(イェスパ!)」にアクセスするQRコードをつけてもらっています。
このあたりが、民間と行政の連携ですな。

「おはよう朝日です」

「おはよう朝日です」


1日のアクセス数が概算で700〜1,000アクセスなんですが、サイトに盛り込む内容をもっと充実させて、アクセス数ももっと増やしていきたいと考えています。

「おはよう朝日です」


放置自転車に警告タグをくくりつけて、「あきまへん!」とやるのもいいけれども、駐輪場への誘導を行なう「こうしましょう!」のほうが建設的、と、番組では言っていただきました。

最後に、再び、日野教授が登場して、
駅前にすべての自転車を収容できるだけの駐輪場をつくることなど不可能なのだから、用途にあわせて移動手段を使い分けることが肝要、
さらに、自転車保険の義務化を提案。保険をかけることで自転車に付加価値がつくし、そうなると、大切に慎重に乗る人も増えるのでは、
と、言ってはりました。




そうそう、今、北区役所では放置自転車問題についての取り組みを紹介しているのですが、そちらにも「YesPa!(イェスパ!)」のQRコードをプリントしたフリップを置いていただいてます。

下のボードは、区内の小学校で自転車をテーマに描いてもらった絵。これを縮小してポケットティッシュにしたものが、北区民カーニバルで配られていて、これがなかなか素敵なグッズなのでした。僕もいくつかもらったし、たくさんの人がこぞってもらってましたわ。

「おはよう朝日です」



最後に、いつまでもひつこく宣伝しておきますが、「YesPa!(イェスパ!)」は、下のQRコードから読み込んでくださいね。

大阪市北区の駐輪場map「YesPa!(イェスパ!)」
URLを直接入力される方は、
http://kitakushoren.com/bicycle/

PCやスマートフォンでご覧になる方は、google mapを。
大阪市北区駐輪場map





北区の駐輪場map携帯サイト「YesPa!(イェスパ!)」が「おはよう朝日です」で紹介されます☆
朝日放送の朝の番組「おはよう朝日です」に、北区の駐輪場map携帯サイト「YesPa!(イェスパ!)」を取り上げていただくことになり、取材していただきました。

「けさのクローズアップ」というコーナーで、「自転車が多すぎる? 大阪自転車問題最新事情(仮題)」と題して、企画を制作するとのことです。
10/18(月)朝6:50-8:00のどっかで放映予定です。番組表を見てみると、「けさのクローズアップ」コーナーは7:35〜となってます。

この秋、大阪府の重点政策のひとつとして、秋の交通安全週間にて、自転車の違反取り締まりが挙げられました。番組では、危険な違反事故や事故事例などを取り上げて、注意喚起を促すんだそうです。
一方で、放置自転車の問題があり、その解決策の一例として、「YesPa!(イェスパ!)」を紹介してくださるそうです。

撤去されるとどーなるのか?その顛末は、過去にエントリーしました。

梅田周辺の放置自転車の撤去と取り戻しの現状(あくまでシュミレーションと言い張る編)

「YesPa!(イェスパ!)」誕生秘話は、こちらを。

北区の駐輪場map携帯サイト、オープンです☆ オープンにあたって、きわめて個人的だけれども、思うことなどを。


ひつこいくらいに宣伝しておきますが、「YesPa!(イェスパ!)」は、下のQRコードから読み込んでくださいね。

大阪市北区の駐輪場map「YesPa!(イェスパ!)」

PCやスマートフォンでご覧になる方は、google mapを。
大阪市北区駐輪場map


僕自身もヘビーなチャリユーザーだし、駐輪場がなくて仕方なしに放置禁止区域にチャリを置いて、挙げ句の果てに何度もチャリを撤去されたりしてるんで、そりゃハラワタが煮えくり返る思いも、何度もしてます。
そんなこともあって、梅田の放置自転車問題の取り組みは、個人的な思いもいっぱい詰まっているし、取材していただけるのは、願ったり叶ったりです。

早速取材を受ける段取りを手配し、「YesPa!(イェスパ!)」を運営している大阪市北区商店会総連合会(北区商連)の担当役員さんに、取材を受けてもらうことにしました。

