大阪市の北区をグルグル巡るブログ | 大阪市の北区メインでいろいろ仕事をしてます。仕事場も住んでるところも大阪市北区なので、北区をグルグル巡って、目にしたもん耳にしたもん感じたもんを、つらつらと書いています。

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大淀中の「末広亭」の名物料理ロー麺は滅法美味いだけでなく、とてつもないボリュームで…
行きたくて行きたくて仕方がなかったんだけれども、場所が新梅田シティのさらに西側、福島区のすぐ手前なので、北区をグルグルしている僕にしては地の果てにも近い場所(笑)
今回、やーっと、行くことが叶いました。

大淀中にある中華料理屋さん「末広亭」です。

こんなところ。

末広亭

パッと見、なんてことない中華料理屋さん。
でも、この手の面構えのお店は、外れるときは思いっきり外れるけれども、当たりのときはどえらいスコアを叩き出してくれます。僕、経験でそのことを知ってます。で、僕の周りの信頼できる口の持ち主たちが、ここは美味い!と絶讃するのだから、もう、十中八九、当たり☆のはずです!

えーっとね、ここには、ロー麺なる名物料理がありまして、一度はどーしても食べておきたかったのですよ〜。
もうね、これまで、数人の人から、行け!行け!と。

ロー麺っちゅーのは、きっと、老麺と書くのだろうけれども、ん〜、じつは僕、よくわかってません。
ネットにもいろいろ書いてあるんだが、どーもストンと腑に落ちるものがない。。。ラーメンの変形というか、アンかけラーメンってところですかね。

5人で行って、5人ともが初体験なので、もちろんここは、ロー麺!
ちなみに僕は、ロー麺とライス(笑)

出てくるのに時間がかかるんですわ〜。
オジィが一人で厨房に入っていて、オバァがホールなんだけど、どーも手が込んでるみたいで、結構な時間がかかる…。先客もいて、どのお客さんもロー麺を注文してはって、時間のかかることかかること。たっぷり30分は待ったのではないだろうか?
しかも、5人で注文して、いっぺんに5人分はつくれないようで、先に3人分、しばらくして残りの2人分、というかんじです。そーゆー計算なら、時間はかかるわな(笑)

んで、出てきたのが、これ…。

末広亭

えーっと、これ、普通のラーメンの鉢よりもひとまわりデカくて、ラーメンの鉢とおんなじだけの深さがあります。。。。
とんでもないボリュームです☆
大飯ぐらいの僕が、かつて見たことないくらいのボリューム(笑)
なんですり切りやねん(笑)しかも、強力な表面張力のせいで、すりきりどころか盛り上がってますがな(笑)

ラーメンの麺に片栗粉でトロットロに固められた具入りのアンがたっぷりかけられたものなのだけれども、上にかかってるアンをいくらレンゲですくっても、麺が全然出てきません(笑)
口のなかが火傷しそうなほどの熱々でトロットロのアンはしっかりと旨味の効いた濃厚醤油味で、いやいや、これは美味い☆
テーブルに備えられている自家製ラー油(これもまた滅法美味い)や酢をかけても、美味さが倍増します。

そして、ようやく顔を出した麺だけれども、アンが絡まってくるので、箸で持ち上げるだけで、なかなかな手の運動になるくらいですわ(笑)

末広亭


これにゴハンなんて食べきれないけれども、とにかく濃厚なアンなんで、麺やら白ゴハンやらは必須です☆
ゴハン注文しといてよかった〜。

しっかし、食べても食べても減らないというか…、ゴールは来るのだろうか?というほどの量です。
食べてるだけで、真冬なのに、全身汗だくになってきます!

完食するころには、まじで動けませんでしたわ(笑)


で、これ、たったの550円也☆
ゴハンが200円なんだけれども、どんな価格設定ですか?(笑)
なんか、通の人らは、このロー麺にチャーシューを6枚乗せてもらうらしいけど、そんなん、要らん要らん!食えんて(笑)
焼き飯も美味いらしいのですが、今度来るときは、焼き飯単品とかにせんと、きっと腹が破裂します(笑)

