大阪市の北区をグルグル巡るブログ | 大阪市の北区メインでいろいろ仕事をしてます。仕事場も住んでるところも大阪市北区なので、北区をグルグル巡って、目にしたもん耳にしたもん感じたもんを、つらつらと書いています。

大阪市の北区をグルグル巡るブログ
大阪市の北区をグルグル巡るブログ
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています


保育園の待機児童問題は、複合的すぎて、わけがわからん
保育園の待機児童問題って、わけわからんですな。

厚労省による最新統計だと、2009年4月の待機児童数は、全国で2万5384人。前年に比べて5834人増加してます。
ただ、認可保育所の定員数自体は200万人を超えているのだから、2万5000人程度なら、なんとか吸収できそうな数字です。1%ちょいの話なんだから。

でも、どうやら、この、見た目の数字の低さが、政府の待機児童対策を甘く考えさせて、抜本的な対策が行なわれてこなかったようなのですよ。

まず、この待機児童の定義には、不足する認可保育所に入ることを諦め、やむなく、無認可保育所を利用している数十万人はいるだろう児童の数が、含まれてません。
無認可保育所というのは、各自治体が応急的に設置している小規模の保育所、保育室などで、厚労省の管轄外になるらしく、したがって国からの補助金がつかないから、利用者の保育料は月額6万円程度となるくせに、保育士数やら施設設備が認可保育所に比べて乏しいときてます。

さらに、この待機児童数の定義には、就職活動中の母親、もしくは働きたいと考えているにもかかわらず、保育所が無いために就職口を決められず、入所申し込みができていない母親の児童数が除かれています。

なので、この統計のとりかただと、たとえば失業したとしても求職行動を示さないかぎり失業者と定義されない、国の雇用統計とおなじですな。
待機児童も同様で、各自治体が少しばかり認可保育所を増やしても、それがかえって呼び水となり、潜在的待機者が入所申請をして、新待機児童として顕現化する状況では、待機児数はなかなか減少しない。待機児童数が減少するには、統計上に表れた2万5000人の数だけではなく、統計上に表れていない潜在的待機児童数を解消しなければならない、ということになります。

このへんを鑑みると、潜在的な待機児童数って、どのくらいになるんでしょうね?

あと、都市部と郊外とでは、需給バランスが逆転していて、郊外だと保育施設が余って閉園に追い込まれているところがある一方で、都市部では、保育所に入れるのに、とんでもなく待たされるという…。国レベルでグロスで数字を弾き出すと、たいしたことないやん!ってことになるんだけれども、大阪や東京は悲惨だぞ!と。

与党内にいる社民党の福島瑞穂あたりは問題解決に取り組んでいるみたいだけれども、いかんせん、社民党。浮世離れして頭んなかがお花畑の人が多いからな(笑)

以下、知り合いのママさんの話。
3歳1ヶ月のお子を保育園に入れるまでの奮闘記です。

大阪では12月に公立保育園の申請をするけれども、去年はあえなく「待機」の通知が。。。。
その後、ラッキーもあって子連れ出勤することができたのはいいとしても、待てど暮らせど、保育園空きました!の情報は皆無で、聞こえてくるのは、増え続ける待機児童数の深刻なニュースばっかりです。

子連れ出勤できるだけありがたい環境ではあるけれども、お子の成長のことを考えたら、やっぱ、3歳以上になったら保育所に行かせたいと願っているママさんは、このままおとなしく黙っていたらいつまでたっても入れない!と、危機感を覚え、秋に市役所を訪れます。すると…、

公立保育園は無理ですが…、とりあえず、市が委託する簡易保育所を紹介できるかもしれません。そこは3歳児までしか預かってくれませんが、4月以降もとりあえずどこかの園に入れてくれるはずです、と。
保育料も、待機児童ということで公立保育料の70%だったので、とりあえず、「簡易保育所」の希望を出して、秋から通わせていたわけです。

そして昨年の12月。
再度、4月からの公立保育所の申請へ。すると、
今年も本当に厳しくて、4月からの公立保育園に入れるかは微妙なんです…。と、言われ、ええっ!?ってなるじゃないですか。
だって、簡易保育所に入所してれば4月からは大丈夫だって、秋に言われてるんだもん。

すると…、

そうだったんですけどね〜。でも、おなじような状況の方が28名いらっしゃるので…、幼稚園も検討されておいたほうがいいかもしれません。。。

おいおい! 仕事してたら延長保育がないと無理だし、保育料上がるし、そもそも延長保育のある幼稚園って、希望が殺到してるし…。

ママさん、もう、頭が真っ白ですよ。
第1希望がどうとかいうまえに、そもそも行き場がなかったらどーする?

という不安を抱えながらも、聞こえてくる声は、新規の申請者は200人待ちといわれているらしい、とか、今まで3歳児でこんなことはなかった、とか。そんな声ばっかりやったらしいです。
もう、念のために幼稚園のパンフまでもらってきたらしいです。

でも、先日「公立保育園の内定通知書」が届いて、それもまさかの第1希望というハッピーエンドを迎えたママさんだったのですが、これは、1年がかりで言い続けたおかげか? それとも、収入が低いせいか?(笑)

開封時は、受験の合格発表を見るような心境だったとか。そりゃそうだよな。


でも、件のママさん、まだたくさんの待機児童がいるという現状に、自分だけ喜んでもいられないなあと思った、と言ってはりました。
人にやさしい民主党政権(笑)は、保育所の定員や数を増やすだの規制を緩和して認定保育所を増やすだの、はては子ども手当と、いろいろ言うんですが、長期的な対応だけじゃなくて、今すぐの解決策を出さないと、我が子のときに間に合わないのでは意味がない、というのが、人々の本音でしょうに。

ちなみに大阪市は、待機児童数全国ワースト1だけれども、認可保育所数を増やし、受け入れ増加数もガンガン増やしていて、その加速度は全国1位ですわ。

なのに、なぜ、待機児童数が減らん?

ひとつは、これまで諦めていた家庭が、受入数が増えたということを聞いて殺到したことで、潜在的なニーズが顕在し、それが数字に表れたこと。
もひとつは、都市部にマンション建設が相次いで、そのことで保育児童が増え、受け入れ態勢が追いつかないという実態もあるみたいです。



そうなると、複合的な問題が絡んできて、ひと筋縄ではいかんですな、この問題は。

ところで、区役所のすぐ北側に、こんなの見つけましたですよ。

キティ・キッズインターナショナルスクール(保育園)


リムジンで送迎☆
場合に寄っては日祝対応☆

なんか待遇がすごいんですけど、ここまで営業努力しなくても入園者が殺到しているのが、大阪の保育園なのではないか? む〜、ようわかりまへん。
キティを使用してるけれども、版権とかクリアしてるのかどうかも、仕事柄、気になります〜(笑)




キティ・キッズインターナショナルスクール(保育園)
大阪府大阪市北区山崎町1-8
tel. 06-6363-7007

大阪市の北区をグルグル巡るブログのためのmap



1/1PAGES
▲page top

pagetop
Copy Right(c)2009-2011 Joe's Garage inc. Asakaho Luis Ryuta All Rights Reserved.