ここはやっぱ、偉いさんに登場していただくの一番です☆
こちらの担当役員さんも放置自転車問題への取り組みにはひとかたならぬ思いがあってか、普段は緊張しいのくせに、取材がはじまると喋ること喋ること! 1分くらいにまとめられてしまうはずなんですが、20分は独演会を繰り広げる始末です。。。それでも、若いレポーターさんは一生懸命聞いてくれてはりました。

YesPa(イェスパ)取材


ちなみに取材の前日、ちゃんと散髪にも行ったんだとか。普段とさして変わらんのですが、本人以外には伺い知ることのできないこだわりがあるようで…(笑)

YesPa(イェスパ)取材


取材した場所は、新阪急ビルと大阪駅前第4ビルのあいだ。
ここを歩きながら、思いの丈を語ってもらいました。

YesPa(イェスパ)取材


そしていよいよ携帯を取り出して「YesPa!(イェスパ!)」を開いて紹介するんですが…、役員さんもいいお年なんで、やっぱ老眼なんですよ〜。若いレポーターさんたちと比べて画面からの距離が…!

YesPa(イェスパ)取材


あとは、行政に協力してもらって、いろんなところにQRコードを紹介してもらった事例などを紹介。
しかし、首のスパイラルテープは外しておいてほしかったです〜(涙)

YesPa(イェスパ)取材


各種資料とともにフリップも用意したんですが、ちゃんと使ってもらってるかな。。

YesPa(イェスパ)取材




というかんじで、こちらの思いの丈をぶつけた取材も、和やかなうちに無事に終了。
1時間以上は取材を受けてましたが、放映されるとしても、きっと1分くらいだと思います。きっと、97%くらいは、カット(笑)
それでも、これを機に「YesPa!(イェスパ!)」がもっともっと広がってくれれば、こんな嬉しいことはないです〜。

朝日放送さん、「おはよう朝日です」の皆さん、ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします〜。

放送は、10月18日(月)6:50-8:00 「おはよう朝日です」の「けさのクローズアップ」というコーナー内です。たぶん、7:35くらいから10分程度のコーナーです。でっかい事件が入ってこないかぎり、きっと放映されるので、皆さん、見てください!



ABC「おはよう朝日です」
HP http://asahi.co.jp/ohaasa/



梅田でレンタサイクルの実験がはじまって、今後の梅田の駐輪事情の見通しやら新設の駐輪場案内など
   

来週月曜、10月18日より、梅田のDD HOUSE横で、レンタサイクルの運用実験がはじまります。
実験をするのは駐輪場設置で実績のあるアーキエムズさんです。この実験をどこが依頼しているのか知らないでもないですが、まあ、発表されていないようなので、名前は伏せておきます。ヒント、電鉄系。


すでに20台のチャリが、このようにラックに収まって並んでいます。

駐輪場


実験をすると聞いて、絶対利用しよう!って楽しみにしてたんですが、チャリに乗ることができるモニターさんはすでに決められていて、そのモニターさん以外は利用できない…、つまり、実験に参加できないってことです。
そのモニターさんも、一般のなかから選ばれた人ではなくて、関係者なんだそうです。

ちなみに運用実験期間は、11月30日までなので、約40日程度です。

駐輪場


こんなふうにラックに繋がれてます。カードリーダーのところに「ECOPORT」って書いてあるけれども、専用のプリペイドカードみたいなので利用するんですかね?

駐輪場


関係者だけが1ヶ月ちょい利用しただけでどれほどの実験データが得られるのか知らないですが、梅田周辺を利用する全チャリユーザーと地元の人たち全員の関心事でもあるので、データはぜひ公開してほしいもんです。



今回のレンタサイクル実験とはまったく関係ないところで、今、梅田周辺の地元の人たちとベリブについて検討をはじめています。

ベリブとは、自転車専用のスタンドを数ヶ所設けて、どのスタンドでも利用できるレンタサイクルのシステムのことです。
つまり、Aスタンドで借りた自転車をBスタンドに返却することができ、そういうスタンドをたくさんつくろう、というシステム。

