大阪市の北区をグルグル巡るブログ | 大阪市の北区メインでいろいろ仕事をしてます。仕事場も住んでるところも大阪市北区なので、北区をグルグル巡って、目にしたもん耳にしたもん感じたもんを、つらつらと書いています。

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天神橋筋商店街で餅つき他、年の瀬の風景
クリスマスもすぎて、天神橋筋商店街も急速に年の瀬の慌ただしいムードが漂ってきました。
個人的には、まったく実感ないですけど(笑)

今日、フラフラと歩いていたら、夫婦橋のちょい北側、天神橋筋商店街の4丁目にあるステーキハウス「Hibio」さんのお店のまえで、餅つきが行われていました。

天神橋筋商店街

天神橋筋商店街

できたてのお餅を、商店街を行き交う人たちにふるまってね。
今年もお世話になりました、と。
餅をつく人も、こねる人も、ふるまう人も、ふるまわれる人も、みんな気持ちがほっこりしますな。
ビジネスチックに企画されたイベントじゃないから、みんなの笑顔がいいんですわ。
商店街の魅力のひとつに「人情」ってのが挙げられるけれども、これって、定型文みたいで、形骸化しているような感じもするのです。でも、こういう風景を見ていると、人情のヒトコマを見る思いがしますね。


で、アーケードを見上げたら、「笑」の文字。
天満宮の寺井宮司による筆です。
今年は、悲惨な出来事が多かったけれども、その試練は、同時に、小さな希望をたくさん生みもしているのだと思います。また、そうあってほしいという、祈りにも似た願い、ですね。

天神橋筋商店街


南森町交差点にあるりそな銀行のショーウィンドウには、絵馬がたくさん並べられました。

天神橋筋商店街



商店街では、目を凝らすと、あちらこちらで、年の瀬の風景が飛び込んできます。






クリスマスの鶏は手羽先屋さんの手羽先唐!率が高い、天神橋筋商店街の人々
この時期、年末進行で仕事がバカみたいなスケジュールで動くから、気持ちも殺伐としてるし、クリスマスとかまったく関係なく時間は流れていく僕の周辺…(笑)
毎年の恒例行事なので、何年もクリスマスらしいことはしないのですね。今晩の豚汁やし(笑)

さて、天神橋筋商店街。
クリスマスの鶏といえばJR天満駅のそばにあるケンタッキーに行列ができておりまするが、ケンタもいいけど、商店街には手羽先屋さんが何軒かあって、僕、手羽先派ですわ。
やっぱ、手羽先のほうが美味いよ。

この時期にかぎらず、ときどき買うのが、天神橋筋商店街の4丁目、JR天満駅のちょい南側にある…、あかん、店の名前を思い出せへん(笑)
店で食べるお店だけれども、僕、テイクアウトにしてもらってます。
まあ、よろし。天神橋筋商店街には手羽先屋さんが何軒かあって、地元の人は、それぞれの行きつけで買ってる場合が多いです。

僕が食べてるのは、
名古屋風の甘味が強めで、表面のパリパリ感がよろしい。ゴマの香りと食感もよろし。
これ、なんぼでも食べられます。3人前くらいやと、ペロッといってしまう(笑)

ちなみに…、食べる直前に山椒を少しふりかけると、美味いです〜。
これ、手羽先唐のマニアックな食べかた☆


手羽先

僕のジッポー
ジッポー


映画を見ているとですな、細部や背景にばっかり目がいくのですよ。ストーリーはよほど丹念な作品でないかぎり、大抵は1/3も過ぎたあたりで面が割れてし まうし、そうなれば描写力を見るということになるのだけれども、これはべつに、ヤマ場を見なくっても、任意のワンカットを見れば、大体のことがわかります。
念入りに、精密につくった作品は、無差別に抽出したワンカットを見ただけで、それとわかるもんです。
光線、カメラのアングル、時代考証、その他、その他…、こういうものは、よってたかってどのワンカットにも滲み出ているものでなければならんですから、一瞥したらわかるってもんで。

その一瞥で、これは!となるものであれは、たとえストーリーが、ヤマ場が、結末が予想通りになったとしても、僕は不満を覚えません。

ストーリーが早くも割れてしまい、しかも一瞥したカットがさほど期待を抱かせてくれないとなると、婦女子さんのお尻を眺めるよりも、むしろ細部やら小道具やら背景やらを、じろじろと意地悪く眺めているほうが、まあ楽しいです。

で もね、背景に自分が行ったことのある町やら路地やら野やら山やらが出てくるとね、もうダメですね。映画なんかそっちのけで、そのころのことをあれやこれや と思い出すのに忙しくなって、温かい湯に全身を浸したような具合に回想にもたれかかることができて、心地よかったりもします。

小道具を見てるときって、たとえばライターならライターで、第2次大戦を扱った映画なら、アメリカ兵はジッポーを使っていなければならないし、ヨーロッパ人とナチスなら、イコムを使っていなければならん、という具合になります。
どっちのライターも、ブリキ板を折って畳んでつくっただけの素朴なライターだけれども、着想は抜群ですな。

で、ジッポーの話。

ジッポーは、輸入ライターが高価でしかも壊れやすいことに腹を立てたひとりのオッサンが、奮発して開発した作品だということになっているのだけれども、商品名をつける段になって、ジッパーをチャッと引っ張ったときのあの音が大好きだったので、それをひねって、ジッポーと名付けたんだとか。

ブランド名というのは、一度ヒットすればそれ以外のどんな名前もダメだと感じられるものだから、今では、ジッポーのほかにこのライターの名前はどう考えようもありません。

アメ車のように油を食い過ぎる欠点はあるものの、このライターはまことに有能で、正確で、百発百中で、雨も風もかまうことなく火を起こし、壊れる箇所がほとんどないという、名品中の名品。しかも、安価。

