大阪市の北区をグルグル巡るブログ | 大阪市の北区メインでいろいろ仕事をしてます。仕事場も住んでるところも大阪市北区なので、北区をグルグル巡って、目にしたもん耳にしたもん感じたもんを、つらつらと書いています。

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旧水道局扇町庁舎跡に天満警察署の仮舎が建ちます。でもそこは曽根崎警察署管轄内じゃ…。
扇町公園の南側にある、旧水道局扇町庁舎
晩年は「メビック扇町」がここに居を構え、多くの若手クリエイターがここから巣立っていきましたな。
そのメビック扇町も今は扇町公園の北東側にある関西テレビのなかに移り、旧水道局庁舎は、ながらく、朽ちるままに放置されとりました。

在りし日の様子は、こちらを。

「今月末から取り壊し予定の大阪市水道局扇町庁舎の名残を惜しむ」


こんな偉容を誇っていました。

旧大阪市水道局扇町庁舎跡地

耐震上の問題があって、取り壊しが決まり、完全に空き家になったあとも、しばらくは夜になると煌煌と灯りがついていました。防犯上の観点から灯りをつけていたのだと思うのだけれども、コストのことを考えると、それもまた痛し痒しですわな。

跡地はどうなるんだろうか?と、昨年から折に触れていろんな人に聞いてみたんだけれども、たしかなことは霧のなかで、いろんな噂が浮かんでは消え浮かんでは消え…、そうこうするうちに、今年の夏、気がつけば、取り壊しの工事がはじまっていたのでした。

堅牢な建物だったようで、取り壊しの工事は、半年近くやってたんではなかろうか? かーなり長いあいだ、取り壊しの工事やってましたです。

で、工事が終わって、今、更地ですわ。
いや、向こうの景色がスコーンと抜けて見えて、見たことなかった風景が現出してます。
身長の倍以上もあった高いフェンスも取り払われて、今は、こんなかんじです。

旧大阪市水道局扇町庁舎跡地

旧大阪市水道局扇町庁舎跡地


で、少しまえに貼り紙が出ていて、いよいよ跡地利用が決まったか!と、思い、しげしげと眺めてみると…、

来年4月から最長3年契約で、平面利用として使用する目的での入札のお知らせ。
ん〜、ということは、駐車場かなにかですかね?
空き地を遊ばせとかないための、暫定措置?

こっから先は、お役所に問い合わせて、聞いてみましたです。

すると、
敷地の北半分が平面利用の入札で、
南半分は、平成24年度〜29年度のあいだ、大阪府警に貸し出すのだそうです。
ほいで、なにができるのかというと、
なんと、
天満警察署の仮舎

この噂、真偽がわからないままずいぶんとまえから飛び交っていたのだけれども、やっぱ、天満警察署が来ますか〜。
現在の天満警察署は、鉾流橋の北詰にあるのだけども、建物がめっちゃクチャ古くて、建て替えなきゃならんのですね。それはわかるのだけれども、仮舎予定の水道局跡地って…、曽根崎署管轄やん!(笑)
仮舎とはいえ、曽根崎署管轄内に天満署が建つという不思議な不思議な…(笑)

天満署の仮舎内で事件が発生したときはどちらの警察署が担当するんだろうか?とか、仮舎とはいえ留置場なんかもつくらなきゃならないから仮舎らしからぬ堅牢な建物になるんだろうか?などと、余計なことを考えてしまいそう(笑)




旧大阪市水道局扇町庁舎跡地
大阪市北区南扇町6-28


北区防犯のキャラ「あんちゃん」の着ぐるみ、デビューです☆
大阪市の北区には、「あんまち隊」という、子供と地域の安全を見守るチームがあります。
総勢10名のチームが、さまざまなエリアにわかれて、お子らを見守ってくれてはります。

あんまち隊の詳しい活動内容などは、こちらを。

http://www.city.osaka.lg.jp/kita/page/0000029846.html

ユニフォームを着て、黄色の帽子と黄色の腕章を巻いた人たちが、下校時などに学校周辺を巡回してはります。ミニパトみたいなのも、まちをグルグルまわっているので、見かけた方もいらっしゃるかと。