ベリブについては、パリ在住のブロガーさんが、詳しく紹介してくれています。

「フランスのパリ市で始まった『ベリブ』自転車(大規模貸自転車事業)解説」


観光用ではなく、普段からまちを行き交う人が利用するものとしては、堺市がこの9月からすでに実施をはじめました。
梅田周辺ではすでに初期投資費用の捻出のメドがついていて、今、システム運用のグランドデザインを描こうとしているところです。そっから、あちこち根回しして、実際にオープンできるのは1年以上先になると思うけれども、少しずつ進めています。

また、梅田周辺、特にJR大阪駅よりも北側に駐輪場が少ないので、こちらは、行政が今、計画を進めています。今年度末には駐輪場設置の具体的な場所が決定して、結構な数の駐輪場がオープンする予定です。

上記のことがすべて実現したら、梅田周辺の駐輪事情は劇的に改善されるかもしれません。

僕も頑張ってかかわっていくんで、応援してください☆



あ、そうそう、大阪中央郵便局跡地の西側に、新しく駐輪場ができました!
アクティ大阪さんが、空いている場所を利用して、駐輪場をつくった、と。ただ、恒久的なものではなくて、一応は、仮設です。
JR大阪駅の西側から線路沿いに西に走っている「梅三小路」の西側出てすぐのところにあります。6時間毎に100円。

駐輪場


駐車場の一角にあるんですが、屋内なのがいいですね。

駐輪場


まもなく北区の駐輪場map携帯サイト「YesPa!(イェスパ!)」に掲載します〜。

「YesPa!(イェスパ!)」は、下のQRコードで読み取ってください☆



ほいで、PCやスマートフォンでご覧になる方は、google mapを。
大阪市北区駐輪場map




交通安全週間につき自転車関係でいろいろやったんで、ついでに最近の取り組みを紹介します
何度かtwitterで告知しておいたんで警戒していた人も多いかと思いますが(笑)、9月28日と29日の2日間、北新地と芝田〜茶屋町にかけて、初めての夜間の放置自転車撲滅キャンペーンが行われました。

通常、このキャンペーンは昼間に実施します。
行政の職員さんや地元企業の方々、そして地域の人たちが集まって、放置自転車に警告タグをつけたり、マナーアップを呼びかけるチラシやグッズを配ったりします。


僕が大阪市北区の駐輪場map携帯サイト「YesPa!」をつくろうと思い立った直接の動機は、ふとしたことがきっかけで、このキャンペーンに参加したことに、端を発します。

あ、「YesPa!」は、下のQRコードから読み込んでくださいね。



iPhoneやらPCからは、こっちのmapを。


僕自身もヘビーなチャリユーザーだし、駐輪場がなくて仕方なしに放置禁止区域にチャリを置いて、挙げ句の果てに何度もチャリを撤去されたりしてるんで、そりゃハラワタが煮えくり返る思いも、何度もしてます。

撤去されるとどーなるのか?その顛末は、過去にエントリーしました。

「梅田周辺の放置自転車の撤去と取り戻しの現状(あくまでシュミレーションと言い張る編)」


そんな僕が、どーいうわけか、取り締まる側について、キャンペーンに参加しているわけです。
サル以下の遵法意識しか持ってない人間がこんなもんに参加して、しかもチャリユーザーからは「売国奴!」と後ろ指を指されですな、やってるわけですよ(笑)

そんなわけで最初は、仕事だし〜、と、いやいややってたんですが、参加するうちにいろんなことが見えてきて、今は積極的に参加してます。

キャンペーンに参加しているのは、所轄の警察署を含めた行政の方たち、CSR(=Corporate Social Responsibility)に理解を示して積極的に取り組んでくださる地元企業の方たち、そして、地元で生まれ育ち、今もそこで暮らしているオジィやオバァたちです。

こんなかんじですわ。

みんなで集まって…、

放置自転車問題

放置自転車に警告のタグをつけたり、

放置自転車問題

チラシやティッシュなどの啓発グッズを配布したり…

放置自転車問題


まあ、でも、憎まれ役ですね。
チャリユーザーからは撤去の片棒担いでることで憎まれ、地元住民からは、不法自転車をどーにかしてよ!と、文句ばっかり言われ、挙げ句の果てに、そんなことやってて効果あるの?と、白い目で見られたりもする。