いつだったかの広告に、傷だらけのライターの写真が出ていて、「第2次大戦中、ヨーロッパに上陸した最初の部隊の最先端のアメリカ兵が持っていたライターです」とキャプションがあり、ほんまかいな?と、真剣に考えれば思わんこともないのですが、それもありかも、と思わせるものが、ジッポーにはありますわ。

「カリブ海で釣ったサメの腹を開いたら、ジッポーが出てきた。試しにパチリとやってみたら、火が点いた」なんていう、いやいやそこまでは言い過ぎだろう!なんて広告もありましたが、そういう逸話を語らせたくなるのも、ジッポーならではのことで。

オレは、このライターが好きで、何年となく愛用してるんですが、始終、落っことしたり置き忘れたりするので、もう何個買い替えたかわからんほどです。

日本サッカーが初めてワールドカップ出場を果たしたフランス・ワールドカップの記念ジッポーは、フランスでワールドカップを観戦中に、飛び跳ねていたら、なくしていました…。

喫茶店に置き忘れなんて、ざら。

部屋のなかでなくしたまま、ついに出てこないのもあります。

でもね、今使ってるやつは、なぜかなくならんのですよ☆

銭湯のロッカーに置き忘れたときはかなり焦りましたが、翌日取りにいくと、ちゃんとありました。
電車のなかにカバンごと置き忘れたときも、ちゃんと終点の駅に届いてました。
ライブハウスのフロアでガンガンに踊っていて、気がついたらなくしていたのだけれども、知らない人が、これは誰のや〜!ってかざしてくれて、無事に僕の手元に戻りました。

じつは昨日、行方不明になりまして…。
どこでなくしたのかもさっぱりわからず、悶々としていたところ、馴染みのタバコ屋さんにタバコを買いにいくと、にいちゃん、昨日タバコを買いにきたときにライターを忘れていったで〜、と。。。

冒頭の写真は、10年くらいまえに、ジッポー屋さんで一目惚れして買ったもの。
シェル・フェイスで、ロザリオがあしらわれたもの。たしか、ジャスト1万円です。

今度こそ、末永く添い遂げてほしいもんです(笑)


なんでタバコ屋でジッポーを出していたのかすら謎ですが(笑) ちゃんと帰巣本能が働いた模様で、本日、ちゃんと手元に。
もっとも、ジッポーは戻ってきても、ハイライトは相も変わらずの品切れ状態だけれどもな。

で、ちゃーんと保管していてくれたタバコ屋さんは、天神橋筋商店街の4丁目にある「壇野タバコ店」。


壇野タバコ店


商店街の老舗タバコ店だけれども、例のタバコ税値上げで売り上げが激減&震災の影響で商品が品薄ゆえにさらに打撃…。

一応、毎週水曜日が煙草の入荷日らしいのだけれども、さて、今週はハイライトが入荷されるかどうか…。


壇野タバコ店
大阪市北区天神橋4丁目6−25


大きな地図で見る




天神橋4丁目の「錦地蔵」と「西喜橋」から、このあたりの地名を眺望する
錦地蔵 

JR天満駅から少し南に下ったところ、商店街のはずれに、お地蔵さんがおわします。

そのお地蔵さんは、ラブホ&飲屋街のど真ん中に祀られていて、聖と俗が混在する、なかなかに汎アジア的な空間でもあります。

たらふく酒を仕込んでヨイヨイになった人が、ここのお地蔵さんのまえでパンパンと手を合わせてお賽銭を投げていく姿は、日常的にありふれた光景でもあります。

いつもキレイに手入れされているのは、保存会が結成されているからで、常、手入れされている賜物ですね。感謝☆

こちらのお地蔵さん、錦地蔵と名付けられています。

今でこそ、このあたりの地名は天神橋4丁目なのだけれども、かつては、錦町という町名でした。
だから、錦地蔵。

祠のまえに、石碑も建てられてます。

錦地蔵


ちなみに、今、錦町という町名は、ここから少し北へ行った、JRのガードの北側のわずかな場所(正道会館のあるあたり)に、残っています。
かつては、現在の錦町からずーっと南側までの広大なエリアが、錦町でした。

詳しい年代がわからないのだけれども、戦後からこっちのどこかで、何度か、町名変更や町の吸収合併が繰り返されました。
かつての広大な錦町から、南側が分離して、錦町と南錦町にわかれます。
その後、両町の大部分は、天神橋4丁目に組み込まれました。
現在、錦町は、ほんとに小さな小さなエリアです。むしろ、天神橋4丁目に組み込まれることを拒んだかのように。
事実、その一角だけが拒んだから、という話も、耳にしたことがありますわ。
その一角には、かつて力のあった市会議員さんのご自宅があり、その市会議員さんが、どうしても錦町の名前を残したかったから、そこだけは町名として残った、なんて話もあります。その、かつて力があったといわれている市会議員さんのご自宅は今もそこにあるので、あああそこか、と、わかる人はわかるかと。


さて、この錦地蔵の祠と並んで、すぐ横に、「西喜橋」という跡碑が建っています。
お地蔵さんのあるところから少し南へ下ると、阪神高速の下に出ます。そこは天満堀川が流れていたところです。

西喜橋


1838年(天保9年)、大塩平八郎さんが大暴れしたあと、被災者救済やら失業者対策の一環として、堀川を延伸させる工事が行なわれ、ここは水路でした。

その水路も、1972年(昭和47年)には、交通対策を目的として、すべて埋め立てられます。
天満堀川にはたくさんの橋が架かっていて、今でも名残を残している有名どころだと、天神橋筋商店街の3丁目と4丁目のあいだ、ミスドがあるあたりに、夫婦橋があります。もっとも、道路を横切るだけなので、橋という趣はまったくないけれども、夫婦橋がそこにあった、というモニュメントは、今もあります。

