大阪市の北区をグルグル巡るブログ | 大阪市の北区メインでいろいろ仕事をしてます。仕事場も住んでるところも大阪市北区なので、北区をグルグル巡って、目にしたもん耳にしたもん感じたもんを、つらつらと書いています。

大阪市の北区をグルグル巡るブログ
大阪市の北区をグルグル巡るブログ
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


菅原町の土蔵
江戸時代の大坂には堂島米市場、雑喉場魚市場、天満青物市場の三大市場があり、そのうちの天満青物市場は、今、大川沿いの南天満公園になってます。南天満公園は、天神橋の東側に大川に沿ってひろがる公園ね。

そのことを紹介したエントリーは、こちら。

「天満青物市場跡にある天満の子守唄 碑」


で、天神橋を挟んで、西側の大川沿いは、菅原町です。
ちっこい町ですが、名前の通り、菅原道真に由来する町名ですな。大阪天満宮が北東すぐのところにあるし、そのせいで菅原道真の名を戴いたんやと思うんですが、詳細は、なんぼ調べてもわかりませんでした。18世紀頃にできた町名で、江戸時代初期には天満10丁目と呼ばれていたらしいですけどね。

このあたり、天満青物市場に近いこともあって、乾物屋さん、乾物問屋さんが軒を連ねていたそうです。海苔屋さんとか椎茸屋さんとか。ゴマ屋さんは、今でもありますな。

空襲を免れた地区でもあるから、今でもむかしの建物がチラホラと残っていて、本瓦葺の豪快な土蔵もあります。なんか、蔵屋敷並みの風格がありますな。
すぐ近くに北村商店という乾物問屋さんがあって、そこの持ちもんやそうです。むかしは、こっちで営業されてたんでしょうね。

菅原町の土蔵


かつては堂島川から水が引かれていて堀川があったから、そこに直接面していて、船が直接横付けして、荷を積んだり降ろしたりしてたそうです。搬入口があって、川に降りられるように階段もあります。こういう造りの蔵を、浜納屋と呼ぶらしいです。

菅原町の土蔵





すぐ北のブロックには、後藤商店と書かれた蔵も。
朽ち果て具合がすごすぎて言葉も出んけど、これ、現役みたいでっせ☆

菅原町の土蔵

菅原町の土蔵





北村商店と後藤商店の土蔵
大阪市北区菅原町6

mapを見る




白菜の浅漬けで超簡単な一品を
横田漬物店

浅く漬けた白菜の漬物が手に入ると、1cm刻みくらいの幅でザクザクと刻んで、ボウルに入れて、ショウガをおろして混ぜます。ショウガの量は好みだけれども、僕はショウガが勝つくらいの量を混ぜます。
次に、ボウルにちりめんじゃこを投入。
上からレモンを絞り、醤油を数滴垂らして、全体をまんべんなくかき混ぜながら、手で軽く揉み込みます。で、完成。ものの10分でできます。

夏は特に美味いですが、冬でもコッテリしたものを食べたあとに美味いし、オールシーズンいけます。お茶受けにもなるし、もちろん、ご飯の友にも。

これ、よくつくりますねん。
浅漬けだからそんなに日持ちはしないけれども、つくったそばからボリボリ食べてるんで、すぐになくなる。

いつもは天満市場近辺の行きつけの漬けもん屋で白菜の漬物を買ってきてつくるんですが、先日、ここのも美味いから行ってみ!といわれて、チャリを飛ばしていったのが、天神橋北詰のすぐ東にある、菅原町の横田漬物店。

横田漬物店


屋号を書いた看板は出てるんですが、店先に漬物が並んでないのは、卸専門でやってるからです。
でも、いえば、小売りもしてくれます。白菜、ナス、キュウリしかないけど(笑)

で、白菜をちょーだい!と頼んだら、お店の奥から持ってきてくれました。店先に並んでないから、なにが出てくるのかちょい不安ですが、鷹の爪、昆布が葉と葉のあいだに挟んであって、ちゃーんとした白菜の漬けもんです。もちろん、自家製。しかも、デカい!