お子らだけでなく、安全と防犯にかかることは広くかかわってはるので、僕が参加してる放置自転車の撲滅キャンペーンにも参加されてます。僕の場合は、そこで顔をあわせることが一番多いかな。

今年度からは、学校に出向いていって、安全のための啓発出前講座をやったりしてはります。
低学年の小学生相手に、知らない人についていったらダメ!なんてことを、おもしろおかしく教えるイベントですね。

で、そうやってお子らを相手にすることが多いので、イベントなどのときに、やっぱ着ぐるみがあったほうがいいよなあ、なんてことになりまして、僕が広報を担当している団体の大阪市北区商店会総連合会という、大阪市北区全域の商店街が加盟する団体があるんですが、そちらがですね、地域貢献の一環で、大阪市北区役所に、着ぐるみをつくって寄贈することになったのでした。

それが、昨年の夏から秋にかけての話。

さて、着ぐるみですが、大阪市北区役所に寄贈するとして、メインで使うのはあんまち隊なので、あんま地帯がすでに持っているキャラクターの「あんちゃん」を着ぐるみ化することになったのでした。

この「あんちゃん」、2次元ならではルックスなので、3次元化させるのになかなか苦労し、かつ、いろいろと紆余曲折もありまして、製作が難航しまくったのですが、このたび、やーっと完成いたしましたです、はい。
2m越えの、巨大ゆるキャラですから(笑)

一応ね、着ぐるみの主流素材であるウレタンじゃなくて、もいっこ進化系の、サンダルのクロックスに使われている素材を使ってるんで、経年劣化が少ないし、軽いです。
んで、ご存知のとおり、着ぐるみは暑いんで、頭の内部には小さなファンをとりつけて、熱を逃がせるようにしてあります。

あんちゃん


2次元のキャラは、こんなのです。




これ、贈呈式の模様です。これで、デカさがわかりますな(笑)

あんちゃん


4月26日に、大阪市北区役所にて贈呈式を行い、28日には早速、扇町小学校での出前講座にて大活躍したそうです。お子らに、えらいこと人気だったとか。よかったよかった。


構造上、軽やかに動いたりとかはできないので、むちゃブリは、させちゃダメですよ!
それから、必要以上に触らないでね。どっちみち汚れるんだけど、クリーニング出すとメチャクチャ高いし、着ぐるみっちゅーのは、メンテが大変なんですよ。。

というわけで、あんちゃん、デビューです。
これからも、よろしくです〜。






大阪市北区役所 あんまち隊
大阪市北区扇町2-1-27
tel. 06-6313-9986
HP(あんまち隊) http://www.city.osaka.lg.jp/kita/page/0000029846.html


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扇町公園からホームレスさんたちが一掃されて、その後
 

扇町公園からホームレスさんたちが一掃されたのが、今年になってすぐのことでした。

そんときのエントリーは、こちら。

「扇町公園からホームレスが一掃された」

で、南側のテント村がなくなって、整備のための工事がはじまって、どんなふうになるのかなあ、と思っていたら、日曜日、突如としてオープンしてました。

ほれ。
景色が一変してます。

扇町公園


行政代執行で騒ぎが起こったというニュースも聞かなかったし、なんだか狐につままれたみたいなかんじだったけれども、あとになって聞いたところによると、ずいぶんと早い段階から、大阪市とホームレスさんたちとで話し合いが行なわれていたようです。

で、生活保護が必要な人には手続きをとり、住宅が必要な人にはそれなりの手当をし、ということで、単純に排除するだけでなく、キチンとしたケアが行なわれていたとのことでした。

僕はホームレスさんたちのことは好きでもキライでもないし、ニュートラルに捉えてきたけれども、彼らを排除するだけの社会なんてまっぴらなんで(僕だって、いつ排除される側になるかわからんじゃないか!)、ちゃんとしたケアがなされているのならよかったな、と、普通に思います。