というふうに、たくさんの橋が架かっていて、それらの橋は、古い地図にしっかりと名前が載っているのだけれども、「西喜橋」というのは、どの地図を見ても載ってないですね。
でも、今、60歳くらいになる人たちは、幅2mくらいの車がやっと通れるくらいの橋があったわ、と、言います。たぶん、それが西喜橋です。
古地図に載ってないので、もしかしたら、誰かが勝手に架けた、イリーガルな橋なのかも知れませんな(笑)

お地蔵さんは「錦地蔵」。
橋は「西喜橋」。

漢字は違うけれども、どちらも「にしき」ですね。

悪い印象を与える字をいい印象を与える字に変える好字化は、ときどき行なわれます。
「梅田」もかつては「埋田」と書いてました。
だから、そういう好字化がどこかで行なわれたのかなとも思ったのだけれども、「西喜」って、そんな悪い字じゃないし、なにがあったんでしょうね?

そもそも、西に喜びがあるとするのなら、視線の中心が東側にあるはずで、でも、東側には源八橋やら桜ノ宮がある程度で、目立ったものがあるわけではないです。
錦もね…、なんで錦なんでしょうかね?

ひとつ、仮説を立ててみました。

すぐ近くに扇町公園があるのだけれども、あそこは、かつて、監獄でした。
1882年(明治15年)、大阪監獄署(通称、堀川監獄)がそこに建てられたのですね。今の扇町公園とほぼ同じくらいの規模です。政治犯やら重犯罪人が投獄されていて、泣く子も黙る、と怖れられた監獄やったそうです。
1920年(大正9年)に、堀川監獄は堺に移転し、今もある大阪刑務所になります。
その跡地に扇町公園はできるわけですが、今の扇町公園ほどの規模ではなく、もっともっと小さかったといいます。

監獄ができたときにも、町名変更というから、新たな町名が出現してます。
監獄のそばのエリアに、新たな町名が出現しました。
それが、「扇町」「末広町」
このあたりの土地は、そのむかし、「堀川堤」「川崎領」と呼ばれていました。天満堀川が開削されたときに、その名がつけられたのでしょうね。それ以前は、「野畠」
刑をすませて社会に送り出すときに、二度とここへ戻ってこないようにと監守が念じ、めでたく送り出す意味で「扇町」の名がつき、そのすぐ横のエリアは、末広がりの意で「末広町」の名がつきました。

と、錦町からほど近い扇町公園周辺にはそのようないわれがあるのだけれども、こうなると、「錦町」も、そこに乗っかりたくなってきます。
どうやら、かつては「西喜町」と書いたそうです。
でも、そばに堀川監獄ができて、錦を飾るように、というほどの意味を込めて、「錦町」と字面を変えた、というのが、僕の仮説です。

さあて、どうでしょうか?




錦地蔵
大阪市北区天神橋4丁目







天神橋にある夫婦橋に隠された悲恋の物語
南森町の交差点から北へ、扇町へ抜ける道、阪神高速下の道だけれども、あのあたりは、かつて天満堀川があったところです。今でこそ埋め立てられて影もかたちもないけれども、扇町の交差点のところがバイパスになっていて、下を潜っていくあたりには、ここに川があったんだろうな、薄く感じることができるかと。

本能寺の変のあとに、太閤さんが信長の遺志を継いで大阪城の築城をはじめるころ、築城とともに城下町を整備するために街区を整えていったんですね。
このときに、現在の菅原町から扇町公園付近まで、天満堀川が掘られたわけです。物流のための運河ですな。1598年(慶長3年)のこと。
大川(旧淀川)に荷揚げさせた日本中からの物資が、小分けにされて、天満堀川を伝って運ばれていった、と。逆もまたしかり。

かつては船が通い、堤には花が咲き、天満の繁栄には欠かせない運河だったらしいです。
でも、堀川は、大川の水勢に押されていつも濁水が停滞し、堀留の西側にはゴミが積み上げられて、ゴモク山なんて呼ばれてました。
そこで、1838年(天保9年)、大塩平八郎さんが大暴れしたあとのことだけれども、被災者救済や失業者対策事業の一環として、今の樋之口町あたりで流路を拓く工事が行なわれてます。淀川と直接結ぶことで、濁水の停滞を解消する、と。これ、現代の公共事業とおなじですね。

これで水の流れがよくなって、「摂津名所図会大成」には、
清水通じ、その潔きこと、言語に絶す。堤には柳、桜を植えつらねて風景を増し、船の行き来も自由になり、花の頃は人々が観賞に集まる。むかしのことを知る者は、本当におなじところかと疑うばかりの景地
と書かれてます。

埋め立てられたのは、1972年(昭和47年)。交通対策を目的として埋め立てられているところから、輸送手段が船から車にとって代わったことに対応した、ということです。このとき、天満堀川は、370年の歴史に幕を閉じました。

下流から上流に向かって、

太平橋
樋上橋
菅原橋
樽屋橋
天神小橋
堀川橋
溝之側橋
寺町橋
綿屋橋
扇橋
夫婦橋
北辰橋
堀江橋
樋之口橋
と、14の橋が架かっていたといいます。

残っているものもあるし、跡碑だけが残っているものもあるけれども、こうした橋の名称を見ていると、当時の町名が偲ばれます。

なかでも一番有名なのは、きっと、夫婦橋です。

天神橋筋商店街の3丁目と4丁目を分けるところ、ミスドのすぐ北側にある横断歩道が、じつは、かつて橋だったところで、今は、欄干が復元されています。ここ、元は扇橋と言ったみたいですね。
商店街の、ほぼ中間に位置しています。