横田漬物店


これがね、あっさりとした味で、いいかんじですわ〜。で、シャキシャキボリボリとした歯ごたえが絶品です☆
しかも、500gで350円という、ちょっと見たこともないような値段☆

スーパーだと、この歯ごたえがモノ足りんのですよね。
それにしてもこの値段…、今どき、奇跡ですな。
次は、ナスとキュウリも買ってみよう。




横田漬物店
大阪市北区菅原町3-5
tel. 06-6364-9127

大阪市の北区をグルグル巡るブログのためのmap



天満で120年の老舗でも宣伝は最先端の、ゴマの和田萬商店
むかし、ゴマ豆腐をつくったことがあります。

炒りゴマをすり鉢に入れて、ひたすら擦ります。ここがこの料理の肝というか、精進料理らしいところで、優に30分以上、ゴマから油が出てシットリしてくるまで、無心になって擦ります。

で、ペースト状になるまで擦ったら、片栗粉を少しずつ加えて、同時に水も少しずつ加えて、ペーストをのばしていきます。この、少しずつ、というのも、精進料理っぽい。

次に、水と片栗粉でのばしたゴマのペーストを鍋に移して、強火でグツグツやります。木べらで混ぜて、焦げないように、付きっきりでやらないと無理です。ここもまた、精進料理っぽい。
次第に固まりはじめるので、そしたら中火にして、全体に艶が出るまでさらに練るようにしてかき混ぜていきます。

最後は、型を用意して、流し込み、濡れ布巾で表面を覆って、冷蔵庫で冷やし固めて、完成。

出汁醤油にワサビで食べると、絶品☆


コツは、ひとつひとつの作業を丁寧に丁寧にこなす。それだけ。そのあたりに、精進料理たる所以があるような気もするのですが、いかがかですかいな?


ま、ゴマも、わざわざゴマ豆腐にしなくてもいろいろと使い途はあるわけで、それこそ日常的なものですが、よく考えたら、スーパーでしか売ってるところを見たことがありません。
ゴマ専門店って、あったかなー?と、つらつらと考えていたら、ハタと思い当たる節があって、そうそう!あそこがあったじゃないか!と、ちょいとチャリを飛ばしていってきました。

や、特に用事があってのことではなかったのですが、ゴマもさることながら、ここは、社屋に特徴があって、どっちかというと、そっち方面で記憶していたのでした。

天神橋筋の商店街をずーっと南へ下っていくと、天神橋に出るのですが、橋の北詰手前を東に曲がると、菅原町という、きっと菅原道真に縁があったであろうエリアがありまして、狭いところなのですが、なかなか由緒正しい商店や建物が軒を連ねていたりします。

そこにね、天満名物、ゴマ専門で120年の「和田萬商店」が暖簾を出しているのですよ〜。

ゴマの和田萬


古いっちゃ古いんですが、早くからサイトを立ち上げたり、キャラクターをつくって展開したりと、売りかたは、結構、先頭集団を走ってるお店です。
もともと大阪人も新しもん好きだし、その意味では、大阪商人の伝統を踏まえているのかもしれませんね。

サイトは、こんなのです。随所に遊び心もあって、コンテンツも充実していて、なかなか楽しいサイトです。好きですわ、こういうの。

http://wadaman.com/

ま、サイトにもあちこちに登場してますが、キャラクターの「ごまやん」がね、奮ってます(笑)
で、このごまやんが、本店ビルの壁面一面に描かれていて、お尻から大量のゴマを噴出させてますからね。なかなかシュールな絵です。シュールでド派手なのですが、不思議とうるさくなくて、イヤなかんじもしません。
ここの壁を製作されたクリエイターか職人さんか知りませんけど、なかなかの腕前やと思います。というよりも、発注主のお店のご主人の商売人的感覚が生きてるような気もします。


正面からだと奥行きがないので、カメラのフレームに収まりません! 斜めからでも、この
とおり。。。。

ゴマの和田萬


これが、和田萬のキャラクター、ごまやん☆

ゴマの和田萬




サイトを見てると、なんと、天満天神繁昌亭の横に、直営のお店を出してはるんですね。知らんかったです。

よく考えたら、ここでゴマを買ったことがないので、今度買って、またゴマ豆腐でもつくってみますかな。



ゴマの和田萬商店(本社)
大阪市北区菅原町9-5
tel. 06-6364-4387 0120-50-7380
HP http://wadaman.com

大阪市の北区をグルグル巡るブログのためのmap







1/1PAGES
▲page top

pagetop
Copy Right(c)2009-2011 Joe's Garage inc. Asakaho Luis Ryuta All Rights Reserved.