で、キレイな敷地となりました。

キレイになった敷地の東側に目を転じると、一応、まだいくつかのブルーテントが残ってます。
でもここも、第2弾の立ち退きが予定されてるんだとか。
どういう経緯で段階がわけられているのかは知らないけれども、この人たちとも衝突することなく、いい落としどころがあればいいな、と、思います。

扇町公園


週が明けて、ようやく春めいてきましたな。
扇町公園では、早咲きの桜が3本、咲いてます。

扇町公園




扇町公園
大阪市北区扇町1-1


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関テレの壁面に巨大なハチエモンが出現しとります☆
関西テレビ

関西テレビ

関テレの壁面に巨大なハチエモンが出現しとります☆

以上。



手抜きじゃないよ。だって、これ以上書くことがないもないんだもん!





関西テレビ
大阪市北区扇町2-1-7
HP http://ktv.co.jp
mapを見る





扇町公園からホームレスが一瞬で一掃された
あまりにも情報がなさ過ぎるんでブログにエントリーするのはどうかとも思うんだけれども、一応。

昨日、扇町公園の横をチャリで通ったら、なんと、公園南東角で暮らしていたホームレスたちが一掃されていて、そのエリア一帯、フェンスで囲われているではないですか。

扇町公園

扇町公園


必死こいて記憶を辿ってみたところ…、
12月31日は、ここでボランティアによる炊き出しが行なわれて、そんときは、わんさといてました。
クリスマスんときは、バンドが入って、宴会してはりましたな(笑)
少なくとも、正月のあいだは、これまでと変わらぬ風景だったと記憶してます。

まあ、正月が明けてからには違いないんだろうけれども、ニュースを検索しても、行政代執行が行なわれた形跡もなければ、騒ぎがあったってことも聞きません。
でも、件のエリアは、ちゃーんとフェンスで囲われていて、ホームレスは皆無。
なんか…、手品でも見ているようで、ポカンとしてしまいましたわ。

あちこちで聞いてみたところ、どうやら、7日あたりに行政代執行が行なわれて、ちょっとした小競り合いもあったのだとか。
でも、ニュースになってませんね。

すでに重機も入って、工事がはじまってます。

扇町公園


なにができるわけでもなく、きっと、整地を行なうんでしょうが…、はて、ここで暮らしていた人はどこへ行ったんでしょうかね?


大阪市内のあちこちの公園で立ち退きの代執行が行なわれてきて、たしか、扇町公園が、彼らにとっての最後の聖地だったように記憶しています。
騒ぎが起こったという話を聞かないので、事前に上手いこと話し合いが行なわれていたのかもしれないけれども、それにしてもどこに行ったんだろうか?
でないと、釜協あたりが黙ってないはずなんだけどな…。
寒波襲来の真っ最中だから、いち時的にせよ、どこか避難場所があるといいんですけどね。
むかしっから子連れのホームレスもいたし、あのお子らはどうしてるんだろうか?(そもそも、学校に行ってたのかどうかすらわからんが…)

僕は、ここで暮らす人たちの顔も名前も知らないけれども、年に1回か2回、なにかの拍子に話をすることがあります。
働けるんだから働けよ、って思うけれども、人には働かない自由もあるだろうし、いろんな考えがあるだろうから、そこには触れません。でも、ホームレスの世界でも、そこで暮らしていれば、結局のところ、普通の社会とおなじようにしがらみができてくるし、こんなところでしがらみにまみれるくらいなら、ちゃんと働いてしがらみにまみれてるほうがマシじゃないのか、と、思いますけどね。

商店街に行けば、駅で拾ってきた雑誌を道に並べて100円で売ってるオッサンもいます。違法には違いないけれども、あの人だって、ちゃんと働いてるよ。あれだって、立派に仕事だ。しかも、元手はゼロ。働き口は、いろいろあるって。