夫婦橋



ここには秘められた物語があります。
江戸時代の慶長年間以前、この地には、朝来池と呼ばれる池がありました。

上田秋成の「雨月物語」のなかの「浅芽が宿」のなかに、
「さりともと思う心にはかられて、世にも今日までいける命か」
と、あります。
これは、夫婦の純愛物語で、旅に出た主の帰りを待つ女房が苦難のなか、ひとりで生きてきた末に、それでもいつかはきっと帰ってくるよと待ちわびるわが心に欺かれて、よくもまあ今日まで生きながらえてきたものだ、という意味で詠んだものです。
で、そのように書き添えて散った人妻を哀れに思った老人が、そのしたためられた紙片を、往時、女夫塚(夫婦塚)に添えたのでした。

その後、朝来池がふたつに掘られて女夫池(夫婦池)と名付けられたのでした。
女夫、と書いて、めおと、と読みます。大阪では明治時代まで、夫婦のことを「女夫」と書きました。法善寺の夫婦善哉も、元はこの字ですな。

1838年(天保9年)、天満堀川を今の扇町公園付近から樋之口町まで延長したとき、この池を利用して東西の河道を拓き、女夫池は夫婦橋にその名残りを留めて、今日にいたっています。

明治の中頃までは、その河岸は、木村堤と呼ばれる桜の名所で、浪速百景のひとつに数えられていたとのことです。
また、夫婦橋のそばにある妙見山の丑の日の縁日には、参拝客が往来し、えらいこと賑わったとか。

現在は、埋め立てられて普通の道になっていて、そこが橋とは気付かんでしょうが、天神橋筋商店街が大阪市に陳情して、欄干が1999年に復元されています。

欄干の竣工式は、どえらいこと揉めたらしいけれども、ま、それはまたべつの機会に(笑)

あ、橋からすぐ北にある、粟おこしの「夫婦橋 大清堂」さんの入口のところに、夫婦橋の跡碑が立てられています。

夫婦橋




夫婦橋
大阪市北区天神橋4





5本指の憎いヤツ
僕は、日本人で最初にメジャー・リーグに挑戦した野茂英雄が大好きです。
ドジャーズ時代の野茂なんて、サイコーでしたね☆

で、甲子園生まれ大阪育ちの僕の宗教は、阪神タイガース。

こないだ、天神橋筋商店街の4丁目あたりで開催されているワゴン市で、虎の靴下色違い3色を525円で購入☆
しかも、5本指の憎いやつ!

阪神タイガース


野茂Tシャツは、そのむかし、京都のフリマで100円で購入。

野茂英雄


今年の春は、これで行きます☆
今年の春は、スポーツ少年やな☆

さて、プロ野球の開幕を巡って、ケンケンガクガクしてはりますな。

セリーグが出したステートメントは、以下の通りです。

1)セントラル・リーグの開幕は延期して、3月29日開催といたします。
2)開幕後4月3日までは、東京・東北電力管内のナイトゲームを取りやめ、デーゲームといたします。
3)4月5日から東京・東北電力管内のナイトゲームは「減灯ナイター」とし、大規模節電策を講じます。その他の球場においても節電対策を推進いたします。
4)節電策の一つとして、今季のレギュラーシーズンについて延長戦は行わず、9回で打ち切りといたします。
5)東京・東北電力管内では、夏場の試合開催にあたって、可能な限り、デーゲームとすることを検討いたします。
6)被災地対策、観客の皆様、選手、球場の安全確保や節電問題等に対処するため、震災対策会議を設置し、選手たちと連携してこの難局を乗り越えて参ります。

セリーグばっかり責められているけれども、パリーグの延期した開幕日の4月12日だって、別に根拠があってのことではなく、なんとなくこのあたりなら大丈夫かな、ってなドンブリ勘定だろうし、セもパも、開幕時期決定の根拠は、誰もがストンと腑に落ちるようなものではないと、僕は思います。
少なくとも、2軍はすでに開幕しているわけだし。

むしろ、疑問に思うというか、やっぱり失望したのは、セとパの足並みがなぜ揃わんのか、ということですわ。
野球は、他の競技と違って、日本野球協会といった、プロからリトルリーグまでを束ねるピラミッド型の協会をつくってないことがね、どーしても、こんなチグハグな結果を生む要因になっていると思うのですよ。

なんとかせんと、こんなことばっかりやってると、そのうちファンが離れちゃうよ。と、つらつらと思う今日このごろ。







天神橋筋商店街4丁目のワゴン市


真冬の天満にハワイイアンカフェがオープンしてます〜。
昨年末、つまりこの冬のことなのだけれども、関西テレビの向かいにサーティワンができて、真冬にアイスクリーム屋をオープンさせるとはどういうこっちゃ?と驚いていたら、その直後、その隣に、ハワイイアンカフェがオープンしました…。天満、温暖化が激しく進んでいるのか?(笑)

このハワイイアンカフェは、もともとが写真店のあったビルにあります。
なんでも、その写真店の息子さんがフラをされているとかで、その流れでハワイイアンカフェも経営されているのだとか。べつの場所にあったお店をこちらに移転させたとのことです。