いやいやいや、でも、これはしばらく、わざわざでも行くだろうな。
オジィとオバァの接客も気持ちよくて、いい店でした。




末広亭
大阪市北区大淀中2-2-3
tel. 06-6458-6278
11:00-20:00
日祝休
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1月29日〜2月9日「発見! キタの手わざと名品」展が開催されます。販売もアリ☆
北区をぐるぐるとチャリでまわっていて、つくづく思うのは、北区というところは梅田という大都心を抱えているせいで大都会のように見えるけれども、じつはそうではなくて、ここは巨大な下町なのだなということです。

なるほど、阪急村を中心とした梅田界隈は大都会かもしれない。
でも、そのすぐ南にあるお初天神には公設市場があり、すぐ東には古い民家が軒を連ねる中崎町があり、チャリを5分も走らせれば元気な商店街のある天神橋だし、北側はこれまた懐かしい風景のひろがる中津…、どれもこれもチャリどころか歩いていけるところばかりで、中心の梅田を取り囲むようにして、じつは下町がひろがっているというのが、北区ですね。中之島は、ちょっと違うけれども。

そういうふうに感じた印象に確信が持てるようになったのは、地域の繋がりがしっかりと残っていて、縁の下の力持ち的な地域の地味な活動が絶え間なく行われていることを目にするようになってからです。そのことは、このブログでも何度か書いてきました。

地方の集落にありがちな地縁血縁じゃないけれども、北区には、じつは、そうしたものが網の目のように張り巡らされていて、それはそれで面倒なしがらみもあるけれども、でもそのおかげで安全や安心や暮らしやすさが担保されてもいるので、これはやっぱりいいことなんだろうな、と、僕は思ったりします。
で、そういう人たちと付き合ってます。

さて、大阪市の北区というところが連綿と歴史の続いてきた土地だということは知られていても、そこに伝統文化が今も息づいているのだということは、あまり知られていません。
生産地ではなく商業地として発展してきたし、群馬の達磨!とか天童の将棋!とか、ひとつのジャンルに特化して地場産業みたいにして発展してきたわけではないので、わかりにくいっちゃわかりにくいです。でも、いろいろあるのですよ。

と、エラそーに書いてますが、僕も、北区をグルグルするようになるまでは、そんなものがあることは知らなかったのでした。
というよりも、北区行政が取り組んでいる「北区の伝統文化と職人さん」の事業に触れるまでは、まったく知らなかったのでした。
事業とはべつに、職人研なる会も結成されていて、職人さんと職人さんを愛してやまない人たちが集う場が用意されています。その会に加えてもらってからこっち、いろんな職人さんとご縁ができ、現在に至っております。

んで、そうやって触れてきた過去の成果は、こちらのエントリーを。

「北区にはこんなにも素敵な手仕事があった!第2回 北区の伝統文化と職人さん展『ものづくりと手仕事を中心とした展示会』」

「北区自慢の箏の糸締め名人の仕事を見てきました☆」

「職人さん体験教室『天満の老舗味噌やさんの味噌を使ったお手軽料理をフレンチシェフに学ぼう』を見学してきました(体験参加できず試食もできず…涙)」

「第3回北区の職人展がはじまってます。今回は、若手と伝統のコラボがメイン」


「提灯はこうしてつくられる!」

「職人展のイベント、『春のお茶会に使う和菓子をつくろう』に行ってきました。」

「職人展最後のイベントは、宮地箪笥店さんによる桐箪笥の洗いの実演でした☆」

「職人×学生ワークショップ『キタの職人さんに出会おう』」

「組織化された職能集団としての『造幣局』を訪ねて」


で、今回。

この職人研もかかわっている「発見! キタの手わざと名品」展が、1月29日〜2月9日にかけて、新梅田シティのウェスティンホテル大阪で開催されます。

職人展


前原商店のお福人形、切子工房RAUの天満切子、提灯舗かわいからは新作の提灯のアレンジ作品、にじゆらの注染てぬぐいなどが展示されます。週末は、販売も行なわれます。
で、造幣局からも、天神祭デザインの七宝の章牌も展示されます。