それでも、地元企業の社員さんは本来業務ではないとはいえ給料もらってるなかで参加されてるし、行政の人たちは、それこそが本来業務です。
でも、オジィや オバァたちは、まったくの無償です。生まれ育った地元を愛し、少しでも住みよいまちにしたいと願うからこそ、無償で、ボランティアで、汗をかくことを厭い ません。そもそも、自分たちを育ててくれた土地のためになにかをするのに、お金をもらって、という発想がありません。しごく真っ当な感覚です。家のまえが 汚れてるから掃除しておこう、ついでに隣の家のまえの道も掃除しておこう、そういうことの延長でされている。

もう少し書いておくと、こういうことに参加する人というのは、いつでもおなじ人と相場が決まっていて、そういう人は、すでに福祉や防犯や防災なんかの役も、いくつもいくつも掛け持ちしてはります。
PTAの役をやる人がいつも決まっているのとおんなじで、こういうのは、引き受けてくれない人は絶対に引き受けないから、ひとつ引き受けると、どーしてもその人にいろんなお鉢が集中してまわってきます。

そのおかげで、なんやかんやと時間を割いて、誰かがやらなければならない役を、引き受けてらっしゃいます。そのすべてが、無償。報酬、ナシ。むしろ、持ち出し。名誉、ナシ。場合によっては、憎まれ役。頭が下がりますよ、本当に。

僕が、このキャンペーンにかかわり続けているのは、こんなオジィやオバァたちと触れ合うようになってから、まちへの見方が変わったからです。


おもしろいイベントがどーたら、人の流れがどーたら、まちのシンボルがどーたらこーたら、果てはスローライフだとかフェアトレードだとか、文化だとか伝統だとか、そりゃそういうのは楽しいし僕も嫌いじゃないけれども、でも僕は、そっちは、もういい。若い人たちが、四肢をいっぱいに伸ばして、無理も背伸びもして思いきりやってくれたほうが、全然うまくいくと思っています。

それよりも、モノ言わずして汗を流しているオジィやオバァたちに寄り添っていくのがね、僕にとっては楽しいのですよ。



それともうひとつ、この地域の放置自転車問題に取り組んでいて思うことは、取り締まる側とチャリユーザーが手を取り合って問題解決にあたるような仕組みが、ないことですね。

だから、地域にかかわりながらもヘビーなチャリユーザーである僕のような存在が、架け橋になるような役割を担っていけたらなあ、と、ちょっと思ったりもしています。

そのために、駐輪場mapサイトもつくった。
先日は、駐輪場の利用促進を呼びかけるチラシもつくりました。

こんなのです。

放置自転車問題

このチラシに書いた文言は、
「撤去されない - 駐輪場に停めておくと、撤去されません」
ですからね(笑)

撤去する側の行政名義で配布したチラシなのに、文言は、チャリユーザー目線してあるんです。この文言を許してくれた行政は、なかなか太っ腹だと思いますよ。


僕もこのブログで、チャリユーザー目線で放置自転車問題についていろいろと書いてきてますが、今回は、行政側、地元の人たちの取り組みを、ここで紹介しておきます。

放置自転車を問答無用で撤去しまくっている行政の姿勢に疑問を感じるのは、僕もわかります。
でも、路上に自転車を放置することによって、それを避けるためにコースを変えた車やチャリが事故を引き起こすこともあります。そのせいで死亡事故が発生したことも、あります。
また、車イスの方やお年寄りなど、歩行にある程度の困難を伴う人たちの進路を、放置自転車は確実に妨げます。

そうしたことを踏まえて、行政と警察署は、安全運転の教育を各地の学校やお年寄りを集めて途切れることなく行っているし、夜間走行のためのLEDライトを配布したり、盗難防止のディンプルキー付きのチェーンキーを無償で配ったりもしています。

これは、先週、扇町公園の入口で夜間走行のためのLEDライトを配布してるとこ。
たまたま通りかかったら、そのまま拉致されて、無理矢理キャンペーンに参加させられました(笑)