と同時に、もいっこ思うのは、ホームレスが住むくらいの自由さが公園にはあってもいいだろうに、ってことです。
税金払ってないくせに公園に住むな、公園の電気をパクるな、公園の水道を自分たち専用にするな、治安が悪くなる…、そりゃいろいろあるのはわかるし、それらの物言いがほとんどすべての人が支持するだろう正論すぎるほど正論だとも思うけれども、人ひとりのなかにすら光と影はあって、そのような生きものである人が集まる都市にだって光と影は当然のようにあって、その影を消し去るかのように、隅から隅まで光で覆い尽くしてしまおうとする発想は、どっか不健康ですわ。

闇があってこその光だろうに。世界が光だけだったら、それは光でもなんでもなくて、モノクロームの、単純でつまらない世界です。そんなのは、ヤだね。
こういう抽象論に収斂させてしまうのはダメだけれども、でも、なんか、感覚的には気持ち悪いです。

年明け早々に、イヤなものを見たな。



扇町公園
大阪市北区扇町1-1
mapを見る



月下の芝居
楽市楽座 「鏡池物語」大阪公演

楽市楽座 「鏡池物語」大阪公演 

9/23、秋分の日だったか、夕方に扇町公園をチャリで横切っていると、なにやらトンカチを持って大掛かりなもんをつくっている風景に出くわしたのでした。
近寄っていくと、チラシがあったんで、手にとってみると、芝居の野外公演やないですか。楽市楽座っちゃー劇団で、しかも、全国行脚してはる。マジで、北海道が九州まで、わりと津々浦々まで公演してまわってはります。

扇町公園での公演は、
9/24(金)〜27(月)。毎夜19:00〜。

野外公演というと、僕がかつて出入りしていた「劇団維新派」の専売特許で、あそこは現実の風景を舞台の背景に利用するんだけれども、こちらはクルクルまわる円形舞台で、しかも客席もぐるりを取り囲んでいる…、ということは、背景を借景にしているわけではなくて、野外という空間丸ごとを利用してるってことですな。

話は…、
金魚姫と蛇ダンディさんが仲睦まじく暮らしていたのだけれども、金魚と蛇とではお子もできず、しゃーなしに虫たちを集めてお子代わりに愛でてみたら、なんだか愛おしくなって…、と、幻想的、かつ、シュールなお話が展開されていきます。
役者は白塗りチンドン衣装で、なんちゅーか、現代版の神楽的テイストですわ。

お代は、投げ銭。
座席に置かれた色紙に小銭を包んで、舞台に向かって、投げます。グッと来るシーン、ハッとくるひと幕、好きなときに好きな場所へ、投げ入れるわけです。

円形舞台のぐるりは池がしつらえられ、舞台はまわっていきます。

んで、客が入っているかというと、案外とそうでもなくて(笑)
見渡してみて、ざっと20〜30人がいいとこです。

サーカス的な物悲しさが漂っていて、やっぱ、土の上の役者はこうでなくちゃいかん!という、河原者の正統な末子のような趣で、僕、好きですわ〜。
ほいで、大阪はこういうのがまた似合う土地柄やねん。


裏に停めてあったキャラバン。これで全国行脚してるんやろか?

楽市楽座 「鏡池物語」大阪公演





楽市楽座 「鏡池物語」大阪公演
9月24日(金)〜27日(月) 毎夜19:00〜
大阪市北区扇町1-1 扇町公園
HP http://www.bekkoame.ne.jp/ha/ag0214/

mapを見る



扇町公園でよさこいに遭遇。そして思い出したこと
こいや祭り  

この土日、扇町公園で、よさこいを中心としたダンスのお祭り「こいや祭り」が開催されてました。
事前に告知があったんだろうけれども、全然知らなかったので、当日になって突如、商店街に揃いの法被を着た集団があっちこっち出現して、なにごと?とビックリしてました。

まあ、でも、突然イベントにぶちあたるのも、このあたりを生活圏にしている僕らのささやかな幸福でもあります。

よさこいのことはほとんどなにも知らないのだけれども、行ってみたら、よさこいだけじゃなくて、いろんなジャンルのダンスチームが、競い合ってましたわ。ただ、どのチームも揃いの法被を着てるんで、どれもこれも、よさこいに見えてしまう(笑)