詳しくは、下記のリンク先をご覧あれ。大阪市北区のサイトをご覧あれ。
大阪市北区 「発見! キタの手わざ 名品と伝統」展のお知らせ。




目にする機会の少ないものばかりなので、興味のある方はゼヒ☆ 無料です。




「発見! キタの手わざ 名品と伝統」展
HP http://www.city.osaka.lg.jp/kita/page/0000108965.html
開催:1月29日(土)〜2月9日(水)
販売:1/29(土)、1/30(日)、2/4(金)、2/5(土)、2/6(日)の9:00-12:00と
15:00-18:00
場所:ウェスティンホテル大阪 1Fロビー(大阪市北区大淀中1-1-20)
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※ ウェスティンホテル大阪へはJR大阪駅桜橋口改札横の高架下から無料のシャトルバスが出ていて、シャトルバスを利用するとホテル内の対象店舗での食事が割 引になるシャトルバスキャンペーンが開催されているので、当日、ホテルで食事する人は、わざわざでもシャトルバスで行くのはアリかと。
詳しくは、ウェスティンホテル大阪のHPを。




新梅田シティのドイツ・クリスマスマーケットは、きっと、ドイツのしょぼい田舎のそれよりも盛り上がってると思う
ドイツ・クリスマスマーケット

ドイツ・クリスマスマーケット

ドイツ・クリスマスマーケット


空中庭園がある新梅田シティの巨大なクリスマスツリー&ドイツ・クリスマスマーケットがはじまりましたな。
12/26(日)までやってます。

例年、年末進行でクリスマスなんて一瞬で過ぎ去ってしまって、長いこと、なーんもしたことなくて、せいぜい、この、クリスマスマーケットを覗くくらいですわ。
といっても、特に浮かれた気分にはならんのだけど(笑)

さて、ドイツでは、クリスマスの4週間前からカウントダウンがはじまり、まちの広場に、クリスマスのオーナメントを売る屋台が軒を連ねるようになります。
その時期にドイツにいたことがあるけれども、そうやって盛り上がってるのは、家族づれメインで、若い人たちにはあんまり関係ないみたい。
クリスマスをカップルで過ごす習慣はないし、クリスマスマーケットも伝統行事の枠内のことですな。
その意味では、ニュールンベルグのクリスマス・マーケットみたいに観光化されてるのはべつとして、通常のまちのものなら、家族連れだけじゃなくてカップルがたくさん来るぶん、この、新梅田シティのクリスマス・マーケットのほうが賑わってるんではなかろうか。

でも、それはそれでドイツと日本の両国にとっていいことだろうし、このイベントは意味があるような気もします。
周辺の飲食店が、この時期、客足が鈍るっていうけど、それだけこのドイツ・クリスマスマーケットに集客があるってことだしね。

あ、今年から梅田周辺の各イベントは、スノーマンで連携しているはずだけど、ここのドイツ・クリスマスマーケットでスノーマンは見かけませんでしたわ。



こういうオーナメントがたくさん売られています。

ドイツ・クリスマスマーケット


今年も移動式のメリーゴーラウンドが出現しておりました。

ドイツ・クリスマスマーケット


ちなみに、食べるもんが、高いんだわ。
フランクフルト、パンがついて1本600円也。絶対に高いと思う。

ドイツ・クリスマスマーケット


下の、フロアにも、例年同様、クリスマスツリーの森が出現しておりました☆

ドイツ・クリスマスマーケット



新梅田シティ 空中庭園のドイツ・クリスマスマーケット
大阪市北区大淀中1-1-88
11/19-12/26

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フィエスタ・メヒカーナ大阪に行って、ストレス・レスなメヒコ人に触れて、美味いタコスを食いまくる
昨日、twitterのTL見てたら、僕の周辺でメキシコフェアがどーたらこーたら、謎の、しかし心引かれるワードがあちこちで散見できるではありませんか。
んで、問いかけをつぶやいてみると、新梅田シティでやってる、と。しかも、その日が最終日や、と。

行かなあきまへんがな、Mr.南米(c : ゴリモンさん)としては!

早速サイトをチェックしてみると、マリアッチのライブやってます。
マリアッチっちゅーのは、メヒコの歌謡曲、いや、メヒコの演歌。
陽気で能天気で喜怒哀楽のリミッターなしで、かつシュールで、まあ、あの、みんなが想像する乾いたギラギラの太陽の熱に浮かされた老若男女が、ややこしいことはなーんも考えずに生きてる、っちゅー音楽です。

フィエスタ・メヒカーナ大阪2010 in 梅田スカイビル

フィエスタ・メヒカーナ大阪2010 in 梅田スカイビル

僕はもともとが十代の中頃からパンク&ロックにかぶれてきた人間だけれども、あれは、べき論の音楽って側面がありますな。
行きたい地点、あこがれの場所があって、そこに向かっていこうとする人たちのための音楽です。そこにはややこしい天の邪鬼的なこともいっぱいあるから、単純な応援歌などではありえないけれども、でも、どっかに向かってる音楽、どっかに向かおうとしている音楽、という表現形態であることは、間違いない。