さてさて、雪が舞ったり暖かかったりとはっきりしない気候が続いている今年の冬ですが、暖かい日をめがけていってきましたですよ、ハワイイアンカフェに。

お店の名前は、「MAULOA」。現在の地に移ってくるもっとまえ、2004年から営業しているお店です。

マウロア

サイトは、こちら。

http://mauloa-hawaiianclub.com/

「MAULOA」ってのは、たしか、ハワイイ語で「永遠」って意味だったような…。フラの曲に出てくるのですね。
ちなみに、先ほどから「ハワイイ」って書いてるけれども、これはタイプミスではなくて、「HAWAI'I」をカタカナに置き換えたら、どー考えても「ハワイイ」にしかならんので、僕は頑固にハワイイと表記してます。作家の池澤夏樹あたりも、ハワイイって書きますね。

んで、ハワイイアンカフェなので、ここはやっぱロコモコが名物なのだろうか?なんて考えながらお店に入ってみると、やっぱ、ロコモコが売りです☆

でも、日替わりランチがあって、表の黒板に出てたのが美味そうだったので、ロコモコ注文せずに、日替わりランチを注文してしまったですよ。

マウロア


こんなのです。
赤魚とハマグリのブイヤベース仕立て、ルイユソース添え。

マウロア


赤魚がなんの魚なのか、ハワイイで獲れる魚なのかどうかも知らんのですが(ついでにハマグリがハワイイにあるのかどうかも知らないけれども)、白身の魚で、どことなく鯛に似てます。
ブイヤベースの味付けも悪くないです。冷凍モンとか、そーゆーんじゃない。一応、ちゃんとつくってありますね。
まあ、日替わりランチは、ハワイイというよりも、それっぽいところを狙ったメニューというかんじで、きっと、毎日いろんな料理が楽しめるんだと思います。

このランチが、850円也。
ちと高いような気もするけれども、エスニック系なので、こんなもんか。若い婦女子さんたちを中心に、お昼どきは満席で賑わっておりました。

せっかくなんで、ハワイイらしさに触れておこうと思って、マンゴージュースなんぞを注文。
ん? マンゴーは熱帯地方に行けばたぶんどこにでもあるけれども、ハワイイにもあるのだろうか?
行ったことないんで、知らないんですよね〜。

マウロア

ついでに調子に乗ってデザートなんぞも。
シフォンケーキなんぞも。
ココナッツがふんだんにふりかけられていて、ここは間違いなくハワイイのテイスト☆
これ、なかなかいけます

マウロア


というようなかんじ。
夜メニューもあって、23時半まで開いてるんで、夜カフェとしても使えますな。

パーティ、ウェディング、フラのライブなど、いろいろ展開してはります。





MAULOA
大阪市北区天神橋4-8-14 KAULANAビル2F
TEL. 06-6354-8011
11:30-23:30
HP http://mauloa-hawaiianclub.com/
mapを見る


天満駅前のレトロで不思議なホテル
駅前旅館

出が文学少年のパンク小僧なので、それなりに読書歴は長くてですね、いわゆる純文学というやつは、ほとんど総なめにしておりますです。全集とか、読みあさってたし。

最近は、というか、この10年以上はもっぱらノンフィクションばっかりですな。
だって、最近の小説で食指が動くのって、年に数冊しかないし。
ノンフィクションはね、知らない世界のことがたくさん書いてあるから、食指が動くのが多いのですよ。それでも、ヘタクソな文章に当たると、放り投げてしまいますが…。
なので、薬の効能書きでも、文章に味わいがあれば、読んでますわ、きっと(笑)

さて小説です。
純文学は、存在の意義だとか孤独だとかがテーマになっているものが多いので、そりゃ若かりしパンク小僧にはぴったりなのですが、そういうことが人生上の大きなテーマではなくなってしまった年齢に突入してしまうとですな、娯楽としての文学に向かっていくのですが、これがね、読むに耐えるものがなかなかなくて…。

お話がよくできていても、描写がヘタクソだったり、比喩がヘタクソだったり、要するに観察が浅いのが多くてですね、よくこんなものを恥ずかしげもなく世に出してるな、と。
人間を見る目が浅かったり、キャラ設定がいい加減だったり、時代考証が抜けていたり…。

鬼平犯科帳とかね、やっぱあのクラスのものでないと、そそりませぬ。

と思っていたところ、最近、いい本が出ているのを見つけて、繰り返し読んでいるのがあるんですよ。

井伏鱒二の「駅前旅館」

これ、新潮文庫から新装で出てまして、むかしの本ですから400円。安い!
井伏鱒二といえば原爆ものの『黒い雨』や教科書にも載ってる『山椒魚』が有名だけれども、これはノーマークでしたわ。

昭和30年代頃の東京・上野駅前の団体旅館が舞台でして、そこの番頭さんがね、宿屋家業の舞台裏をいろいろ語ってくれるのですよ。
業界の符牒にはじまって、お国によるお客の性質の違いから、呼び込みの手練手管、修学旅行生の扱い、美人女将を巡る番頭仲間の仁義と生態なんかがですね、勃発する珍騒動の傍らに織り込まれていて、非常に奥行き深い小説で、かつ、滅法おもしろい!