サイト、発見しました。

http://www.koiya.net/

関西にある大学のサークルが中心になっているみたいですね。
全然知らなかったけれども、場所を転々としながら、2000年からやってるみたい。

みんな、楽しそうに踊ってます。
一体感を得るというか、みんなでひとつの目標に向かってなにかをつくりあげていくときの充実感や達成感ってデカいだろうから、これはきっと、ハマるとたまらんでしょうな。

ダンス、というよりも、ダンスというツールを使って、全員で情熱を共有するところが肝。

だから、ダンスじゃなくてもいいんだろうけれども、ダンスはとっても魅力的なボディパフォーマンスだから、こういうときのツールとして、すごく優れているんだと思います。

こいや祭り

こいや祭り

こいや祭り


世界中のいたるところでフェスやらレイブやらが開催されている21世紀の現在は、人類史上、最もたくさんの人が「ダンスしている」時代でもあります。

ほいで、僕が普段接しているダンス・ミュージックやダンスは、あくまで個人の魂を解放するためのものだから、こうしたチームでのダンスとは真逆のところにあるけれども、こういう楽しみかたもあるんだな、と、生まれて初めてよさこいをちゃんと見て、思ったもんでした。




ダンスというと、12年前にキューバに旅立っていった知り合いのダンサー、SHIOのことを思い出します。

ダンスは人と踊ってなんぼだと思ってた。相手からエネルギーをもらえて、そ れが気持ちいいんだから。
だけど、ようやく、自分にもソロで踊るときがきたのかなあ、って思うようになった。そっから、真の自分のダンスと向き合う時間がはじまるような気がするし、そういう時間にしたくて、キューバやジャマイカに行ってみる。

今までいろんなダンスを見てきて、全部好きだし、全部をカッコいいと思った。で、今、やーっと、ひとりで踊る怖さに立ち向かえる気になってきた。自分と向かい合って踊ることほど辛いことはないかもしれないけれども、ひとりで踊れるから誰かと一緒に踊れる、ということも、感覚としてわかってきたし。

問答無用というかね、ぐだぐだ言ってる暇があったらまずは行動しろ!ってこと。精神的に追い込まれてようがなにしてようが、波は次々とやって来る。
だから、とりあえず、ダンスも腰振って楽しんどけ! それが、私にとって、生きていくってことだ。


これはもう、よさこいのダンスとは真逆中の真逆にあるものだけれども、彼ら彼女たちのパフォーマンスを見ていて、SIHOが遠いむかしに僕に言った、そんなことを思い出していたのでした。

マジックが生まれるといいな。
みんなで夢中になってなにかをやってるときって、マジックが生まれる瞬間がある。
それが、なににも変えられない宝石だからな。




こいや祭り
大阪市北区扇町1-1 扇町公園
9/4、5開催
HP http://www.koiya.net/
mapを見る




期待してたんだけど、今年はイマイチだったな。「手作りの夏祭り」
第2回手づくりの夏祭り 

昨年、阪急東通り商店街の若手有志が集まって結成している「ええやんか東通笑店会」の主催で、扇町公園で盆踊りが開催されたのですね。

そんときのエントリーは、こちら。

キャバ嬢+ドラァグクィーン+浴衣のオバちゃん+お子らが一堂に集まる超オモロい夏祭り「手づくりの夏祭り」開催!


んで、昨年行われたこの夏祭りが滅法おもしろくて、主催者の場所柄、ドラァグクィーンは出てくるわキャバ嬢は出てくるわ、とにかく盆踊りにはまったく相応しくないケバいのがたくさんいて、櫓を見ればウェスタンのバンドがライブしてたりで、それでいてちゃんと盆踊りも河内音頭もあって、こういうときになるとどっかからやって来る浴衣を着た盆踊り踊り隊みたいなオバサン連中も現れ、老若男女分け隔てなく楽しめるという、ボーダレス、シームレス、フリーダムなお祭りなのでした。