一方で、マリアッチに代表されるラテン音楽は、ちと違います。
やはりラテン圏のイタリアはアドリア海を舞台にした宮崎駿監督の映画「紅の豚」で、象徴的なセリフがあります。
マダム・ジーナが、彼女に求愛するアメリカからやってきた賞金稼ぎの飛行艇乗りドナルド・カーチスに向かって、「あなたの国とは違って、ここではものごとがもうちょっと複雑なの」と、言いますな。

これはつまり、人間っちゅーのは、正しいだけでは生きていけなくて、人を愛することはとっても素敵なことやけど、同時に、人が人を愛することのバカバカしさもあるんやで〜、と、その両面を見据えてこその人間の素晴らしさや、ということを言っているわけです。

マリアッチやラテン音楽というのは、そういうことを、あっさりと受け入れてる音楽であるように、僕には聴こえるのですね。

人は正しいばっかりではないし、悪いこともしてしまうのが人間やし、人を傷つけてしまうのが人間やし、やらしさもズルさも持ってるし、でも一所懸命生きてるし、善なることも絶え間なく行っていくのも人間やし、そういうもの全部ひっくるめて、人間というものは愛すべき存在や、と、そういうことを踏まえたうえで、愛だの恋だのと歌い、踊っているように、僕には見えるのですね。

僕は、そういうマリアッチに、とても惹かれます。

最終日のラスト1時間だけしか行けなかったけれども、そういうメヒコの人たちに触れることができて、胸のなかに、ストンとなにかが入ってきました。
最近、久しく喋ってなかった中南米バージョンのスペイン語を喋る機会があったことも、ストンとなった原因かもしれません。その瞬間、頭んなかが、ラテン系の論理と感覚に支配されるからね。


「メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか」という本があるんですけどね、メヒコっちゅー国は、ストレス・レスな国やと言います。実際にそこに滞在してみると、そのことはなんとなくわかります。

踊るの、みんな好きやしね。

フィエスタ・メヒカーナ大阪2010 in 梅田スカイビル

フィエスタ・メヒカーナ大阪2010 in 梅田スカイビル


コロナビールの並べかたなんて、ほら。つか、突っ込んであるだけ(笑)

フィエスタ・メヒカーナ大阪2010 in 梅田スカイビル


人間を丸ごと飲み込んでるぶん、タフなんやろな、と、思います。
たいして楽しみもない、モノクロームな土地です。退屈っちゃ退屈なところです。でもね、そんなところを生き抜いていくあれやこれやがね、いっぱいあるんですわ。

ソンブレロかぶったオッサンも、いい味出してました☆

フィエスタ・メヒカーナ大阪2010 in 梅田スカイビル


演奏中にカメラに目線どころか顔向けるしね!

フィエスタ・メヒカーナ大阪2010 in 梅田スカイビル


こんなリクエストには朝飯前で応えてくれるしね☆

CIMG0017


そして、なによりも、タコスが美味い☆
メヒコで食べるのとまったくおんなじの、本気のタコスだったな。

フィエスタ・メヒカーナ大阪2010 in 梅田スカイビル

フィエスタ・メヒカーナ大阪2010 in 梅田スカイビル

フィエスタ・メヒカーナ大阪2010 in 梅田スカイビル


美味いタコスを、相方さんと3枚ペロリ、食べてしまいました(笑)

フィエスタ・メヒカーナ大阪2010 in 梅田スカイビル





フィエスタ・メヒカーナ大阪2010 in 梅田スカイビル
9/18-9/20
大阪府大阪市北区大淀中1-1-88 新梅田シティ
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五経博士の王仁公ゆかりの地、大仁の八阪神社
八阪神社

福島から中津に抜けようと思ってあみだ池筋をチャリで走らせていたら、通りに面したところに、神社を発見。
町工場やら住宅やら商店やらが無秩序に並んでいるあみだ池筋沿いに、エアポケットみたいにして、鳥居とその奥に見える鎮守の森がありました。

