「大阪市の北区をグルグル巡るブログ」は、神社仏閣や建築などの歴史的な建造物を扱っているものも多く、その場合、いろいろと調べてからエントリーすることになります。
その際、ネットで調べることも多いけれども、やっぱ、本のページを繰ったり、当事者のお話を聞いたりすることのほうが、はるかに多いです。
googleさんを使って検索一発、調べものに瞬時に到着!というのは、たしかに便利ではあるのですが、ネットで手に入る情報というのは、やっぱ、断片的なものが多いですね。wikipediaはそれなりに体系づけられた情報が手に入ることは多いですが、それでも、他のページと比べて比較的まし、という印象ですかね。
その点、書籍だと、もちろん書籍の種類にもよるけれども、書籍だと、体系づけられた情報というか、も少しいうと、物語が手に入ります。
これは現在のネットが抱えている大きな問題点だと思っているのですが、ネットに溢れている情報のほとんどは、純粋に情報であるか、ある種の意見です。
たとえば、食べものブログにアップされている記事のほとんどは、そのお店の基本的なスペックと、美味いだのマズいだのといった、その人の意見です。
それはそれでいいのですが、一方で、ネット上で物語を見かけることは、滅多にありません。
お店に入って注文して、マズかった。
ではなく、
マズかったからテーブルを引っくり返して怒ったらひと悶着あった。
という物語がね、ネットにはあまりないですね。
かくいう、僕の「大阪市の北区をグルグル巡るブログ」も、マズかった、の、ブログでしかないのは、重々承知のうえですが。
でも僕は、そういう物語を好むし、物語のなかに包まれている情報のほうに、はるかに信憑性を感じます。
たとえば、パリについて学ぶとき、パリのガイドブックを読むよりも、パリを舞台にした良質の小説を読むほうが、パリについてはるかに多くのことを知ることができます。
そういう情報の入手は、ネットでは難しいというのが、僕の実感です。
本のページを繰っているほうが、そういうものに出会う確率は、はるかに高いです。
そこで本屋さんに行くわけですが、このブログを書くようになって、本屋さんはもとより、図書館に行くケースが増えました。
図書館は、本屋さんと違って、販売していない本、たとえば「北区史」とか「郷土史」とかもたくさん置いてあるし、郷土コーナーが設けられていて、民草のアマチュア郷土史家の書かれた本も集中しておいてあり、大変重宝します。
で、図書館の便利なところは、意外と知らない人が多いみたいですが、司書さんがいるので、自分で調べなくても、○○について調べてるんだけど、といえば、該当するような記述が載っている本を調べてくれる、ということですな。
コンシェルジュ的なことを、図書館の司書さんはやってくれます。その場で見つからなければ、宿題にして調べてもくれます。
お願いしてから1ヶ月後くらいに電話がかかってきて、「○○についての記述のある本が、10冊ほどありました〜、どれも数行だけですが…」って、連絡してくれることすら、あります。つい先日も、そうした連絡をもらって、これからコピーをとらせてもらいにいくところ。
なので、調べものをするとき、すんごい重宝してます☆
大阪市の北区だと、本庄東のコミュニティーセンターに、北図書館があります。
そんなに大きい図書館ではないけれども、大阪市の場合は西区にある中央図書館を中心に市全域の図書館とオンラインで繋がっているので、ここにはないけどあっちの図書館にはあります、というようなこともわかるし、北図書館で借りた本を中央図書館で返却するなんてことも、できます。
話はまったく変わりますが、「アンダーグラウンド」「黒猫白猫」「パパは出張中!」でおなじみの、僕が強く深く愛してやまないエミール・クストリッツァ監督が、な、な、なんとマラドーナのドミュメンタリー・フィルムを撮影したというではないですか!
↓
映画「マラドーナ」公式サイト反体制の一点で繋がったのか?
北図書館、DVD買ってください! 強く要望します(笑)
大阪市立北図書館大阪市北区本庄東3-8-2 3F
tel. 06-6375-0410
HP
http://www.oml.city.osaka.jp/info/51kita/index.html→
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