放置自転車問題


行政が予算をつけて、ラジオ番組のスポンサーになり、地域の活動されているオジィを出演させて語ってもらったこともありました。

そんときのエントリーは、こちら。

「梅田界隈で放置自転車問題に取り組んでいる地元のエラいさんが、ラジオに出て現状を語る」



これは、扇町のキッズプラザで行われた、マナーアップのキャンペーン。
扇町総合高校の生徒さんにも協力してもらいました。

放置自転車問題


他、お年寄りを対象にして、自転車運転の講習を実施したり…。

放置自転車問題


駐輪場の整備については、焼け石に水状態と揶揄されることもあるけれども、それでも、増えていってます。

今年の4月にもたくさんオープンして、そんときのエントリーは、こちら。

「梅田で30ヶ所、合計1,000台分の駐輪場がオープン!地元のオジィやオバァたちの活動が陽の目を見て本当によかったと思う件」



まだ計画段階で発表されていないけれども、梅田周辺は、今年度と来年度にかけて、かなりの数の駐輪場が整備される予定になってます。

駐輪場ができても、そこが満車状態なら、すぐ横に放置自転車の山ができちゃうし、駐輪場もできたらできたで、新たな問題が発生します。

放置自転車問題


かといって、駐輪場もない、行政が入り込めない場所だと、こんな状態にもなります。

放置自転車問題



まあ、なんにせよ、駐輪場問題を含めた放置自転車問題は、特効薬がないだけに、時間がかかるし、根気が必要ですわ。
なので、関係者全員がヒステリックにならずに、全員で手を携えて問題に向かっていけたらなあ、と、思っています。



そうそう、9月28日、29日には、北新地、茶屋町〜芝田で行われた、初の夜間の放置自転車撲滅キャンペーンは、こんなのでした。NHKが取材に来て、30日朝6:50のニュースで取り上げてもらいました。

放置自転車問題

放置自転車問題





いつもはチャリユーザーからの視点で書いてるんで、たまには、地元の方たちの取り組みや行政の取り組みについて紹介してみました。










梅田センタービル周辺の駐輪事情は仁義なき戦い
大阪市北区では、今、梅田センタービル周辺を、放置自転車撲滅の重点エリアのひとつとしているようです。

たしかにあのあたりも駐輪場が近くにないせいもあってか、放置自転車がずらーっと並んでる。新御堂筋に面していない方、つまり、東側ですね。大阪能楽会館とのあいだの道。

その道自体を通ることはあんまりないんだけれども、近くの道はほぼ毎日通ってるんで、ちょっと覗いてきました。そしたら…、まあ、たくさん持ってるな!ってくらいにカラーコーンがずらーっと並んでいて、えらいことに(笑)
まあ、でも、これで抑止力にはなってるみたいです。カラーコーンが道路を占拠しているスペースと放置自転車が占拠するスペースを比べたら、カラーコーンのほうがましなんで、車は通りやすくなったでしょうな。

梅田センタービル周辺の駐輪事情


でも、カラーコーンが途切れるところまで行ってみると、しっかりチャリが並んでます(笑) 停めるほうもバカじゃないからな(笑)

梅田センタービル周辺の駐輪事情


ちなみに、夜はこんなの。写真じゃわかりにくいけど、昼間に比べてずいぶんと少なくなってます。
でもあれですな、カラーコーンだけじゃ効果ないのね(笑)バーを通してないと、まったく威力を発揮しませんな(笑)

梅田センタービル周辺の駐輪事情


ヘビーチャリユーザーの僕の視点から見るとですな、このあたりに駐輪する人って、大半が、周辺ビルへの通勤者だと思うんですよね。まあ、梅田センタービルに入ってるオフィスに通勤している人が停めているケースが多いんではなかろうか、と。実際、梅田センタービルの通勤者用駐輪スペースなんて、雀の涙ほどしかないしね。

放置自転車の啓蒙もいいけど、このあたりは物理的に駐輪場が足りてないんで、カラーコーン置いたところで、近くのべつの場所に放置自転車が移動するだけですわ。なので、あんまり効果ないと思います。少なくとも、根本的な問題の解決にはなっておらず、対処療法でしかない。
公営の駐輪場をつくる、梅田センタービルをはじめとする周辺の施設に駐輪場を増設してもらうように要請する、それくらいしか特効薬はないような気がします。もっとも、その程度のことは行政もやってるでしょうがね。
働きかけをしていてもなかなか実現しないので、対処療法でしかないと知りつつも、こーゆーことをやるわけです。
ゴールまでの道は、まだまだ遠いですね。