まあ、でも場所柄、北区じゃないしな〜、なんてわけのわからん納得を自身に強いてそのままスルーしたところ、あとで家に帰ってから調べてみたら、なんとそこは北区…。

行かなあかんやん。。。。

あんまり足を運ばないエリアだってことが大きいんだけれども、あみだ池筋が北区内を走ってるイメージって、皆無です。。。

そんなわけで、もっかい行ってきました。

そこは、八阪神社

八阪神社ってのはどこにでもありますが、由来はなんでしょうな?
大抵、素戔鳴尊を祀っていることが多いので、素戔鳴尊(susanoonomikoto)といえばヤマタノオロチだから、そこで「八」という共通項が見えてくるんだけれども、ちょっとこじつけすぎですかね。。。。

聞けば、由緒はないんだけれども、復興記念碑がありまして、そもそも「大仁八阪神社」と呼ばれていたようです。
そっかそっか。このあたりは、6世紀頃に百済から派遣された五経博士の王仁(wani)公にゆかりの地で、王仁が転じて、大仁(daini)と呼ばれるようになった場所です。
そのころに、神社がすでに創建されていたようです。

その後、廃れるんだけれども、12世紀に入って、村人がこの地を開墾していたところ、祀跡を発見し、素戔鳴尊を祀神とし、神社と再建した、と。
末社の祠には、熊野神社、九重稲荷社、清高稲荷社の神さまがいらっしゃいます。

このへんが、末社。

八阪神社


ちかくには、王仁博士の石棺が埋められているという伝説もあるみたいです。

注連縄でつくられた鳥居。これはなかなかいいかんじでした。

八阪神社



まあ、でも、そんな由緒もちっともかんじさせないほどに、ここはこざっぱりとしとります(笑)

拝殿、こんなんやしね。

八阪神社



狛犬さん、赤とグレーのツートンカラーでかっこいい☆

八阪神社

八阪神社


八阪神社
大阪市北区大淀中3-1-23
tel 06-6458-3550
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幕末の上方サブカルチャー文化のキーパーソン、暁鐘成とは?
暁鐘成 墓所(勝楽寺)

暁鐘成 墓所(勝楽寺)


このブログをはじめるとき、北区の歴史というか、梅田周辺や天満周辺の歴史を詳しく知りたいなあと思って、いろいろとネタ本を探していました。

んで、いろいろ見つけて、手に入れた現物もいくつかあるんですが、存在だけは知っているけれども、図書館で見つからず、古本屋さんにもなく…、という具合で、未だ見ぬキミ、みたいな本もあります。

その代表格が、『摂津名所図会大成 全2巻』

『摂津名所図会』は見たこともあるし、断片がネットに転がっていたりもするけれども、『摂津名所図会大成 全2巻』は、まだ見たことがありません。こっちのほうが扱っているエリアは狭いらしいんだけれども、記述が詳しいらしい…。正史だけじゃなくて、稗史らしきものにまで触れている、と、噂だけは耳にするので、ぜひ、手にとってみたいもんです。

一応、柳原出版から定価12,000円で目録には載ってるんだけれども、在庫、ないみたいです。古本市場でも、見かけない。そんなに必死になって探しているわけではないけれども、個人的には、幻の本、みたいな位置にあります。地誌の傑作と呼ばれているんですけどね。

さてこの本は、暁鐘成(akatsuki no kanenari)というオッサンが執筆しました。寛政5年(1793年)に生まれて、万延元年(1860年)に没しています。
幕末の、醤油をつくっていた家の出で、実際に家業も継いでいました。家業を継ぎながら、狂歌を愛し、戯作に耽り、晩年、『摂津名所図会大成 全2巻』の執筆(挿絵も!)に心血を注ぎます。
家業の儲けを背景に都市の高等遊民のような生活を送っていたので、質素倹約令に触れて店が壊されたりしてます。
なんちゅーか、生活の糧を気にせずに純粋に芸術やサブカルチャーに没頭したあたり、ゴダールを彷彿させますな。寺山修司をブルジョアにしたかんじ、かな? サロンも営んでいたというので、文化人的ポジションにいたのだと思います。

旅先で、百姓一揆に加担した疑惑で投獄されたりしてます。その後、疑惑が晴れて無罪放免になるんだけれども、その20日後に急死してしまったため、心血を注いでいた『摂津名所図会大成 全2巻』のほとんどが完成していたのにもかかわらず、そんときは、本は刊行されませんでした。

