つけ麺じゃなくてラーメンを探して新規開拓 note.002 「羆」- 悪くはないが記憶に残んない。。。
近ごろ、右を見ても左を見ても、どっこも、つけ麺の店ばっかりじゃないっすか、おじょうさん。
ほんまもんのラーメン屋さんは、どこ行ったんでしょうかね?
ってことで、ラーメン屋さん巡りってのは元々はあんまり興味ないんだけれども、ちょっと取りかかってみることにしました。
第1回目は「煮干しラーメン 玉五郎」ここは、個人的にはナシのお店だけれども(笑)
さてさて、第2回目は、扇町公園南側、旧水道局扇町庁舎の東側にある、扇町公園周辺のなかでも一番いけてないエリアにあって、我が道を行く!ってかんじで営業しているお店、
「羆(ひぐま)」。
価格破壊立ち飲みの名店「得一」の並びにあります。
ずーっとまえから気にはなっていたんだけれども、なんとなく縁がなくて、スルーしていたお店でもあります。なんちゅーか、店名からサッポロラーメンだってことはわかるから、メインは味噌ラーメンに違いなくて、味噌ラーメンっちゅーのは個人的には興味ないんで、もう何年もスルーしてきたお店なのですね。
でも、昨今のどこもかしこもつけ麺ブーム!を受けて、そうも言ってられなくなってきたんで、つい。
店内見るまでもなく、外観だけで、昭和レトロ満載で、およそ衛生的とは言いがたく、経験上、このテのお店は大アタリか大ハズレかのどっちかです。
さて、ここはどうでしょうか。。。。
ガラガラっと戸を引いて中に入ると、狭い!(笑)
L字のカウンターに6人がMAXではなかろうかというスペース。
座席スペースよりも厨房のほうがデカいのではないか、というくらいのレイアウトです。
なにはともあれ、この店のイチオシ、味噌ラーメンを注文。
ちなみに狭い店内の隅っこにはテレビが置かれていて、阪神戦やってました。
店のオッサン、一見、とっつきにくいかんじかんじだけど、いつのまにか阪神ネタで盛り上がってしまいました。オッサン、というよりも、かーなりご年配のじいさんなんだけど、接客の距離感が、近すぎず遠すぎずで、なかなか心地いいです。
カウンターなんで、もちろん厨房が丸見えです。厨房が見えるってのは、僕、好きですね。飽きないもん。
で、ラーメンつくるところをずーっと見てたんですが、つくってる姿がね、ビシッとしてて美しいんですわ。ちょっと大げさ気味なアクションが入るんだけど、丁寧につくろうとしてるんだな、というのが、そのオーバー気味のアクションから伝わってきます。
麺を平たいザルで湯切りする姿、
チャーシューを切る姿、
仕上げの盛りつけを整える姿、
端正で、強くて、リズミカルで…
ほんま、これは一見の価値があります。
ほいで出てきた、味噌ラーメンです。
見たまんまというか、ごくごく普通の味噌ラーメンで、美味いっちゃ美味い。
味噌のコクがすんごく効いていて、お好きな人にはたまらん味かと。
麺は、少しだけ縮れ気味の、そーいえば最近はあんまり見かけないけどむかしはみんなこうだったよな、って麺。
ほいで、チャーシューは、なかなかの太っ腹な厚さです。
その他、もやし、メンマ、ナルト、ネギ…、定番のトッピング。
なんちゅーか、懐かしい味といえばいいのか、むかしながらの安心できる味です。
ただし、味噌ラーメンがそれほど好きではない僕にとっては、味噌のパンチが強すぎ。でもこれを店の非にしちゃうのは、もちろん気が引けます。
近頃このあたりは寂れ気味だし、やっていけるのかなと思っていたら、水道局の扇町庁舎があったり、今、結婚式場になってるところがかつてはビジネスホテルだったりで、それなりにお客さんがたくさん来ていた時期もあったそうです。今は、どっちもなくなっちゃってるから、売り上げ的にはしんどくなってるだろうけれども、でも、つけ麺に一切手を出していない、つまり流行ものに安易に飛びつかないこういうお店は、きっと長生きすると思いますわ。
羆(ひぐま)大阪市北区末広町3−19
tel. 06-6313-4928
11:30-14:00 18:00-翌2:00
日休み
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