キャラとはお客さんのこと。
ガマ連れとは女連れ。
ハクイ玉は美人のこと。
お客の懐にカネがたんまりありそうなのは、桁深い。
カネのないのは、桁ハイ、もしくはオケラ。
一人客はピンコロ。
酒を飲むのはドジを引く。
食事をするかどうかは、ハクはいいのか?もしくはハクは出るのかい?
座敷はシキザ。
宿料はケタ。
料金の安いところはケタ落ち。
ご祝儀はバッタ。

言われてみると、なるほど〜ってのもあれば、解説されてもわからんものもありますが、こんな豆知識がですね、随所に出てきますわ〜。

オレが社会人になったころにはすでに駅前旅館は駆逐されていて、ほぼすべてが味気ないビジネスホテルになってしまっていたけれども、たま〜に、ありましたね。
泊まったことも、何度かあります。
しっかりした日本家屋で、瓦葺きの二階建てで、玄関のガラス戸が広く開けてあって、左に下駄箱があって、右にはオモトの鉢なんかがあって、正面の大黒柱には大きな振り子時計があるような…。

板間が引き戸で仕切ってあって、カレンダーの下に金庫や小机が並んでいて、見かけはさほどでなくても奥がやたらと深くて、廊下が2度3度折れ曲がっていて、 あちこちに階段が口を開けていて、猫の額のような中庭越しに二階の手すりが見えて、そこにずらりと手ぬぐいが干してあって、迷路さながらで…。

そういう、王国のような場所でですな、井伏鱒二が取材しまくったであろう宿屋家業の番頭さんの生態がこれでもかと盛り込まれ、それを横糸にして、縦に珍騒動が繰り広げられていくという、小説。

涙と笑いとペーソスと酒と女と男と色恋と色恋のバカバカしさと仁義とあれやこれやの入り交じった人情話がね、しんみりほっこりしていて、よろしいのですよ〜。

なんか、少し苦い良薬を飲んだような気分です。

ちょっと寅さんチックなところがあって、こいつを下敷きにしたらいい喜劇ができるのになあ、なんて思っていたら、むかーし、映画化されていたことがわかりました。

主演、森繁久彌(笑)
いかにも、です。
フランキー堺とか伴淳三郎とか、達者な俳優さんが脇を固めて、マドンナ役に淡島千景…。
なんか、『駅前シリーズ』とかって、シリーズ物になってますな。DVD、出てるのかな? 見たいな。

今、3回目の再読に入ってます。



えーっと、前置きが長くなったけれども、小説の話を書きたいわけではないのでした。

天満にね、JR天満駅前、関西テレビの真正面に、不思議でレトロなホテルがありますねん。

「ホテル ダイキ」

ホテル ダイキ


えーっとね、日本家屋ではないので旅館でないのはたしかだけれども、ビジネスホテルというには、外見上の清潔感がなさすぎるというか、関テレの対面という表舞台にあるくせに、漂わせてる雰囲気が連れ込み宿のそれなのですよ(笑)
でも、看板にはビジネスホテルと書かれてますね…。

料金もね、メチャクチャ安いです。
シングル 4,000円〜。
ツイン 6,000円〜。
トリプル 9,000円〜。

泊まったことはないんだけれども、1階のロビー(というほどのもんではない)に喫茶店があるんで、そこでお茶したことはあります。
そんときも、なかなかの体験だったな。
席に座ったら、ホテルのフロントからお声がかかって、ご注文は?と、フロントから聞かれ(テーブルまで来ないんだ。笑)、ホット!ってフロントに向かって応えたら、お会計はこちらになりますー!と、これまたフロントから叫ばれ、フロントまでカネを払いに行かねばならないという…。
というか、食券はないんだけれども、前金なんですよ。
ほいで、たしか250円くらいだったんだけど、1000円札を渡すと、釣りがない、と(笑)
もう、自販機でタバコ買って、小銭つくって、キッチリのおカネ渡すと、フロントのおねえさんが、コーヒーメーカーで1杯だてのコーヒーをつくりはじめるという…。
さらにさらに、無事にコーヒーが運ばれてきて、テーブルで飲んでるとですな、どこからやってきたのか猫がオレの足許をゆるゆる歩いておりましてですな、ひょいとオレの膝にのっかってましたわ…。

もうね、繰り広げられている風景が、完璧に旅館のそれなのですよ(笑)

誰が泊まるねん!って思ってたら、コーヒーを飲んでるあいだ、数組のお客さんが来てはりました。

口コミサイトがあったので、以下、そっからのコメントを転載しときます。
これ読んでると、この宿の雰囲気がわかるかと。
コメント読んでると…、いや〜すごいわっ!

口コミサイトのコメント

関西テレビの番組観戦に当選したので前日乗り込みで宿泊。 JR環状線天満駅、日本一長い天神橋商店街に近くリアルな大阪の下町を感じることが出来る。 下世話で猥雑なれど、親しみやすく良心的な味と価格とサービスを提供してくれる町…そんな中にある無国籍的で昭和の香りのする、いい意味での“安ホテ ル”。 勘違いして頂きたいのは、このホテルは安っぽいのではない。 安くて、安心できる「旧き、善き」アジアの純真を感じることが出来る空間..

1月23日に家族4人で宿泊しました。子供二人は幼児なので布団なしプランでしたが、ホテルの御好意で布団を用意していただきました。有難うございました ^^ 今回の滞在は基本的に【安価&寝れれば良し】がテーマでしたので、部屋の古さなどは気になりませんでしたが、風呂のお湯が出なかったのが残念でした。た だ、近くに味のある銭湯があったので子供たちも珍しがって喜んでくれた為、不満という事ではないです。  評価としては再度利用する気持ちが在るか否かといえば...【在る】ということです。 追伸  非常口を開けたら線路があったのが面白かったです。音、振動に納得..

部屋は広く快適でしたが、トイレを使用したとき、水が長い間流れていて怖かったです。止まらないのでは・・..

立派なレトロ・ビジネス・ホテルです。 タイル貼りのトイレと浴室、畳敷き和室の寝室、靴を脱いで2階へあがるシステム、東南アジアっぽい1階のカフェ・・・。興味の無いヒトには只の古臭いホテ ルかもしれませんが、こういった雰囲気が好きな方には堪らないと思います。 部屋や設備は古いですが、掃除は行き届いていますしアメニティはこのクラスのホテルにしてはきめ細かい心遣いがかんじられますし(メイク落とし洗顔フォー ム、手洗い液体ソープ、ファブリース)、空気清浄機なんかもあって至れり尽くせり。 また泊まりた..