刊行されたのは昭和2年(1927年)〜3年(1928年)にかけて。
没後半世紀以上経ってからの刊行なので、紆余曲折があったということではなくて、きっと、「発見」されたんでしょうな。ここで発見されなかったら、戦争を挟むことになるんで、焼失していた可能性すらあることを考えると、これはなかなかラッキーな発見だと思います。

とはいえ、今となっては、暁鐘成が、幕末時代の上方出版界の売れっ子だったことがわかっています。

当時、丸派という狂歌サークルが幅を利かせていて、絵師や歌舞伎役者もメンバーに入っていました。
大阪は芝居熱がメチャクチャ熱かったんで、演劇界と狂歌、特に丸派は、とーっても親密に交わってます。浮世絵の主要ジャンルである上方役者絵と丸派の狂歌は一体となっていき、上方文化創出の一端を担っていくようになります。

その過程で、丸派の狂歌サークルは文化サロン的な役割を果たしただろうし、そのなかに属して高等遊民然としていた鐘成の影響力は、小さくなかったと思います。

で、これらは完全に町人文化だから、目線が、庶民の目線です。米相場の様子を記したものだと歴史書になっちゃうけれども、目線が庶民の目線なら、まちの噂、芝居の熱、商いの現場…、そうした、正史からこぼれ落ちてしまう風俗やふわふわした定型を持たないものにかたちを与える作業が、きっと行われた。狂歌とはまさにそういうものです。

そういう人が著した地誌だからこそ、読んでみたい。

先日、近くに用事があって、暁鐘成の墓所である勝楽寺を訪れた際、そういうことを思っていたのでした。




暁鐘成 墓所(勝楽寺)
大阪市北区大淀中4-5−12

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新梅田シティの田んぼ
新梅田シティの新・里山

新梅田シティ、空中庭園の北側に広がる花壇公園で、むかし、よく撮影の仕事をしてましたです。
日当りがよくて、カチッとした花壇じゃなくて、適当に自然を模していたんで、オシャレ系の撮影にはなかなか適したスポットなのでした。平日の昼間だと、人もそれほど多くないしね。

そういう仕事もしなくなって久しいので、新梅田シティの北側に広がる花壇にもめったに行かないんだけれども、6月くらいに、地元の小学生が総合学習の授業の一環で、あそこで田植えをやってる、ってのを聞いて、これは見にいきたいなぁ、と。

花壇、公園を一歩進めて、里山にしようと試みですね。
田んぼと里山は、セットだし。

今は、田んぼだけじゃなくて、雑木林、野菜畑、竹林、茶畑なんかがあって、すでに里山化してるみたいです。
地元の小学生が、ここで農業体験するんだとか。

苗を植える以前に、水田に足を突っ込む以前に、子どもうちから土と触れ合って、擦り傷つくったり、虫を見つけたり…、苗の生長を見届けたり、収穫したり収穫できなかったり…、そういうのって、とっても大切だと思います。

道具は使い方によっては危険にも便利にもなるということを知るだろうし、思い通りにならない自然との付き合い方を知るきっかけになるだろうし、生きとし生けるものを糧にするコトでしか生きていけないヒトの業を知るだろうし、収穫にいたるまでの豊かな物語を知るだろうし、得るものはたくさんあると思います。

都会のど真ん中であっても、こういう学習ができるというのは、お子らを見守る大人の知恵と情熱ですね。

積水ハウスの方、地権者の方々が協力して、そのような授業を行っているんだそうです。




1本の苗から約2,000粒のお米が穫れます。お茶碗にご飯を一杯盛るのには約3,000粒が必要。
苗は1カ所に3本ずつ植えるから、1カ所植えたらお茶碗2杯分。

そう思いながら植えてください、と、お子らは教えられているそうです。そう考えながら田植えすると、リアリティが増しますね。






新梅田シティの新・里山の田んぼ
大阪市北区大淀中1 新梅田シティ敷地内

mapを見る




空中庭園の蛍、昨年のリベンジを果たしにいく!
空中庭園のある新梅田シティで、毎年恒例の蛍の放流がはじまってます。

期間は、6月4日(金)〜6月中旬頃まで。
詳しくは、サイトへ。

http://www.takimikoji.jp/event/hotaru/2010.html

これ、去年もいったんですけど、さんざんだったんですよね〜。
トータル2,000匹の蛍といっても、第1弾は約600匹。それはともかくとしても、それに負けないくらいの人がね、毎日毎日押し寄せていて、押し合いへし合いになるんですわ。や、僕もそのなかのひとりなので、文句は言えんのですが(笑)