それよりも、この近くの、僕がしょっちゅう通ってる道がね、ヤバいです。
梅田センタービルの南側、JRの高架下の北側、EST1の東側の新御堂筋を超えたところの細い道。
しょっちゅう通ってるんだけど、道幅が狭いところに、放置自転車がわんさと置いてあります。しかもこの道は、車が通る。もうね、危険きわまりないです。

梅田センタービル周辺の駐輪事情


夜も昼も変化なし。ほんまに車道かいな?と疑いたくなるほどですな。

梅田センタービル周辺の駐輪事情


「駐輪禁止」の立て札をJRが立ててるんで、この場所はきっとJRのものだと思うんですが、どーにかならんのですかね。

梅田センタービル周辺の駐輪事情


放置自転車を持て余して積み上げちゃってるけど、これ、JRの仕業ですか? だとしたら、対策としては最悪ですね。
落書きもそのまんまだし、窓割れ理論だっけ? この状態だと、事態は悪化する一方だと思いますわ。施設のオーナーは、きっちりと対策をとる義務があると思いますけどね。

梅田センタービル周辺の駐輪事情


圧迫感のある立て札もあちこちに立ててあるけれども、こんなもん、なんの役にも立ちません。
ここに駐輪するチャリユーザーの神経も異常だけれども、その異常な神経を逆撫でするだけです、この立て札は。

梅田センタービル周辺の駐輪事情

梅田センタービル周辺の駐輪事情


なーんかね、仁義なき戦いみたいになっちゃってます。

たまたま今日、知り合いのカオスさんが出品している写真展「大阪スナップ」を見にいったら、こーんな作品がある始末で…。
もう、名物風景にすらなりつつある(笑)

梅田センタービル周辺 駐輪事情




放置自転車対策でいつも思うのは、放置されて迷惑している地元の人たちと、行政、チャリユーザーの3者の接点がないことが問題なのでは、ということです。

地元の要請を受けて行政は対策に乗り出すんでしょうが、撤去するにしても駐輪場を設置するにしても、チャリユーザーの声が反映されたという話は、聞いたことがないです。

行政があいだに入って、地元とチャリユーザーが会合を開いたという話も、聞いたことがない。

問題の根本にあるのは、チャリ台数に比べて駐輪スペースが圧倒的に少ないことです。
でもこれは、ゼニも必要だし、土地問題も絡んで気の長い調整が必須です。だから、根本問題が早急に解決することはありません。

それでもなんとかしなければならない現状は、あります。
少なくとも、この場所は危険すぎる。いつ事故が起こってもおかしくない状況です。

そこで、泥沼の仁義なき戦いを延々と繰り広げるよりも、地元とチャリユーザーが共同で問題解決にあたるという道はないのでしょうかね?

僕はタウンミーティングとかに出席したことがないけれども、タウンミーティングなんかでは、放置自転車問題が語られたりはしないんだろうか?



携帯版 北区の駐輪場mapサイト「YesPa!(イェスパ!)」、再度、案内しときます。

下のQRコードをコードリーダーで読み取るとアクセスできます。



QRコードリーダーがない携帯の方は、以下のURLを直接入力してください。

http://kitakushoren.com/bicycle/

PC向けに、google mapにマイマップもつくりました。
大阪市北区商店会総連合会のサイトのトップページに案内をアップしているので、そちらからどうぞ☆

http://kitakushoren.com/




追加。

現在カラーコーンがズラズラッと並んでいる梅田センタービル東側は放置禁止区域からは外れている場所だし…、というご指摘を受けました。
僕もうっかりしていたけれども、調べてみれば、その通り。
じゃ停めてもいいんじゃない?ってことにもなるわけですが、これも調べてみると、放置禁止区域であろうとなかろうと、本来、道路に自転車を停めてはならんのですね。自転車も車両だし、道交法の対象になるのかな。なので、一定期間の放置が確認されると、しかるべき手続きを経て、撤去されます。
んで、放置自転車禁止区域というのは、区域内に停めてある自転車は行政によって即時撤去されます、というエリアのこと。
ざくっといえば、即時撤去されるかされないかの違い、と、思っておけばいいかと。

ということです。







梅田センタービル周辺の駐輪事情
大阪市北区中崎西2-4-12
mapを見る


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