昭和のテイストたっぷりのホテルでした。今回は安価でツインを探したので、備等の古さ等については納得の上で宿泊しました。 部屋に備えてあるタオルがフェイスタオルは1枚も無く、バスタオル1枚しかなかったためフロントにお願いして食事のため外出しました。戻ってみると新たに バスタオルとフェイスタオルがそれぞれ1枚づつ置かれていました。2名で宿泊をするのに人数分用意がされませんでした。(部屋着は4着ありました) 宿泊客がチェックインする前に備品の確認はされないのでしょうか? また朝食をお願いしましたが、正直なところ金額に見合う内容ではないように感じました。 JRの駅は隣接しており地下鉄からもすぐ近くで立地は大変良い..

昭和にタイムスリップしたようなお部屋でした。 トイレは和式、お風呂はタイル貼りで臭いがしましたが… (使ってる最中は臭いが無かったので排水口が原因でしょうか) あと電車の音が頻繁によく聞こえました。 シングルとは言え、大人一人・小学生一人・添い寝幼児一人でもゆったりと広く。 従業員さんは添い寝でのベッドの広さを心配して下さいましたが、セミダブルなので全く問題ありませんでした。 それからアメニティの質の良さを感じました。 トイレットペーパーの紙が柔らかいし、シャンプーリンスを使ったら髪がとてもツルツルに。 どちらの物なのでしょうか? 是非購入して使いたいなぁと思いました。 そして、大阪ならでは(?)の複数のアメちゃん常備! 子供たちがとても喜んでました。 あと清掃がかなり行き届いていました。 駅や商店街の近くにあり、コンビニのお隣りでもあると言うこともあってか、持ち込んだ飲食物のゴミは持って帰るよう促されましたが、絶好の立地・広さ・価 格からしたら従うのが筋だと思い、不満はありません。




これはやっぱり、一回は泊まっとかんとアカンなー。


ホテル ダイキ
大阪市北区天神橋4-5-9
tel. 06-6351-0168
チェックイン 15:00-24:00
チェックアウト 11:00
シングル 4,000円〜
HP http://www.hotel-daiki.com/
mapを見る




天神橋筋の紅茶専門店「西洋茶館」とジッポーの話
映画を見ているとき、小道具が間違ってたりすると、げんなりしますね。

たとえばライターならライターで、第2次大戦を扱った映画なら、アメリカ兵はジッポーを使っていなければならないし、ヨーロッパ人とナチスなら、イコムを使っていなければならん、という具合になります。 どの映画とは言わんけど、そーゆーところが雑な映画を見たときには、もう…。
どっちのライターも、ブリキ板を折って畳んでつくっただけの素朴なライターだけれども、着想は抜群ですな。

で、ジッポーの話。

ジッポーは、輸入ライターが高価でしかも壊れやすいことに腹を立てたひとりのオッサンが、奮発して開発した作品だということになっているんですが、商品名をつける段になって、ジッパーをチャッと引っ張ったときのあの音が大好きだったので、それをひねって、ジッポーと名付けたんだとか。

ブランド名というのは、一度ヒットすればそれ以外のどんな名前もダメだと感じられるものだから、今では、ジッポーのほかにこのライターの名前はどう考えようもありません。

かつてのアメ車のように油を食い過ぎる欠点はあるものの、このライターはまことに有能で、正確で、百発百中で、雨も風もかまうことなく火を起こし、壊れる箇所がほとんどないという、名品中の名品。しかも、安価。

いつだったかの広告に、傷だらけのライターの写真が出ていて、「第2次大戦中、ヨーロッパに上陸した最初の部隊の最前線のアメリカ兵が持っていたライターです」とキャプションがあり、ほんまかいな?と、真剣に考えれば思わんこともないのですが、それもありかも、と思わせるものが、ジッポーにはありますわ。

「カリブ海で釣ったサメの腹を開いたら、ジッポーが出てきた。試しにパチリとやってみたら、火が点いた」なんていう、いやいやそこまでは言い過ぎだろう!なんて広告もありましたが、そういう逸話を語らせたくなるのも、ジッポーならではのことで。

僕は、このライターが好きで、何年となく愛用してます。してますが、始終、落っことしたり置き忘れたりするので、もう何個買い替えたかわからんほどです。

日本サッカーが初めてワールドカップ出場を果たしたフランス・ワールドカップの記念ジッポーは、フランスでワールドカップを観戦中に、飛び跳ねていたら、なくしていました…。

喫茶店に置き忘れなんて、ざら。

部屋のなかでなくしたまま、ついに出てこないのもあります。

でもね、今使ってるやつは、なぜかなくならんのですよ☆

たまに行く銭湯のロッカーに置き忘れたときはかなり焦りましたが、翌日取りにいくと、ちゃんとありました。
電車のなかにカバンごと置き忘れたときも、ちゃんと終点の駅に届いてました。
ライブハウスのフロアでガンガンに踊っていて、気がついたらなくしてたんですが、知らない人が、これは誰のや〜!ってかざしてくれて、無事にオレの手元に戻りました。
こないだも行方不明になりまして、どこでなくしたのかもさっぱりわからず悶々としていたところ、馴染みのタバコ屋さんにタバコを買いにいくと、にいちゃん、昨日タバコを買いにきたときにライターを忘れていったで〜、と。。。

なんでタバコ屋でジッポーを出していたのかすら謎ですが(笑) ちゃんと帰巣本能が働いた模様で、無事、ちゃんと手元に。

これです。7、8年くらいまえに、ジッポー屋さんで一目惚れして買ったのです。
シェル・フェイスで、ロザリオがあしらわれたもの。たしか、ジャスト1万円です。

 西洋茶館


今度こそ、末永く添い遂げてほしいもんです。。。


えーっと、ジッポーの話を書きたかったわけでは、ないのですね(笑)