それでもね、暗がりのなか、蛍を見ることはできるんです。
そりゃ、能勢や奈良や高槻あたりの自然のなかで見るのとは全然違うけれども、都会のど真ん中で、ポツポツとでも見れたらいいほうです。

でもね〜。
やっぱ暗いし、蛍の光もメチャクチャ強い光じゃないから、写真に写らんのですよ。。。。

去年のエントリーなんて、真っ暗な写真を、どんだけ加工しまくったことか(笑)

去年のエントリー、こちらですわ。

「新梅田シティに蛍を見にいく」


なので、今年はもちょっとまともな写真がほしいなあ、と思って、本職カメラマンのSさんを助っ人に(笑)

蛍、見にいきませんかね?
「どこまで?」
空中庭園のところで放流してるんですけどね。
「う〜ん、どうしよっかな。まあ、行ってみますか〜」
来ます? じゃ、写真お願いします〜。iPhoneのカメラじゃなくて、お仕事モードで三脚もつけて!
「え〜っ!!!」

ってなかんじで(笑)

まあ、蛍の光なんて光量弱くてカメラマン泣かせなのは知ってるし、人は多いし、柵があるから蛍に自由に近寄って、なんてこともできないし…、かわいそうっちゃかわいそうなんですが、そこはほら、プロなんだからなんとかしてくれるだろう、と。
や、お仕事じゃなくて、単に、遊びで蛍見物に付き合わせてるだけだけど(笑)

行ってみたら、どっかのメディアのカメラマンさんが、腕章巻いて、それこそお仕事で来てはりました。
ちゃんと取材申請して腕章巻いてるから、柵も軽々乗り越えて、地面に這いつくばって撮影してはりましたが、その難しさを我々は知ってるだけに、ご苦労さんやの〜、と、心の中でつぶやきまくっていたのは言うまでもありません。

ま、そんなお仕事カメラマンの奮戦ぶりを横目に、僕とSさんはお遊びモードで。
カメラがSさん、僕はディレクションですわ。
この場合のディレクション? あっこで光ってます!こっちで光ってます!と、言いまくるだけ(笑)

で、できあがった写真たちが、こちらです〜。
あの悪条件のなか、よくぞここまでの写真をゲットしたもんやと、これは高得点やと思います〜。(と、ちゃんと褒めとかんと、あとが恐い。笑)

えーっと、クレジットは「Sさん」と、それ以上の情報は出してほしくないと、ご本人のたっての頼みなのでそうしますが、一応、Sさんのブログ、貼っときます〜。僕のこのブログと違って、短くておもろいですから、ご安心を☆

Sさんのブログ「毎度!」







空中庭園 蛍

空中庭園 蛍

空中庭園 蛍

空中庭園 蛍

空中庭園 蛍

空中庭園 蛍

空中庭園 蛍




新梅田シティ
大阪市北区大淀中1-1

→mapを見る




空中庭園で世界最大級のクリスマスツリーが出現(画像21枚付き☆)
冬の空中庭園といえば、巨大なクリスマスツリーが有名ですが、今年もついにはじまりました。11/20〜12/26まで。

サイト、あります。

http://www.skybldg.co.jp/event/xmarkt/2009

で、今年はプレス向けの案内があったので、初めて、ツリー点灯の瞬間を見るべく、夕方の5時に行ったのでした。

そしたら、だ。セレモニーみたいなのがあって、主催者のドイツ連邦共和国総領事館の人間やら大阪市の役人やらが次々と壇上にあがって、挨拶をはじめてですな、寒空のなか、点灯まで30分も待たされましたですがな! あんなもん、要りません!