それが今年も行われる。
と、耳にしたのが7月の初めで、それ以来、あっちこっちでつぶやきまくって、楽しみにしておったのです。

で、迎えた8月22日、急ぎの仕事も入っちまっていたのですが、なんとかやりくりして行ってきましたですよ。

なんか、杜氏さんがお酒の解説してくれるとか、野菜とフルーツの10円市が開かれるとか、昨年にはなかったプログラムも用意されているとのことで、それはそれはね、楽しみにしていたのですよ。

そしたら…、
なーんかね、昨年みたいな楽しさはなかったなぁ。

時間帯が悪かったのかもしれないけれども、飲み屋のおねーちゃんらしき人たちは、今年はコスプレしてなかった。普通にTシャツ着て屋台に立ってはった。ドラァグクィーンもオカマちゃんも見かけなかった。

なーんかね、普通に、若い人たちが夏祭りを企画してやりました!ってノリで、あんまりおもしろくなかった。

行ったときには僕の大好きな河内音頭が演奏されていたんで、それはよかったんだけれども、それだと普通の盆踊りだし…。

第2回手づくりの夏祭り


ひとつよかったのは、屋台のレベル。

焼き野菜の盛り合わせ〜。

第2回手づくりの夏祭り


さんま〜。ハツモノですな☆

第2回手づくりの夏祭り


モツの串焼き〜。

第2回手づくりの夏祭り


こっちもモツ〜。

第2回手づくりの夏祭り


なぜか瀬戸物も☆

第2回手づくりの夏祭り

さすがに普段からお店を出している人たちだから、いいもん出してはります。よその盆踊りではあんまり見かけないようなものが多くて、これは楽し☆ でも、売ってはる人たちが普通のカッコだったのは、おもしろみ半減なのだが…。




何人か知り合いを見かけたけれども、みんな、口を揃えたように、今年はつまんないね〜、って言い合っていて、おなじ時間に行われていた西天満小学校の盆踊りに流れていったのでした。

まあ、来年、もっかいリベンジしてみるかな。



『ええやんか』東通笑店会 主催 第2回手づくりの夏祭り
大阪市北区扇町1-1 扇町公園
8/22開催
HP http://vitamin-bar.jp/
mapを見る



学校が夏休みに入るまえに
扇町プール


7月1日は、毎年、市民プールが開く日☆
毎年、その日を狙っていくわけですが、今年も行ってきました、扇町プール

例年、プール開きの7月1日って、晴れてます。でも例年、この日を逃すと、まだ梅雨が明けてるわけじゃないから、雨なんですよね〜。

で、雨ばっかりでチャンスを逃してると、じきに学校が夏休みになって、市民プールにお子らが溢れかえるんで、それまでが勝負なのです。

今年も、頑張って一番乗り(笑)

25mプール、独り占めです☆
僕ひとりのために、監視員が4人も5人もついているという、贅沢なんだか落ち着かないんだか、わけのわからん光景が、ここ数年、毎年繰り広げられております。

ひとしきり泳いで、プールサイドから仕事の電話。
ゴッドファーザーのドン・コルレオーネみたいで、ちょっとかっこいいじゃないですか。
というか、これがやりたくて、わざわざプールに来てるってところもあるわけで(笑)
普段、猛烈に働いてるんだから、この時期、これくらいの贅沢があってもいいじゃないですか!


とにかくですな、狙いめは、学校が夏休みに入るまでの、平日のお昼。
夏休みに入っちゃうと、芋の子を洗うがごとくの混雑ぶりになりますからっ!
でも、この期間だと、プールを独占できます☆

皆さん、ぜひぜひ!