じつは先日も、とある茶店で優雅に一人お茶を飲んでいたら、案の定、そのままジッポーをテーブルに置いたまま店をあとにしてしまい…。

気づいたのが深夜だったので、翌日、もっかいその店に行ってみた次第。
そしたら、ちゃーんと、お店で保管してくれてはりました☆

そのお店は、天神橋筋の4丁目あたり、JR天満駅から南下して、ミスドのある横断歩道のちょい北側にある、「西洋茶館」。

店名から連想できるとおり、紅茶の専門店です。アンティークな英国調の内装、テディベアまで置いてあって、商店街の雑然とした雰囲気とは毅然と一線を画しております(笑)

西洋茶館

西洋茶館

アフターヌーンティやらスコーンセットなんかもあるから、もう、普通に、英国調をイメージしていただければ、そう外れてません。

紅茶は、あたりまえだけど香りがよろしくて、とても爽やかな気分になります。
最低でも500円以上するけど、3杯分はいけるんで、(ラストはポットのための1杯?)、それ考えると安いですね。
ミルクティを注文すると、最初の1杯をストレートで、2杯目からミルクを入れて、といった楽しみかたができるんで、僕はもっぱらそのやりかたです。

西洋茶館

西洋茶館


婦女子さん同伴ならケーキ注文するところだと、こんときは一人だったんで、さすがに注文する勇気もなく、店の外に出してあるショーウインドウをパチリ☆

西洋茶館




で、紅茶の専門店なのに、そこでジッポーを忘れた?
そう、ここは店内禁煙じゃないんです。
これ、他の人のことは知らないけど、僕にとっては、とてつもなくデカいアピールポイントとなっております☆






西洋茶館
大阪市北区天神橋4丁目6-14
tel. 06-6357-9780
10:00-22:00
無休
HP http://www.seiyosakan.com/
mapを見る


天四には、由緒正しい漫画喫茶「オリオン」があります
天神橋筋商店街にもネットカフェがいくつかあるんだけれども、ネットカフェも出現当初は漫画喫茶でしたわな。
今なんかPC端末どころかシャワーから日焼けマシーンまであるし、もはや何屋かわからん始末…。

さて、天神橋には、由緒正しい漫画喫茶がありましてですね、その名は漫画喫茶「オリオン」。天神橋筋商店街の4丁目、JR天満駅のガード下ちょい南側のビルの2階にあります。

喫茶オリオン

ここは、要するに、まだ大型資本が進出してくる以前の、それこそ、学生街に1軒や2軒はあったであろう独立独歩でやってる漫画喫茶ですわ。
今のネットカフェと比べてもっと違う点は、時間あたりいくら、という料金体系ではない、ということですな。かかる料金は、注文したメニューのぶんだけ。つまり、普通の喫茶店とおなじってことです。
そう、普通の喫茶店なのに、異常に漫画が置いてあるお店こそが、むかしの漫画喫茶なのでした。学生のころは気にしたことなかったけれど、この業態って、もんのすごく回転悪いから、全然儲からないんじゃ…(笑)


まあ、儲かってるのか儲かってないのか、それとも本業はべつにあってここは趣味でやってるのか、なにも知らないけれども、聞くと、30年以上、この場所でやってはるそうです。
2階とはいえ、JR天満駅すぐそばの商店街に店を構えてるんだから、なんぼでも儲かるお店はできそうなもんですが、なぜか30年以上、漫画喫茶です。

すごーく気になっていたんだけれども、なんとなく足が向かなくて、これまで入ったことがなかったんですよ。でも今回、意をけっして入ってみました。

入ってみると、窓際の席からだと商店街を見下ろせるし、なかなか居心地よさそうです。

喫茶オリオン


で、壁に漫画がわんさと。これこれー。これこそ、純潔で正統な漫画喫茶☆
そして、どの漫画も、何人の手によってページがめくられたのかわからんくらいの汚れようで、潔癖性の人だと触れないんじゃないかというくらいの、年季の入ったシロモノ。

喫茶オリオン


ま、僕はそんなことは一向に気にならないので、おもむろに、サラリーマン金太郎なんぞを数冊。
こーやってテーブルの数冊、ドン!と積むのが、漫画喫茶の作法ですな。

喫茶オリオン


んで、ゴハンどきだったので、海老フライとハンバーグのセットを注文しましたです。
というか、ネットカフェじゃなくて喫茶店なので、なにも注文しないわけにはいかないんですよ(笑)あくまで、飲食で商売しているお店なので(笑)

喫茶オリオン


食べてみて、ビックリしたというか、認識を新たにしたというか、そーいえばむかしもそうだったと思い出したというか…、あのね、食べるもんがまともで、しかも美味いんですよ。
冷凍じゃないし、全部、ちゃんとイチからつくられてるし、海老フライの海老なんて安い海老じゃないし、タルタルソースがピンク色なのは梅肉が入っているからで、ちゃーんとオリジナルなんですよ。
普通にここでランチを食べても全然問題ないです!

んで、謎だったのが、食後のドリンク。
ホットだと別料金とられて、アイスだとセットについてくるという…。なぜだ?(笑)
よくわかんないんだけど、別料金を払いたくなかったので、普段まず飲まないアイスをたのんでしまいました(笑)

喫茶オリオン


というわけで、かーなり気に入りました。
しばらく通うと思う。



喫茶オリオン
大阪市北区天神橋4丁目4-10
tel. 06-6351-4423
10:00-20:00
不定休
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