まあ、いいです。
ここのクリスマスツリーは、高さ27m。10万個のイルミネーションですから、ど迫力ですわ。しかも空中庭園とコラボしてますから、滅多にお目にかかれない絵が見られます。
これ、サンタクロースが、クリスマスのために空から星を落とした、ってコンセプトです。

ほいで、今年で2回目らしいのですが、ツリーの周りで、ドイツのクリスマスマーケットを再現してます☆
ドイツでは、この時期になると、街の広場の周りに屋台を円形に並べて、その中心にクリスマスツリーを飾って、クリスマスを祝います。そこではクリスマスのオーナメントが売られていたり、焼きソーセージやグリューワインでワイワイやったりと、そういう場所ですね。
ドイツでもまさに今の時期、つまりクリスマスの1ヶ月前くらいから、この、クリスマスマーケットが出現します。これからの1ヶ月、もういくつ寝ると!ってかんじて、クリスマスを待ちわびるわけです。クリスマスでもなんでもそうだけれども、この、待つ時間が楽しいのですね。

それでは、以下、写真。
スライドショーもできるようしてあります。21枚あります〜。

スライドショー





空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20

空中庭園(ドイツ X'mas マーケット) 2009.11.20


ん? ドイツのクリスマスって、サンタクローズじゃなくてニコライさんだったはずだけど、サンタが空から星を落としてつくったツリーってコンセプトはいいのか?(笑)



新梅田シティ 空中庭園
ドイツ・クリスマス・マーケット
大阪市北区大淀中1-1-88

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新梅田シティに蛍を見にいく
新梅田シティで、毎年恒例の「梅田七夕」がはじまってます。

期間は6月6日(土)〜8月8日(土)

サイトはこちら。
http://www.skybldg.co.jp/event/tanabata2009.html

仙台の七夕飾りで有名なくす玉が、新梅田シティを飾ってます。地下の飲食街の滝見小路とか、これでもかってくらいのくす玉が天井からぶら下がってます。

仙台の七夕飾りは江戸時代に伊達藩主がはじめて、それ以来の伝統行事になってるみたいです。笹の小舟を川に浮かべたり、笹に願いごとを書いた短冊を吊るしたりするだけじゃなく、くす玉をつくるんですね。

このくす玉が、なかなかキレイです☆

新梅田シティの入口。くす玉がお出迎え。
新梅田シティ


スカイビルとコラボしてます。
新梅田シティ


地下の滝見小路にも、これでもか!ってくらい、くす玉が飾られてます。
新梅田シティ





それと同時に、空中庭園の麓にある里山の中自然の森で、蛍の放流がはじまりました。
今回のお目当ては、蛍です。
僕は、蛍を見るなら、奈良や摂津にいいスポットを知っているのですが、新梅田シティだとチャリで行けるし、夕方思い立って、ひとっ走り行ってきました。

中自然の森の周辺にもくす玉が飾られてました。
新梅田シティ


滝見小路のテナントでつくるファンファンプラザテナント会が主催して、毎年この時期に蛍の放流をはじめて、今年で16年目です。
蛍はデリケートだから、放流するだけだとすぐに死んじゃって繁殖しないし、水も空気も森もすべてキレイにしておかないとダメだから、イベントを成功させるためには、普段のメンテナンスが大切になってきますから、見えないところでの苦労はなかなかのもんだと思います。

でも、問題は、人出。
6月5日に今年の第1弾600匹が放流されたんですが、きっと、それ以上の人が来ます。
なので、押し合いへし合いになるのは仕方がないとしても、はたして、こんな人出で、蛍が出てくるかどうか…。

夕暮れまで待って、森の中に入ってみました。
すでに、すごい人出で、森を中心を走っている川の周辺は、立錐の余地なし(笑)

おー、蛍がたくさん!
新梅田シティ
…じゃなくて、樹々のあいだから透けて見える、向かいのカフェの灯りです(笑)


これは!
新梅田シティ
…森のなかに埋められた街灯でした。。。


ちなみに蛍は、乱舞ってわけじゃないけれども、ちらほらと見かけることができます。
でも、カメラに収められるほどの量じゃない…。


そうこうするうちに、1匹、僕の目のまえの葉っぱに止まっている蛍を発見☆
そっと手を差し出すと、僕の指先に蛍が乗り移ってきました。
淡く、ぼーっと光る蛍。
すかさず、カメラをパシャ☆

新梅田シティ

ま、なんだかわからんかもしれませんが、一応、蛍です。蛍の光です。


蛍がいてるのは、大体、6月の中旬まで。
また時間があれば、行ってみよう。








ちょっと悔しいんで、蛍画像をつくってみました(笑)
これくらい見えたら、言うことないんだけど…。
新梅田シティ



新梅田シティ
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