扇町プール
大阪市扇町1−1 扇町公園内
tel.06-6363-8911
9:00-17:00
7月1日(水)〜9月6日(日)
HP http://www.konamisportsandlife.co.jp/trust/osaka/shisetsu/ogimachi.html

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木蓮と爆音
木蓮


パティ・スミスは今でも聴くし、銀杏は相変わらず好きだし、犬式にはもうちょっとやってほしかったと思うし、ジョー山中肺がんに負けるなって思うし、もうすぐキヨシローがあの世に旅立ってから1年が経つのかとも思う。
ええ年して、ブラックもラテンも土臭い音楽も好きなくせに、やっぱ、パンク・ミュージックが大好きなルイスです。

なんやろね。

パンクというのは、初期衝動そのもので、意味なく殴りたくなる衝動、思わず唾を吐いてしまうような若い行動、気がついたらガッコや会社とは反対方向の海行きの電車に乗ってるような、なんら建設的ではない、でも、やむにやまれぬ行動の象徴です。
日頃、商売は社会の役に立ってなんぼ、などとエラそーに言ってるくせに、僕、やっぱ、パンクが好きなんですね。
イラついてね、誰彼なしにしばいたろか、という感情は、今でもむっくと顔を覗かせるときはあるから。ただ、大人になって、知恵もついて、そうした気配を感じとられないようにする術が身についているだけで。

こないだの日曜、NHKで神聖かまってちゃんという年若いパンク・バンドを見て、久しぶりにガツンとやられて、やっぱ僕はパンクが好きなんやなあ、と、呆れながら思いましたです、はい。


桜の蕾が綻びはじめたけれども、扇町公園では、その横で木蓮が木の枝いっぱいに白い花を咲かせてます。
風が吹けば、木蓮の匂いがかすかに届いてきます。夜道を歩いている折り、木蓮の香りが深く染み込んでいる大気の層に出会うと、今さらながらに、季節の巡りの疾さに驚かされます。
もう、じゅうぶんに落ち着いたものと思っていた自分の感情の層に、不意にぶつかって、そういうものの生々しさにハッとしたりすることがあります。
枯れる、
ということは、おそらく、一生、人にはないのだろうな。
ときおり、感情や欲望が凪いだように穏やかになっている状態が続くときもあり、それはそれで仕事も進み、悪くない気分であるのだけれど、その代わり、歯軋りするような辛さや想いが減ったぶんだけ、歓びや感動も、少し薄まっているような気もするのですよ。

かつて、自分が有していた、辛かっただけの日々や、息が苦しくなるほどの濃い感情が、急に懐かしくなるときがあります。
おそらく、たぶん、人は、こういうことを、繰り返し繰り返し、続けていくのだと思います。ふたつのもののあいだを、行ったり来たりする旅を、繰り返していくんでしょうな。

ナイフよりも笑顔、と思う昨日があれば、その逆もある、と。


ボブ・ディランは、嘘つき!と言われながらも、アンプにプラグを差しただけだ。
レイジは言語の自由を訴えてフルチンでステージに立っただけだ。
キヨシローは、テレビで、オマンコ放送局!と叫んだだけだ。
アケミちゃんは、目ん玉ひんむいてステージでオナニーしてただけだ。
だから、パンクなんて、クソだ。
でも、それができなければ、パンクはもっとクソです。

世界に対して、あっかんべーをする爽快感。
あっかんべーをして走り去るくせに、誰よりも淋しんぼう。
それがパンクなのだとして、神聖かまってちゃんは、久しぶりに出てきた純血のパンクバンドです。
2ちゃんで宣伝して、ニコニコ動画にPVをアップして、クソみたいな本音の反応にまみれて…、ネット時代に生まれた、圧倒的に新しいコミュニケーションを身に纏いながらも、貫いているものはあっかんべーの爽快感で、あらゆる感情のなかで痛みだけが信じられるのだという確信です。
ジョン・ライドン、町蔵とまったくおなじ目をしてる。


寒の戻りと春の嵐が繰り返し訪れる季節の狭間、抜けるような青空がひろがった真っ昼間、木蓮の白い花を目に無数に映しながら、神聖かまってちゃんを爆音MAXで聴くひととき。

木蓮が咲いている。

40過ぎて、こんなものに血をたぎらせているという事実に、我ながら笑ってしまう。



あっかんべー。










神聖かまってちゃん「ロックンロールは鳴り止まないっ」


↑ イリーガル映像なので、消される可能性、大。再生できない場合は、YouTubeでもニコ動でも検索してくれ。PVあります。




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